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異世界で目が覚めたらゾンビだった、死にたく無いのでお金を貯めて復活したい。  作者: 葵卯一
次の舞台は多分海、きっと海になると思う。
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やっちまった・・カッとなってやってしまった・・反省はしている、今後このような事はしないよう努めます。

「は~~生き返る・・」まぁ本当に生き返りはしませんが。

ソンビとしては、1度言って見たかったんです。


「なぁ、ゾンビ出汁とか出てないやろな?」

「そうなればお前もゾンビだ、喜べ!」

「・・・そやな、けったいなゾンビ見てたら、それでもええかと思ってきたわ」


「馬鹿を言わないでください、ゾンビなんて良いことは何も無いですよ」

 死んでゾンビになっても、何も良いことは何も無いのですから。

・・・「大丈夫ですよ、ソンビ的ウイルスも温泉のお湯で死ぬ筈ですから」

「さよか」器用に頭にタオルを置いてホゲーーとしている。


・・(まてよ?温泉のお湯でウイルスが消えるなら・・私、死ぬんじゃないですか?) 飛び出して手足を確かめる、うん!良し、ちゃんと動く。


 どうやって動いているのかすら分からない体ですからね・・?ゾンビってなに?

(なんて哲学的な事を考えても仕方ないです、実際動いて歩いて考える事が出来るのですから、

後はお湯の中に流しましょう)


「・・・出たり入ったり、忙しいヤツだな。温泉は落ち着いて入る物だ」

「すみません」湯気の向こうの誰かに怒られた。

みんなが入る温泉のマナーは守らないとね。


・・・「ってだれ!」いつからいた!

「だれ・・とは、不思議な事を言う。この温泉の持ち主を知らんとは・・お前、新入りか?こんな所まで入り込めるとは・・よほど変な死に方をしたのだな」


「ま・・まぁどんな死に方をしたのかは憶えていませんが」

 気が付けばゾンビだった者で。


「ふむ?・・基本、海で死んだ者は熱を嫌う。水死、溺死、その他諸々。水と湯は似て非なる物だからな。しかし、蟹漁師は違う。漁をして汗を流せば風呂に入りたくなるのはどこの世界でも同じだからな。」


「あっ・・私、一応[蟹漁師]らしいです。だからでしょうか?」

「・・?そんな感じはしないが?・・お前の魂の鎚はどこだ?蟹漁師なら常に帯びているだろう?」


「一応あるんですが、その・・熱がりで、水の所に置いているんですよ」

 マグロの目が、『蒸しマグロになってしまう!』と訴えていたので、少し離しているんです。


「それは・・初解のことだろ?通常の魂砕鎚に戻しておけばいいと思うのだが?」

 通常の・・・というのは、あの小さな金槌の状態の事でしょう。


「私の武器は・・ちょっと特殊で、ははは」冷凍マグロなんですよ、とは言えない。

「・・少し見たいな、見せてみろ。入浴料だ」

 その声が近づき・・近づき・・って、顔長!頭変!私も変ですが、声の主はなんというか、

人間じゃ無く・・何?


「私を見て驚いてどうする?お前達の主人、海人の王である竜王・の子供の一人。

次期竜王となるだろう、この私[竜王の落とし子]を」


「何や?デカい竜の落**」犬の口をふさぎ黙らせる、多分その名を言うと面倒な事が起こる、

そうゾンビ感が反応したのだ。


「・・無礼な畜生め、だが犬畜生の鳴き声に一々腹を立てる私では無い。不問に付す」

「犬畜生とは言葉やな!このウマ畜生が!」


 おいやめろ!確かに竜の落し子は、文鎮とかお土産でも見るし、乾燥させて喰ったりするけど、

サイズが違えばメダカも怪魚になるだろ?


「ウマだと?この私が?海ウマだと??・・犬、海で死んだ者は等しく竜王の庇護にあるとは言え、無礼が過ぎると・・」


「ワシ、死んでへん。竜の落し子の下に付いた事も無い、偉そうなのは名前だけにしとけよ」・・

確かに、弱そうっていうか、温泉に入れる竜の落し子にしか見えないけれど・・?


「?死んでいない?だと?オイ!蟹漁師、どうなっている?生者がなぜ死者の世界に」

ゴツッ・・やっちまった、振り向く前に竜の落し子の頭をやっちまった。

面倒な気配を感じたから・・(面倒臭い・やっちまうか、的感覚で殴っちまった)


「犬、撤収だ!帰るぞ!」

「なんでや?竜王に一撃入れるんやないか?」

「だから、今やったんだよ!」


 次期竜王・竜王の落とし子、これは有る意味、ほとんど竜王でしょう?

つまり、今、私は[ほとんど竜王に一撃を入れ、倒した]これが事実です。


 むむむむむ・・そやな!

私の背後で納得した犬がブルブルと水を飛ばす、「やめるんだ、地面が濡れるでしょ」

ロメ雄が細工している物を台無しにしないように注意。

「これは必要な事なんです」


「・・なにやってのや?・・・ぱかちゅーb?」

地面にウマ耳と小さい丸帽子・耳ガードを付けた美人の落書きを残す。


『ごめん!探し物してたら明日宝塚だった!ちょっとぶつかったけど怒んなよ!』

「・・・ロメ雄、お前・・この絵の子のせいにする気か?」


「いいんですよ!ゴルシさんならきっと有り得ますし、この・・竜の落し子も美人がした事なら許すはず。もしなにか文句を言うなら、こいつは自分が美女を許さないクズだと周囲に宣伝するようなものです」

 漢は美女のする、うっかりは許すもの。特にゴルシクラスの美人に踏まれるなら、

それはご褒美でしゅ!


 取り合えず、同じ?ウマという事で美女を見れば怒りも冷めると思います。

やはり今年はウマ娘ですから。

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