ゾンビと、おかしな人面犬。
同じ近所の仲間同士で写真を見せ合っているだけでは無いでしょうか?
小さい世界で・閉じたグループ内で、自分公開する事に満足出来る程度の
人生と器になってはいませんか?
機械が新しく便利になっても、使う人間は進化していない悲しさでしょうか。
流行りが好きなのか、流行りに追い付いている自分が好きなのか。
せやな「つまらん事言ぅたスマン・・・で『金貸して?』」
汚いパグのような顔で上目使いが通用するか?しないでしょう?
たとえ喋るパグだとしても金は貸さぬ。
[愛降る]にでもいきなさい、年利十一%ぐらいで貸してくれるとおもいますよ。
若しくは、金を借りても犬の飼いたい中年のパトロンをさがしましょう!
いくら言葉が話せても・・・『白くなければ、価値は無し!』
と言うではありませんか。
西人面町を、ワイワイくだらない事を言いながら歩く。
途中で人面あんパンと人面トーストを買った。
(中々・・アバンギャルドな移動販売車でした、パンを配っていたオジサンもいい人そうです。経営は大丈夫?と思いますが・・・)
「ほっほほほっ大丈夫じゃよ、最近は大陸カゼやなんかの補助金のお陰で
[毎日6万猫が支給される]んじゃよ」
・・・・・私はなにも聞かなかった・・いいね?
「だいたいパン屋だから、夕方の6時や7時には閉めるんじゃ。少し前にイートINスペースを作ったお陰で、飲食店扱いになったお陰かのぅ・・通常の利益+で・・」
もういい・・それ以上は駄目です!絶対らめぇぇぇ!
・・・・・・・・
それでも子供達には無料でくばる行列の出来るパン屋さん、素敵!。
もちろん私は大人だから、仕事と物に対しては正当な報酬を支払った。
中々良い仕事です、どこか懐かしい形と顔を食べるという行為は、メランコリックが襲ってくる予感!
そう『ボクの顔を食べて元気になってね!』
と言われているような懐かしい味でした。
人間は生き物を食べて生きる生き物です、ソレを小麦のパンで有りながら教えてくれる、ありがたい・ありがたい・・
「この世の食物に感謝を込めて『いただきます』」手を合わせ、顔面にかじりつく。
・・。おっと!大事な物を忘れていた!
この[グルメスパイサー]でチーズをグリグリして・・
パクリ・パクリと味わいながら口に放り込んで平らげて。
乾いた喉を人面梨の汁でうるおすようにすする。
ナシ汁ぷしゅ~美味いなっし!
「でぇ?君ら何しに来たん?まさかと思うが・・・」
(こいつらどっかのスパイか?最近物騒やし、間抜けそうな顔しとるけど、
以外と鋭い所もあるなっし)
「ちょっと観光かな、色々有って」
(いつも観光って言ってますが、このタイミングでジャブ?
春節祭で爆買いしに来たと期待されているのか?金の亡者ですか)
私が[グルメスパイサー]と言う名の、手の平でパン屋さんの犬を撫でているのに。
初対面の時にも『金貸して』って言って来たし。
確かに今の私は小金持ちではありますが、この犬は鼻が効きますね。
「観光言ぅても、ここには珍しい物なんて無いで?」
(それでもアイデアなり著作なりをパクって行くのがスパイやけどな)
「私から見れば珍しい物しか無いけど・・まあ似たような物は他にもあるからなぁ」(何を買わせる気でしょう?人面人参?人足大根[セクシー]?
そんな秋の珍百景は以外と全国にあるので・・)
「他にもある?・・似たような物?」
(尻尾を見せよった、パクっておいて後から商標登録するやり方はもう見飽きた!
ガン〇ムもキ〇ィちゃんも日本発祥だ!やっぱり肖像権と知的財産権が狙いか!)
(なら質問を変えてみるか?)
「あんたらの所、今はどんな物あんの?」
(なんや?今度はなにをパクるんや?狙いは何や言うてみぃゲームかエンタメか?、日本酒?甘い苺の作り方か?日本ブランドも種も、何一つ渡さんぞ!)
薬はいらないしシャンプーもしない。ひげそりも洗剤もいらない。
ゾンビだからヒゲは伸びないんだ。
「鈍器と松木よ・あとはドヨバシはある、まあ無い物と言えば上司の優しさかな」
(家電も薬も便利道具もいらない、この村ではなにも買わぬ!)
(けっ・・上司の優しさが無いのは全世界共通常識や!全国共通お米券や。
ジョークのつもりか?こいつの監視は強めるとして・・・コイツこっち側の奴か?)
実際はこの町の人間に協力をお願いしたいわけですが、
ゾンビ一匹と・・にわとりとで、この奇妙な町の住人を説得するにはどうしたらいいんだろうね?
う~ん、取りあえずは、
「ここの・・この町・・この町にもやっぱり町長とか代表とかいるわけ?
どんな人面の・・ヒト??ちょと挨拶して見たいんだけど・・」だめかな?
町と言うからには代表がいるハズですよね、古くは弥生時代から人間は集落を作り交易をしていたらしいですし、ならお互いの町を代表する者もいたハズ。
知的生物群は猿でもリーダーを持つ、この奇妙な町でも代表がいるに違いない。
「代表に合いたい?・・自分アポでもあんのか?」
(なんやて!コイツ町長暗殺も狙っとんのか!キタか!キタの奴か!
顔にVXでもヌルヌルか?)
「アポイントメントがいるかぁ・・・やっぱりなぁ」
(犬の目が変わった?まさか私の正体とか目的に気が付いた?まさかなぁ)犬だし。
「なあ自分、ドコから来たん?『木の股から生まれました』や無いやろ?
まさか草群からいきなり出て来たやつを、いきなり町の代表には合わせられんよ。
ほんまに怪しい奴!チュウわけやな」チュウでもキタでも油断できんが。
・・・空を飛んで来たとは言えないですよね、それに住所は・・・神殿?の位置も知りませんし、取りあえずは、
「『北の方から飛んできた』そう渡り鳥のように、黄色いハンカチを見つけにね!」
「北・・キタ、黄色い?(黄砂?)・・渡?・・」
(コイツ間違い無い!・・なか国と北の暗殺者や!間違い無い無い。
スパイで殺し屋か!オレが間抜けなパグにでも見えたんか!馬鹿にしよって)
(まあええわ、ウチの町長がこんな間抜けにやられるか!何せ全ての勢力を敵に回しても戦って勝った御人やし。
見て驚け!そして尻尾を巻いて帰るんやな『日の落ちる国』へ)
ロメ雄達のうしろ、数m離れたところにひよこちゃんがいた。
スキル[人見知り]を発動中である。
一人と1匹の会話を遠巻きに見ながら(こいつら阿呆か?)と呟くも、目の前のみみずをつついている。




