ゾンビの脳に雷鳴が、まさか!そんな事が!改
駄菓子屋を出たあと、白衣河童の研究室に案内された。と言ってもほとんど片付けられ、日焼した後のある机と椅子、壁には何か貼ってあったようなあとだ。
国から地図を持ち出したシーボルトじゃ無いけど、そこまで警戒されるとショックです、ゾンビショックである。
この地域の地図くらいは・・と思ったんですが。・・・地図?
「なるほど、時々陸に上がるから山童と勘違いされたりするんですか」
昔は乾燥対策の一つとして、涼しい夜中心に活動し、その上水草を纏っていたから、遠目には毛むくじゃらに見えたと。
「この国の明かりや動力源は何をつかっているのでしょう?」
そう信号機や部屋の明かり、ラジオやTV。電力を使っているようだが水力発電?
「ま・・そこは河童の秘密と言う事でお願いしますよ」ははは。
誤魔化された、それにしても二酸化炭素の少ない社会である。
水中であるから二酸化炭素は即、呼吸に関わる。その為あちこちが草や藻、苔で包まれ、光が定期的に与えられている。
『二酸化炭素排出率ゼロを、目指して!・・・』
わたしロメ雄は否定も肯定もしません、ただ・・・不自然だ・・とは思いますが。
町一つ空気が自己完結しているシステム、とにかく河童の秘密が多く、何を隠しているのか、気にしても仕方無いけれど。
社会システム、三権分立、民主主義、法治国家。どこかの神は見習って欲しい物です。
「ではペット事情とかどうです、私は猫って生き物が大好きで・・・猫の嫌いな知的生物はいるんですかねこの世に」
そう猫は紀元エジプトの時代より愛されてきた家族である。
猫が鼠を狩る小さな狩人であれば、犬は地獄の番人とされ、恐れ忌み嫌われている。
つまり猫最高・猫最強というわけである。
「・・・ペットですか・あのニャーニャー鳴く・・・そもそも動物が動物を飼うと言うのは、歪んだ文化だと思えませんか?」特に猫、あれは水を嫌う。
我々河童とは相性が悪いのです、だから河童はあの愛らしい動物を遠くから見ている事しか出来ないのですよ。残念ながらね。
「ペットと言うわけではありませんが、犬はいますよ。こんな沼の底でもね」
そういうのに併せてか遠くで「わおーん」と犬?がないた。
この事件・いえ、陰謀の全容が見えて来ました。
この河童達の思惑、そして多くのなぞ。それらを全て回収する真実。
私のゾンビ脳にピーンと答えが浮かびます、真相はいつも一つ!
「一体なんだね、[河童の横町]の組合長とは言え、ひまな身分では無いのだよ」
「そうですよ、関係者全員を集めて下さいとは・・一体何の話しです」
[はいから]な事務官河童と組合長河童がようやく現れ、存在を出す。
さすが海外経験者の事務官、少し前ならザマスと付けかねないほどのセンス。
「まあまあ、お客さんの頼みですし。それに元々は[組合長]の指示で、この方をお世話していたわけですし。一つ話しだけでも聞いて見ませんか」
小柄河童はやれやれ顔で室内を見回した、室内にはロメ雄・ひよこ・組合長・
小柄河童・事務官・白衣河童が集められた。
「ですが私には何も関係無いのでは?」
白衣河童は事務官を細くのぞくと、面倒臭いとばかりに肩を下げた。
「忙しい中、今日は集まっていただき、ありがとうございます」
まずはロメ雄が一礼をしてそれぞれを座らせた。
「これからぜひ、私・ロメ雄の推理を聞いて戴たいのです」
まずは緊張した舌を湿らせる為、机に用意された水を一口含む。
コップはそれぞれ5個、水差しが中央に置かれている。
!・・!??ウッ・・ウグッ!!
「どうした!君、大丈夫か!」
いきなりぶっ倒れたロメ雄を前に組合長河童が取り乱す。
「これからコイツには大事な仕事があると言うのに!大丈夫か、オイ!」
・・・・・・
「ダ・・駄目です、呼吸・脈拍共にありません。完全に死んでいます、こ・コレは!」
全員が見守る中、事件は最初の犠牲者を出した。
「殺人事件だと!この私の見ている目の前でか!」
小柄河童はその場の全ての人物に目を配り、用心深くロメ雄の周囲を探る。
次回、ロメ雄の推理が爆発。事件の真相はこれだ!




