第51話
第51話です。
スライムとの戦いは避けられました。
魔物と意思疎通が出来ないと、
分からない事があるのは当たり前ですよね。
スライム達の事が収まり
他の魔物が登場します。
では、楽しんで読んでください。
当然、《空蝉》が作動し《松風》が警戒した。
慶次は《風牙》を手に取り身構える。
カインはその動きに圧倒され
何も分からないまま同じ様に身構えた。
「どうかしましたか?」
とカインが尋ねた瞬間
エレッカロスが木の影から現れた。
背中にはヴァルグレイスが乗っている。
「え?こんな所にコイツが。」
カインが驚いて後退りする。
慶次は《空蝉》に
『どうやって戦う?』
『上に乗っているヴァルグレイスは
火を吹くから水属性の魔法が有効。
でも、飛ぶから気を付けて。
下のエレッカロスは岩の様に硬いから
打撃は通じないから魔法のみで、
ヴァルグレイスかいるから
使う属性は水がいいと思う。
鼻が長いから距離感を間違えないで。』
慶次は槍に手をやる。
『風牙』が光る。
俺を使えと言っている様だ。
それを見て慶次は《風牙》に手を添える。
「フロストランス アルカ ヴァル 」
《風牙》から水柱が上がる。
エレッカロスは慶次に向かって走って来た。
慶次はそのまま躊躇なく
《風牙》振り下ろす。
ヴァルグレイスが唸り声を上げて飛び立つ。
エレッカロスが呻き声を上げ倒れた。
起き上がろうとしているが、
足元がふらついて起き上がれない。
それを見た慶次は《松風》に
『《松風》、空へは行けるか?』
と聞く。《松風》は
『足元を安定させてもらえれば上がれます。』
と答える。慶次は《空蝉》に
『足元を安定するには?』
『えっと、水から火を使って水蒸気にして
それを冷たい風で雲を作るイメージで。』
慶次は
「フロストランス フレイム ゲイル」
《松風》の足元に雲を作る。
空に上がりヴァルグレイスの横に並ぶ。
慶次は《風牙》を横に薙ぎ払う。
ヴァルグレイスの逃げる距離を詰める。
ヴァルグレイスは慌てて上に逃げようとする。
しかし、水柱が蛇の様に伸びて
ヴァルグレイスを叩き落とす。
ヴァルグレイスは呻き声を上げて
地面に叩きつれられた。
慶次は地面に降りて
ふらついているエレッカロスの息の根を止める。
エレッカロスは呻き声を上げて動かなくなった。
それを確認して慶次は
ヴァルグレイスの側へ駆け出す。
ヴァルグレイスは身動き一つしない
慶次はヴァルグレイスが死んだのを確認し
《風牙》を鞘に収めた。
カインは呆然と見ていた。
(え?幾つの魔法を使ってた?
何だ?この使い方は?)
「えっと、マエダ様?その魔法の使い方は?」
「ん?いや、《空蝉》が
そうしろと言うておったからな。
言われたままにしただけだ。
魔法属性は水と風と後は火か。」
「普通はそんな使い方、出来ませんよ。
《空蝉》も無茶を言いますね。
武器に魔法を附与したままで
他の属性魔法を使うなんて
普通なら、無理じゃないですか。
それをやってのけるって。」
「魔法はイメージだろ?
《風牙》のイメージは残して、
別に発動させれば問題あるまい。」
慶次は当たり前の様に話す。
カインは驚いて
「いやいや、無理ですよ。
確かに、魔法使用量は
そこまで無いかもしれませんけど、
重ねるのが多過ぎですよ。」
慶次はそれを言われても実感が湧かなかった。
「そういうものなのか?
俺は普通に使えると思うがな。
まぁ、無理とは思わずやってみれば良かろう。
無理と決めつけるのは良くないぞ。」
カインは何も言えなくなった。
慶次は
「とりあえず、この魔物は持って帰るか?」
とカインに尋ねる。
「そうですね。
ここにエレッカロスが居るのが変なので、
マスターに報告します。」
「どうやって持って帰る?《松風》には無理だぞ。」
「人を呼んできます。
マエダ様はここで待っていただけますか?」
「そうか。分かった。
スライム達はは後から俺が連れて帰ろう。」
「そうですね。
スライムの説明はマエダ様にしていただく方が
良いと思います。
では、ちょっと、人を呼んで来ますね。」
カインは門の方へ走って行った。
慶次は《松風》に
『スライム達にここで待つ様に伝えてくれ。』
《松風》はスライム達に慶次の言葉を伝える。
スライム達は言われた場所に集まり
大人しくしている。
いつも読んでいただきありがとうございます。
魔物が登場しました。
私独自の魔物の名前にしたので
簡単な説明を入れました。
想像していただいて
読み進んでいただければと思います。
次回も魔物が出てきます。
次回も楽しみにしてください。




