表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
PR
39/120

みんな友達!タイガーちゃん。

 どんな世界にも頂点と底辺があります、それは食物連鎖や弱肉強食だけでは無い。


 社会にも社長と平社員、平社員とバイト。芸能界にも大御所と二世と無名新人。

高級車と軽自動車、金持ちと貧民。

 

 底辺は底が限りなく深くて広い。

 普通の人には見え無いところに頂点は存在する。


 例えば小さな家庭にも、両親と言う稼ぎ頭・家の名義を持つ家長がいて、

底辺はペットかニートか?それとも収入の無くなった夫であろうか。


 学校にも、天才としか思えない頭の良い人間から、全く授業について行け無い者もいます。私じゃないよ?・・ほんとだよ?


 スポーツの世界なら、メジャーリーグと草野球でしょうか?


 それぞれの学校・・学区にも偏差値の底辺がありまして、頂点は最高学府と呼ばれる国立でしょうか?があります。

 

 では人面町の底辺が、今この瞬間にも電柱に匂い付けをしている人面犬ならば、

頂点は何者か?私はその時まで何も知らなかったんです。


 

「それでや!コレが人面猿と呼ばれる殿さんが作ったと言われる城や!」デカいやろ。


 そう言う犬の前の堀には人面魚[鯉]が泳ぎ、落雷があったと言われる樹木にも 良く見れば人の顔に見える模様が・・・


「なるほど・・」

 この町の派手好きな住民達は、とにかく巨大なモニュメントや奇妙な物乱立させて町を飾っている。

 

 町の中心に有る巨大な城は夜にはライトで照らされ、その天守閣は夜には巨大な スクリーンにもなる。

 西洋の門と塔を組合わせた独特な電波塔、太陽を睨む巨大像等々。


 不思議な事も無さそうなこの城も、平和な町の中心に存在して何と戦うつもりだ?と思わせる所が不思議なのでしょうか。


 外の世界から来たロメ雄から見ればクモの巣状でも碁盤の目でも無い町は、

 住人達が面白い物を取りあえず詰め込んだ、おもちゃ箱かお子様ランチ。


 合理や効率を一部取り入れて、失敗したピカソのキュビズムをどこか感じさせた。


 向こうでは太鼓を叩く紅白の立像・金で出来た裸足の子供が『足裏を撫でろ』と

足を投げ出し、巨大な蟹がワサワサと壁に張り付いています。


 張り付いた蛸は看板からはみ出し・金の竜が舞う、器から湯気が立ち上るのは名物[うどん]とか。

 

 ようやくロメ雄は、ここが異世界なんだと思い知らされた。

実際、現実ににこんな面白い町が存在する筈が無い!・・・よね?


「お兄ちゃん、飴あげる」

 町を歩く帽子の少女がリュックから飴を取り出して、飴の乗った手を差し出す。


 キョロキョロ周囲を見ながら、田舎者丸出しで歩いていると本日4人目の飴ちゃんのプレゼントをもらう。


 マスクの格闘家がお菓子をまいて、子供達を喜ばせる町。

お菓子の家は聞いた事が有りますが・・可笑しな、お菓子の町と言う訳でしょうか?それにしても・・・


 この人面町に普通の少女が?見渡すとランドセルやリュックサックを背負った

 少女がチラホラと歩いています。

 人面動物のサファリパークには違和感しかない、大丈夫なの?


「兄ちゃん、可愛いからってお持ち帰りは犯罪やで」


 白い帽子の少女では無いのだから、可愛いからといって幼女を誘拐などしない。

『お持ちかえり~~~』は犯罪なのだ。


 紳士は幼女にはNoタッチなのです!付いて来る分には・・・・ぐふふふ。


 白い帽子の代わりには、ゾンビ鶏のひよこちゃんが頭骨に爪を立て鎮座している。決して変わった帽子では無いのだよ。

 

 不審な顔をする人面犬は、少女にもらった飴をバリバリと噛み砕く。

飴を噛み砕いて食べるタイプの・・・おっさんか?


 犬の言う事には、少女達は背負った物で[リュック]、若しくは[ランドセル]

と言う種族らしい。


 町では人面ランドセルと定義され、日中は大体サーベルタイガーの

[人面サーベルタイガーちゃん]やタスマニアタイガーの[人面タスマニアタイガーちゃん]と共に散歩している。


 虎は友達、わかります。

 海だって泳げます、強くて格好いいお友達、わかります。


[友達]たちは今、町技の野球で[タイガー〇]達が試合をしているので

ランドセルちゃん達だけが町にいるのだとか。


[ランドセル]達が被る羽根の付いた帽子は、何かを思い出させる。友達・・フレ?・・・・頭痛が・・くそっ・・鎮静化された。



「サーベルタイガーとタスマニアタイガーは確か・・」

 絶滅したハズだ・・・そんな・・絶滅だと!?。

 

 異世界だから違うのか?優しい世界なのか?

 それにしても人面タイガーとは怖い?それとも面白い?

 っと、電気屋のTVに縞々のユニフォームを着た少女達が。


「我らの[タイガー〇]めちゃいいやろ!サーベルちゃんは二刀流なんや!」


 投手と打者を両方をこなす選手ですか、攻めも守りも両方イケルとは中々。

男女問わず人気のある二刀流のサーベルちゃんだ!・・・


「じゃぁタスマニアは外人選手?」

 明らかに虎種とは思えない少女はお腹のポケットからガムを取り出し、

 風船を作っては破裂させていた。

 明らかに現代人のしないガムの食べ方、絶滅種でしょうね。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ