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適当ゾンビのバーナム効果。

 上空で英雄の気配を探っていた彼女は、急に現れた邪悪な気配に急行、

そして空で羽ばたくロメ雄と遭遇したとの事。


 ひよこちゃんの第2形態体の変化と山を越える鶏声、そしてして・・・・

その本人は今(私は只の鶏です)と草群に紛れ小石を摘まんでいる。


 こっちを見るな!と背中から気配で語りながらなんですよ?

 困った鳥ちゃんですね。


「・・えっと、あの・・そう!私は不死者じゃなくて・・」

 悪魔のフルーツ・・は言い訳に1度使いましたし・・不味いはず、悪魔だけ。

 ならば違うバージョンを・・閃け~~ひらめけ~~~・・・・・ひらめいた!


「その・・!私は竜滅魔道士[ドラゴンスレイヤー]の力でドラゴンゾンビを喰らった屍竜魔法の使い手。

 ギルド・チキンテイルの[タイラー]と言えば結構有名なんだぜ!」と言ってみた。

どうでしょう?


・・・?・・「[何たらテイル]と言う名は聞いた事がある・・かも?・・

ドラゴンスレイヤーは我々北欧至高主義者の間では有名な称号だが・・屍竜魔法?

聞いた事も無い」


 戦乙女は眉間にシワを作り、疑いの目を向けたまま首をかしげた。


「 ま・・・・マイナーな魔法だから、竜の持つ属性を食べて強化する様な魔法だから知らない人も多いと思います。

 他にも鉄を食べたり、空気食べたりする魔道士もいるぐらいの・・屍を食べるオレみたいなのもいるのさ」キラリ☆


 取りあえず、ドラゴンゾンビを食べて魔道士になった様に訴えた。


 警察からの上告は棄却された、当然だ[疑わしくは、罰せず]。

法治国家の大前提の一つは異世界でも通用するはずだ。

[推定無罪]言い言葉です、冤罪ばかり叫ばれる昨今の社会に聞かせてあげましょう。



「確かに不死者には無い知性が見える・・な、だがぞの邪悪なオーラは見逃せん。

悪はどんな存在であれ、その物を許すは出来ぬ」


 不死即斬と悪即斬、二枚看板とは流石は戦乙女です。

幕末の京都守護隊のですか、私はロメ雄は善良なゾンビですよ。


 普通の社会は、裁判もせずに私刑は許され無いはず。

ふぅ・・(悪魔のフルーツを名乗らなくて正解でしたね)


 さて、どうすればこの場を乗り切ることができるでしょう。

 少なくとも会話のテーブルに場所を動かせたわけですが・・根気よく説得と交渉をする時間はなさそうです。


「疑うなら、私の力の一端をお見せしましょう。そうオーラを見る力を」

 心正しい者と悩みを持つ者だけをだます、占い士の御技を見よ!


 むむむむ・・・気合いを入れ両手の平で△を作る。その指の間から[戦乙女]

を覗くうむむむ・・・

・・溜めと相手の呼吸をさぐるのだ。乙女の興味をコチラに引き付け、目・口元等を観察する。


 あなたは今、迷ってますね・・仕事?上司?・・運命ですか?」


!「何故それを」目を大きく開き口調は明らかに動揺している。

 ロメ雄はバーナム効果を利用した!効果は絶大だ。


「あなたは、運命にまよい・・・そう仕事に疑問を生じ始めてます」チラッ

 

「しかし自身のお立場・・・戦乙女という職業がソレを無理に抑えようとしているのが見えます」


!!!


「そして・・あなたは真面目な性格で、仕事をこなそうとすればするほど

現実とのギャップに苦しみ、そして相談する相手もいない」


「あ・・当たっている・・」


「大丈夫です・・あなたの苦労はきっと報われ、いつかあなたの思いは報われます。あなたの生まれ持つオーラがソレを語っています・・」


 真面目な人間ほど馬鹿を見るのは、どの世界でも同じです。

 それは服装や身だしなみを見れば解ること、後は適当に表情を見ながら空気を読めばオーラ診断ができます、まったく単純な仕事ですね。

 

 大体、真面目な人間か遊び人かなど、服装や身だしなみに出ます。

 そして仕事で苦労していない人間なんていない。


 相談出来る人間が居ないから、こうやって欺されるんですね。


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