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異世界で目が覚めたらゾンビだった、死にたく無いのでお金を貯めて復活したい。  作者: 葵卯一
次の舞台は多分海、きっと海になると思う。
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親分?おやびん?ドンパッチじゃない?

「ぬぁにぃ~~~」

 気が付けば、私は土下座のような形に固められ地面に迫っていた!


(こっ!これは、アタル版マッスルスパークの形!?)

背中に張り付くマグロの凍身、このままでは地面に激突して、胸にAの形が刻まれてしまう。→→→!

『決った・・冷凍マグロを踏む愚か者には、相応しい最後だったな』

「そうですよ!ゾンビじゃなければ死んでいますからね!」


・・・尾びれで立上がるマグロを前・・横?に瓦礫から立上がった私。

胸びれを立てているのは威嚇か驚きか?


「アレは緊急事態だったんです、リベンジャーしなければ二人して死んでいましたよ

アナタだってそのまま解凍~~短冊切り===食卓は困るのでしょう?」

 自ら凍結したくらいですからね、目的があるはずです。


『・・マグロの気持ちが解る者・・か、確かに私にも、やらねば成らぬ使命がある。緊急事態か・・その言葉を信じ今回だけは許そう、今後マグロを足で踏まぬと誓うならな!』

マグロは私の返事も待たず、自ら凍り付いていった。


(私だって食料を足蹴にする事は許せませんからね、誓いますよ)

子供が真似しては困りますからね。


 それにしても良く飛びましたが・・どこですか?

「そりゃぁ、まだルルイエ==ソサイティーの中やで」


「犬!無事?だった?か!」

 私とマグロの和解を背後で観察していたような犬が、あきれたような顔で目を開き口から

よだれ・・・はいつもどうりですか。


「なんやその疑問符は、無事も無事・・ゾンビがマグロの背に乗って飛んでるのを見るまではな!

自分の正気を疑ったわ!」


「確かに、この不気味な曲線と落ち着かない角度、黒の歪んだ墓石のような石と

日光に反射して光る鈍色は脳に来ます・・・」


 禍々しく歪にゆがみ、原初の恐怖を示すような、名状しがたい冒涜的なアレ。

言葉に出来ないほど奇妙で、不快なアレですね?


「・・・それ以上に、飛んで行ったロメ雄を探して走ってたらな、空飛ぶゾンビが、

空中をマグロに乗って・・まぁいい、そっちも相変わらすやな?」


(澱んだ虹色の空を飛ぶマグロと私、さぞや絵になったことでしょう!)

挿絵よろしく!。


「まぁ・・珍しいもんだったな、ところでお前ら、侵入者ってのはお前らの事か?」

 頭・・髪型がウニのように尖り、その先の鈴。眼帯の下に開いた鬼のような口。


「「真逆!そんな!!!」」オヤビン!オヤビンがいる!

「ドンパッチおやびん!」


「あぁぁんんんん?」

 あ、やばい。おやびんでは無く、親分だ。反社系集団・・極的な集団の親分だ。


「いえ!失礼しました!どこかの組の組長と似た方でしたので、つい懐かしくなってしまい

申しわけございませんでした!・・侵入者ですか?ハイ、見ました!西の方に走って行きました!」


「・・・てめぇ、嘘じゃねぇだろな?・・冗談やオレを欺そうって事なら・・なます切りにして

蟹の餌は覚悟しろよ?」


「ハイ!ワタクシが侵入者です!勘違いしておりました!」

蟹の餌はいやだ・蟹の餌は嫌だ・蟹の餌は嫌だ・・・・・・・


 三白眼の目がロメ雄を見下ろし、視線が頭から足元まで下りる。

「・・そうだろうな、ならこれからオレがどうするか、お前・・解るか?」


 ゆっくりと腰から抜かれた金槌は、無理矢理伸ばされたように刃が割れ、歪なノコギリのように

尖っていた。

ははは「やっぱり、戦って示す。。。ってことでしょうか?」


「分かってるじゃねぇか!」

 牙のように尖った歯が並ぶ口が開き、振り上げたノコギリのような刃を下ろす。


「地面が裂けた!?」衝撃が空気を裂き地面を削り爆発する?

・・(むり、戦うとかそんなレベルじゃない)


 歩く暴風、立っている災害、ゾンビが立ち向かうような相手じゃない。チラッ

(・・犬好きならあの人面犬をお供えして・・)


「どうするんや、アレ。ドンパッチやのうて、爆薬やで!それもすでに火の付いたやつや!!!

て、お前!」

 犬を抱え、そ~~っと差し出してみた。


・・・・親分は無言で振り上げたノコギリを振り下ろし、ロメ雄を犬の居た場所が陥没する。

「ふざけてんのか?」鬼のような目は避けなければ死んでいたのが確実、

ヒトが死のうと、どうでもいいって顔でした。


 ならば手段を変える!人面犬、キミに決めた!

「断る!」

・・・なら、行け!おれの友達、人面犬!

「断固断る!」


・・・「なぜです!バトル方式を斬り合いから、モンスターバトルに変えるだけで無事にこの場を収められるんですよ?」


「その場合、ワシがやられてお前だけ無傷って事かやろが!」

チッ、知ってましたか!なかなかの知恵者め!


「・・・もういいか?」

 親分はつまらなそうに刀を振り上げ、私の頭にソレを落とした。


 「危ない!」


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