いにしえの人面獣!やつの名はスフィンクス!
「荷揚げは順調だ、明日には次ぎの港に向かえるな」とか怪魚との邂逅[かいこう]を済ませ、海賊王を目指す勢でロメ雄達は堀を渡る。
サイは投げられた!我らは、ルビコン川を渡るのだ!
勢いが重要だ・・勢いだけとは言わないで下さい。
旗を立てるなら[天下一]目指すなら天下布武!
風呂敷は大きければ大きいほど良い・・多分・・。
世界の仕組み・強者と弱者の形。
持つ者と持たざる者、統率する者と率いられる者。
後者は多く・前者は少ない。そう
世界は、ピラミットで出来ている。
・・・・だからと言って、町の庁舎をピラミットにする必要は無いだろう。
人面町5大奇物の一つ、[島の中]ピラミットが庁舎であった。
「人面の歴史上最古の獣の一柱【シーマン】様も『面白い』と言う理由で
住民票を出した器の大きい町長。
それこそが現町長の【スフィンクス】様じゃ」驚いたか?
その前は猿面人の太陽の様な男が全てを支配していたとか。
「第6天魔王様が降臨なさった!」とかで南のアルプス山脈に走って行ったのを目撃されている。、多分尾張名古屋に大返しに行ったのだろう。
(キリンをボコリに行ったのかな?)
繰り上がりの繰り上がりで町長になったのが【スフィンクス】
だが[旅人に謎かけをして、解かないと食べてしまう]事以外は有能なので、
現職をもう何期目?と言うぐらい続いている。
途中の選挙で[お笑い界の刺客]・[土俵に上がり隊]・[歌う町長]が現れたが
全て薙倒して相乗り選挙何する者ぞと、呉越同舟・泥船丘に登らせた。
「お前等の信念は選挙で勝つ事だけか?」
という具合の正論で喝破し、黙らせた偉大なる御方だと信任は厚い。
町の自慢ですね、逆風を追い風に変えただけで偉くなった人にも聞かせてやりたい。
「選挙なんて物はマスメディアの作ったポピュリズムと、切り取り情報の公開で
騙せるんじゃ無いの?大衆は馬鹿だから。
流され安くて、上辺の作りで一喜一憂するのが一般人でしょ?」
一人ひとりの人間は賢くとも、集まる馬鹿になるのは不思議な事です。
思考停止、誰か・何かに任せようとする安易な行動。
生物の共感力が生んだ、群れの本能というべきでしょうか。
[多数決万能説]なんぞは便器に捨てて流してしまえ!糞と同じだ。
「とか言ってると後が怖いからやめてね」
長く続く治政にはそれなりの理由があるんだ、たとえトップが盆暗[ぼんくら]
でも、部下や側近が良く働く・よく働ける仕組みがあるとか、働き易いとか。
それとも本当に有能なのか、政治とは市民には見えない物ですね。
ピラミットの中に開かれた庁舎は、左右に警備の人面犬が立っていた。
その真ん中を、ロメ雄達は止められる事も無く階段を上る。
「あそこに立っとる犬はなぁ、【シーマン】様が反応した奴だけ吠えるんや。
あと自転車に乗った中坊とかにもな」
「嫌な犬だ、非常事態に本当にやくに立つのでしょうか?」
戦時中の特別高等警察の様に、市民を弾圧する為の存在に進化しないだろうか?
いつまでも市民の味方でいて下さいね、弾圧とかしないでね?ほんとに。
「しかし、近くで見る本当にとデカいですね。それに元々ピラミットは墓と言われています、観光地みたいになってるよ」
事実ピラミットは墓じゃ無い説も存在しますし、王家の墓は谷と呼ばれる所に有ることが多いとか、なんとか。
コケッ「なれば我はオシ〇スの天空竜か?それともよ翼神竜?」
ひよこちゃんが羽根を広げポージングを決めた。
いつも以上の力を感じる!レがピラミットパワーか!?
・・・ロメ雄は観光客のようにだらだらと、階段を天空の城を目指すような気分で入り口に足をかけた。
平時は意外と普通の城跡ですからね。雲に包まれる事も無く、普通の城跡なんですよ本当に・・・・・
実際勘違いはありました、ボタンの掛け違い・歯車の噛み合わせ、
まあそう言った物がズレていた事は反省しましょう。
蓄積された油断・勘違いは、いつの間にか平常となって感覚を鈍らせていました。ロメ雄は戦場に、異世界という空間になれすぎていたのかも知れません。
[スフィンクス]は本来ドコにいるモノです?
ピラミットの頂点?それとも迷宮の奥底?
いいえ違う、違いますよ。[スフェインクス]は門番です。
ピラミット・ピラミットと前振りしていましたが、予想された方はすばらしい!
ここから、今回のロメ雄達の旅が山場がやって参ります。
程々に期待してくださいね。




