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Si Vis Pacem, Para Bellum  作者: 黒桃姫
学園編
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25/73

23話:設備

 GWは、所詮短い。それをどう有効に使おうかと考えながら、俺は、ベレッタを整備しようと机に座った。しかし、その直後、まるで謀ったかのようなタイミングで部屋がノックされた。いったい誰だろうか。

「はい、どちら様ですか?」

言いながら、少し警戒気味に開ける。そこにいたのは、宅配便の配達の人だった。

「えっと、漣信也さんですね。判子かサインお願いします」

どうやら俺に贈り物のようだ。誰からだろうか。サインをして、荷物を受け取り、中に入る。ちなみに、判子はもっていないのでサインをしたのだ。そんなことはどうでもよく、差出人を見る。そこには、《小向匡子》の文字が。中を音だけで確認するも、おかしなことはない。どうやら、《PP》の支給品か何かだろう。それなりの重量をしている。


 ダンボールを開けると入っていたのは、スマートフォン(《PP》仕様)と充電器、ノートパソコン(《PP》仕様)、メモだった。メモには、匡子先輩からのメッセージ。

『一応、送っておくから大事に使いなさい 匡子』

そんなメッセージだった。


 俺は、早速、パソコンが使えるように、寮の方に掛け合った。俺は、基本的にパソコンでは、ニュースを見るのとメールしかしない。だから、たいした、環境は要らないのだが、どうやら、学校で、無線LANが出来るように設置されているようで、パソコン側の環境設定をいじるだけで、簡単にインターネットに繋げるようだ。便利な世の中になったものだな。


 設定を終え、俺は、スマートフォンをいじることにした。このスマートフォンは、いろいろと機能、容量が充実しているようだ。俺は携帯電話も持っているが、スマートフォンも持てということらしい。《PP》関連は、元の携帯を使い、スマートフォンは日常に使えという風な感じだった。今までは、咲耶の番号とメールアドレスしか知らなかったが、これからは、他の奴らのも、知っておくべきだろう。また、加奈穂の事件のようなことが起きないとも限らない。だから、目撃情報をより多く集めるために、独自の情報網を持つことが重要となってくる。だから、自覚のない情報提供者が欲しい。まあ、それ以外にもただ、友達が欲しいというのもあるのだが。


 そんなことを考えながら、とりあえず咲耶の番号とメールアドレスをスマートフォンに登録して、俺の新しいメールアドレスを登録させた。


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