第80話
第80話です。
色々な事があった日でした。
店の中に契約獣は入れるでしょうか。
では、楽しんでください。
冒険者ギルドを出る頃には日が完全に落ちていた。
(用も済んだし、呑むか。)
慶次はクリムゾンファルに向かおうとした。
ゼノンが慌てて声をかける。
「マエダ様、これからどちらへ?」
「ん?用も済ませたし、
これから夕食を食べるのに
クリムゾンファルに行こうかと。」
「ご一緒させてもらってもよろしいですか?」
「構わんが、外での食事になるぞ。
《松風》達が居るからな。
中には入れんだろうからな。」
「構いませんよ。でも、大丈夫だと思いますよ。
冒険者の中には契約獣を連れている者も居ますが、
中で普通に食べていますから。
まぁ、聞いた方が良いとは思いますが。
それと、マエダ様と呑めるのなら
何処でも楽しいでしょう。」
慶次は苦笑いをして
「俺と呑んだとて、
面倒ごとに巻き込まれるだけだぞ。
中で飲めるのなら助かるがな。
晴れている日ばかりではないからな。
まぁ、聞いてみるか。」
ゼノンは笑って
「それも楽しいではありませんか。
マエダ様の強さが見られるなんて。
あ、それから私の事はゼノンとお呼びください。
貴族の方々なら必要でしょうが
私達、冒険者には必要ありませんよ。」
「そういうものか?
ゼノン、それなら俺もマエダ様はやめてくれ。
『様』という柄では無い。」
「そうですか?では、…。
慶次と呼ばせてもらってもよろしいですか?」
「それで良い。敬語も無しで構わんよ。」
「それはちょっと直ぐには。」
「じきに慣れるだろ。では、入るか。
何があるか楽しみだ。」
「ここの料理は美味しいですよ。勿論、酒も。」
慶次は
「《松風》も《風月》も《風魔》も
ここで待ってくれ。中に入れるか聞いてくる。
それから、お前達の食べ物も
頼めるか聞いてこよう。」
『殿。私は野菜で大丈夫です。』
『殿。僕ね、お肉がいいな。
どんなお肉があるのかな。楽しみだな。』
『《風魔》それは肉がいいです。だ。』
『《松風》あまり口うるさいと嫌われるぞ。』
『え?大丈夫だよ。
あ、です。えっと、お肉がいいです。』
『ご主人様、
私は美容の為に果物が食べたいですわ。
果物は美容に大切な物が沢山入っているのですわ。
やはり、女性は美容の事を一番に考えませんと。』
『《風月》美容とはなんだ?
お前には縁の無い物だろう』
『何ですって?《松風》貴方、本当に失礼な人ね。』
《松風》達は大騒ぎしている。
それを見て慶次は笑って
『こら、店の前だ。大人しく待っていろ。』
と話した。《松風》達は黙って頷いた。
ゼノンと慶次は店に入って行った。
いつも読んでいただきありがとうございます。
これから夕食です。
どんな料理があるか楽しみですね。
契約獣達も浮かれている様です。
次回は夕食を食べます。
次回を楽しみにしてください。




