第85話
第85話です。
執務室で2人で今後の事を話し合います。
良い方向へ進むと良いですね。
では、楽しんでください。
執務室に入り、ソファーに座り
慶次達は今後の話を再度話し合う事にした。
「昨日も言うたが、『艶紅の炎』が全滅した。
今日はゼノンがここへ来て
その話をマルティナにする。
普段、俺は家に居ないから
オズワルドはマルティナを見守ってやってくれ。」
「はい。心得ております。
子供達の話もグレゴール様にもお伝えして、
マルティナが承諾すれば
プランタンシアの学校への編入ですね。」
「そうだな。
出来ればこちらの街に移り住んでもらいたい。
マルティナにとってもその方が良いと思う。
が、マルティナの気持ちが一番大切だ。
強制はいかん。それと、子供達の学校もだ。
貴族の子の態度が気になるな。
あれほどの事があったのだから
大丈夫だとは思うておるが、子供は別よ。
今までの考えは急には変わらん。」
「そうですね。時間をかけて説得してみます。
学校もマエダ様が危惧される事は
少ないと思います。ここで働いている者達の子が
通っております。平民の子も居るという事です。」
「そうなのか。まぁ、よろしく頼む。
プランタンシアの方がマルティナも
少しは安心して生活できるはずだ。
やはり、ソルメラの治安改善は時間がかかる。
子供も小さいのだから、安全な街の方が良い。」
「確かにそうですね。
ここは魔石での保護魔法も万全ですし、
何か起こった時に
プランタンシアとソルメラでは次元が違います。」
「そうだな。
マルティナがそれを受け入れてくれると助かるな。」
「そうですね。
今、住んでいる家にも
家族との思い出もあるでしょう。
マルティナの気持ちをきちんと汲んで話します。
子供達の学校はグレゴール様に
先に話した方が良いと思います。
手続きがスムーズに進みます。」
「そうか。それはオズワルドに任せても良いか?」
「はい。今日、ゼノンとの話が終われば
すぐに城へ出向いて手続きをしてもらって来ます。
マルティナが嫌だと言えば、
手続きを止めれば良いだけですから。」
「では、その方向で進めていってくれ。
俺も今後、家を空ける日が多くなる。
情報収集へ行く場所や討伐に加われば、
帰ってこない日が続くと思う。
オズワルドが決めた事に俺は異論を問わないから、
オズワルドが考えて行動してくれ。
勿論、俺が決めなければならない事は
話してくれ。
朝食の時にお互いに報告しよう。
俺には事後報告で良い。」
「分かりました。
そうですね。1日の報告はその時にしましょう。
それでは、子供達の事は
その方向で進めていきます。」
「後は、マルティナ次第か。」
「そうですね。
こちらの気持ちが上手く伝わると良いですね。」
「そうだな。」
ドアがノックされた。オズワルドが
「どうぞ」
と声を書けた。ドアが開きカティアが
「冒険者のゼノン様とエルネーゼ様が
来られました。」
「こちらへお通しして。
カティア、お茶の用意をお願いします。
それから、マルティナに
執務室にと伝えてください。」
カティアは心配そうな顔をして
「分かりました。」
と部屋から出ていった。
執務室にゼノンとエルネーゼが入って来た。
慶次は立ち上がり
「おはよう。昨夜は世話になったな。」
と2人を出迎えた。
「慶次、おはようございます。
今日は無理を言ってすまない。」
「マエダ様、おはようございます。
今日から、よろしくお願いします。」
慶次はオズワルドに
「エルネーゼと今日から共に動く事にした。
《風魔》にエルネーゼの契約獣のヴェンが
戦い方を教えてくれる事になった。」
と話す。オズワルドは頷きながら、
「それはよかったです。
私達にはフェンリルの
戦い方や狩りの仕方などは分かりませんから。」
と微笑んだ。暫くするとドアがノックされた。
オズワルドが
「どうぞ。」
と声をかける。
部屋にマルティナが入って来て
ゼノンとエルネーゼの顔を見て青ざめる。
いつも読んでいただきありがとうございます。
身分の壁はやはり高いのでしょう。
私達はそういう事を知らずに育っています。
しかし、この世界にも
まだまだ階級制度のある国があります。
身分の差は私達が知らないだけで
とても高いのではないでしょうか。
次回はマルティナを交えて
今後の話をします。
慶次達の提案を受け入れて貰えたら良いですね。
では、次回を楽しみにしてください。




