表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
おっさんとフレブル  作者: 水前寺鯉太郎
第1部 いい日旅立ち・西へ

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

13/106

博多〜糸島

2027年4月9日 夜


 博多で一泊することにした。初めてまともなベッドで眠れそうだった。

 夜の屋台通りをボスと歩いていると、酔い覚ましに歩いていたらしいサラリーマンに声をかけられた。

「可愛いワンちゃんやね。写真、撮らせてくれん?」

 ボスはもう慣れたもので、カメラを向けられると自然と正面を向いた。サラリーマンは礼を言い、人混みの中に消えていった。

 屋台に腰を落ち着け、おでんとラーメンを注文した。するとおばちゃんが、カウンターの下のボスに気づいて、牛すじを小皿に盛って差し出してくれた。

「ワンちゃんにどうぞ」

 ボスは俺の足元で、牛すじを静かに頬張った。

 屋台の灯りと人の声と、ボスの咀嚼音。それだけで、悪くない夜だった。


2027年4月10日 朝


 朝の光の中、コインパーキングを出て糸島へ向かった。窓を少し開けると、海風が気持ちよく流れ込んでくる。ボスは助手席で鼻先を風に向け、目を細めていた。

 十時頃、糸島に着いた。

 まず夫婦岩めおといわへ向かい、しばらく海を眺めた。それから椰子の木ブランコへ移動した。

 せっかくだからとブランコにボスを乗せ、写真を一枚撮った。画面の中のボスは、どこか誇らしげな顔をしていた。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ