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SOUL EATER  作者: コーユー
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第10話 矛盾

二夜連続投稿!勢いに任せて書いちゃいましたw

「斎藤の葬式明後日の1時ごろだってさ」

本屋で受け取った電話は、信じがたいものだった。

「斎藤?」

聞き返す。『そう』と軽く返す相手。

「斎藤涼?」

相変わらず『そう』と言う返事が返ってくる。

「おまえ今日遅刻したろ?」

―確かに今日も

「重役出勤」

を敢行した。

「した…けど…」

口が渇く。

頭の中がぐちゃぐちゃになる。ふうっと向こう側で息を吐く声がした。

「最近流行ってる通り魔があるだろ?」

―トオリマ?

「斎藤があれにあったらしくってさ、俺も今日知ったよ」

―トオリマにサイトウが…?

「嘘…だよな?」


「…」

ほんの少しの沈黙が長く感じるとはこのことを言うのだろうか?喧騒が聞こえなくなり、心臓の音と呼吸の音が嘘みたいによく聞こえる。

「…本当だ」


「…」

ことばが無かった。いや、現実逃避をしていた。頭の中で

「今日の晩飯何かな」

なんて考えてる自分がいた。

今日の出来事が一瞬頭の中をよぎる。

斎藤が死んだ?休んでたんじゃなかったのか?じゃあ、あれは…?

「おい、どうした?」

携帯はまだ繋がったままだった。現実に引き戻される。

「おい、今すぐこれるか?」


「どうした?」

―斎藤はいきている。今日会ったんだ!

「線香を上げたいから斎藤の家を教えてくれ」

口からは違う言葉が出た。

「…」

しばしの沈黙のあと、


「わかった今どこだ?」



と返事が来た。


「駅前の本屋」




「すぐ行くよ」



速答だった。


そこで携帯を切り、着信履歴を見た。


4:50 斎藤涼 着信アリ










「すぐ行くよ」



通話を切って居間に顔を出し、


「ちょっと出掛けてくる」



夕飯の支度をしていた母にそれだけ言って玄関に向かった。


「どこに?」




「斎藤の家」



少し間があってから。


「斎藤ってあの…」



―通り魔にあった?と言いたいのだろうが、


「そう」

と、言葉を遮った。

「線香を上げに行ってくる」

靴ひもを結びながら答える。おそらく遺体と顔を合わせることはないだろう。

昼の担任との会話を思い出す。

―胸に穴が開いていたらしい。

それに、噂の吸血鬼のせいなら、噂どおり体は血が抜かれて干物になっているかもしれない。

「んじゃ、行ってきます」


「迷惑かけないようにね」


声を聞きながら玄関から出る。

秋らしい少し冷たい風が頬をなでる。

日は暮れていた。

自転車のライトを付けて、待ち合わせの本屋に向かう。



しばらく自転車を走らせて、目的の本屋に着いた。

外に学ランを着たやつがいる。

「よっ」


軽く手を挙げてあいさつする。

向うも気付いて携帯から顔を挙げた。

自転車にまたがり、無言で俺の後をついてくる。

ただ黙々とペダルを漕ぐ。

「…なぁ」


沈黙を破る声。

「ん?」


「どのくらいかかる?」


「四、五分じゃないかな?」


「そうか…」

とだけ言ってまた黙る。


しばらくして、今日間違えて来た公園前を通る。

「ここを曲がればすぐだから」


後ろに付いてきてるか確かめるついでに説明して振り向く。

「……」


止まってポケットを探っている。

「…どうした?」


「ちょっと待って」


携帯を取り出して、画面を俺に見せる。

着信履歴画面のようだ。

「…?」


普通の履歴のようだが…?相川 樹 上田 聡 上村 雅樹 斎藤 涼

「これがなんだっていうんだ?」


クラスの名前が出ている。

…ちょっと待て…

相川 上田 上村の三人はわかるとして、

なんで斎藤の携帯から今日着信があるんだ?

顔を上げると公園を見ていた。

「今日斎藤にここで話をした」


…なんだと?

「ここって公園で?」


うなずく。

「まさか」

と、一笑したかったが、着信履歴が現実を物語る。

背筋を何か冷たいものが伝わっていくような気がした。

「とりあえず行ってみよう」


すぐ目の前の家に行けばすべてがわかる気がして、玄関に向かっていった。

なんか、話にムチャクチャ無理が出てきたような…「絶対ここおかしいだろ」なとこがあったら教えてください。叱咤激励何でもお待ちしております。ではでは

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