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SOUL EATER  作者: コーユー
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第16話 SIDE;B「誘い」

こちら側の主人公もやっと名前が・・・・

SIDE;Bの主人公はパンのお話(3話目)の時の主人公です

では、本編をドウゾ。

体育館は、校舎から少し離れた位置にあり用の無い生徒は滅多に近寄らない。


入り口に何人か生徒がいるだけで他に教師も見当たらなかった。


そいつは生徒の間を通って中にはいっていく。


―何しに行くんだ?


同じように生徒の間を抜けていこうとすると、中に見知った顔を見つけた。


目が細くて、ハゲで(本人曰くスキンヘッド)、仏頂面。


「野田」



声に生徒は振り向いた。


―むぅ、やっぱり迫力あるな…


ガタイがいいこともあって中々威圧感がある。


「…ドモ」



その上無口だからなおさら他の生徒に恐がられる。


「中に用ですか?」


「あぁ、ちょっとな」


訝しげに中を覗き込む。


「誰もいませんよ」



他の生徒が答える。


―何?


「中に知り合いがいる」

とは言わずに

「先にきちゃったか」

とつぶやく。


―あぁ、最悪死ぬのかな…

入り口付近で急に恐くなってきた。


中にいるはずの奴は、知り合いの顔をした化け物…昨日はうんよく抜け出せたけどおそらく今回はやばいだろう。


ぎぃぃぃぃぃ…


重いドアを開ける。


「野村先輩」


野田の声に振り替える。


「部活の件考えてくれましたか?」



―部活?


なんのことだかわからずに一瞬考えたが、すぐに

「軽音楽部」

のことだと思い当たった。


何でも部員が足りないから、誰でもいいから入ってほしいんだとか。


「二年より、誰か一年入れろよ」


「一年は、大体声かけました」


―おまえが誘ったんじゃ『脅し』だ。


「そうだな…俺のクラスの相川って奴の妹が、音楽好きらしいぞ」


「ホントですか?」


「本当だ」


少し早口に答える。

「じゃな」


軽く挨拶をして中にはいる。


ぎぃぃぃぃぃ…

ドアが重そうにしまった。


「コンニチハ」


「よお」




SOUL EATER 第16話SIDE;B 「誘い」


挨拶を返す。

そいつは知り合いの顔をしていた。

「わざわざなんのようかな?まさか―」


「その顔を今すぐやめろ」



ことばを遮る不満そうにそいつは顔を片手でおおうとすぐに手をどかした。


その下にはすでに違う顔―二十歳を少しすぎたぐらいの女の顔になった。


「真っ先に…君を殺そうとしていた」



いきなり語りだす口調は、完全に女の声だった。

「野村 勇二…」


「なんだよ」


いきなり名前を呼ばれた。

二十歳ぐらいの女の声で。

・・・・ちょっとうれしかった・・・・か?

「君はいつもふざけているけど、いざというときの行動力は素晴らしいようだ」

体つきも女になったらしく、全体的に丸みを帯びていた。

「そりゃどうも」

不満そうに返事をする。

「斎藤家での君の行動・・・あれは予想していなかった」

・・・・あぁ、とっさに突き飛ばしたりしたよな。

「そこで・・・・だ」

腕組みをして俺を直視してくる。

「君は見逃してもいい」

「何?」

「その代わり」

目つきが鋭くなり、俺の体を射抜く。

「手を組まないか?」

口の端が「クイッ」と上がった。

それは、斎藤の家で、斎藤が見せた笑い顔だった。

以前の斎藤なら決してしなかった顔。

歪んだ笑顔。

「どういうことだ?」

喉がカラカラと渇く。

背中はいやな汗をかき始めている。

「何、簡単なこと」

ペた、ペた、ペた・・・・

ゆっくり歩きながら話を続ける。

「君は私に殺されない代わりに食料を確保する」

「食料?」

「そう、イキのいい人間」

「・・・」

「何、毎日食うって訳じゃない・・・一週間に一人か・・・少ないときは一ヶ月に2,3人で良いんだ」

視線は俺を見ないで、天井を見ている。

「そんなこと、協力するとでも?」

精一杯の抵抗をしてみる。

頭の中ではこの誘いを受け入れるか、拒否するか、思考が暴れている。

「するさ」

いやにあっさりと問いに答えた。

「なぜ?」

「その質問はそのまま返そう・・・なんで、君は私を追ってきた?」

先ほどの鋭い視線ではなく、どことなくやわらかい・・・子供のじゃれあいを見ているような目で俺を見ている。

「・・・」

その問いには答えられなかった。

なぜ?

それは俺も感じていた。

何でここまでこいつの後をつけていたのか?

無視していればそれで済んだことなのに。

わざわざやっかいなことに首を突っ込むなんて・・・

ちっぽけな正義感のためか?

それとも、こいつと手を組むため?

なんでだ・・・・・・・・・・?

なぜ・・・?




・・・・・・

・・・・・・

・・・・・

・?

・・・????

・・?

・・・・・!!!!

「ククク・・・」

思わず笑いがこみ上げる。

「?」

「ククク・・・ぷぷ。。。はぁーはっはっはっは!!」

たまらず大声で笑う。

なんて馬鹿馬鹿しいのだろう。

俺はいったい何様のつもりだったのだろう。

「どうした?気でも触れたか?」

眉をひそめて聞いてくる。

何だってこいつの言いなりにならなくてはいけないのだ。

「ハァーハァーハァー・・・・ゲホ」

笑いすぎて呼吸が・・・・

「ゴホゴホゴホゴホ・・・・うぇぇぇぇぇ・・・・」

笑いすぎた・・・・きもちわりぃ・・・・

「誰がお前なんかのために働くか!」

眉がぴくっと動いた。

「言いなりにもならないし、手を組むつもりもない」

すぅっと息を吸い込む。

肺いっぱいに溜まった息をまだ、溜まっている恐怖とともに吐き出す。


ぎぃぃぃぃぃぃ・・・・

体育館のドアが重い音をたてて開く。

そんなことお構い無しに全てを吐き出す。


「テメェは俺の親友を殺した!だから俺が、ぶちのめす!!!!誰のためでもない、俺のためだ!!!」

ビシっと指差していってやった。



さてさて、急に登場人物・・・といってもまぁ、ちょいやくばっかですが出てきましたね。

今までが人が少なかっただけなんですが・・・。

最近乗りが良いのか、執筆が進みます。

では、次回またお会いしましょう。感想お待ちしてます。

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