第49話
第49話です。
馬具が完成して私的には
ホッとしています。
面子は当たり前ですが、
この当時には無い物です。
でも、着飾るのには必要かなと。
服も色々と作れている様なので
またご紹介します。
では、楽しんで読んでください。
ゼフィールエンポリウムに着くと
店の前にロイが立っていた。
「バークナー、素晴らしい馬具だ。
《松風》も喜んでおる。かたじけない。」
「お、マエダ様。どうです?良い出来でしょう。」
「あまりの素晴らしさに《松風》が喜んでおる。」
馬具を付けた《松風》を見て
ロイが嬉しそうに《松風》の頭を撫でた。
《松風》は嬉しそうに頭を下げる。
「ロイ、お前に絵心があったのは驚いたよ。」
カインが来に話しかける。
「お、カイン。そうだろ?と言いたいところだが、
これは俺の作品じゃないんだな。」
「だと思ったよ。誰の作品だ?」
「レオンが描いてくれた。」
「そうか。レオンが描いたのか。納得した。」
カインが納得した様に話した。
「あの蜻蛉は良いな。《松風》にも似合うておる。」
慶次も納得している。
《松風》も誇らしげに立っている。
「という事はヴァルディオルにも
顔を出さねばならないな。
《松風》お前のその姿を見せに行こう。」
慶次が《松風》にそう言うと
《松風》は嬉しそうに跳ねる。
それを見て慶次は満足そうに
「レオンが喜ぶであろう。
バークナー、また来る。
あ、弟にもよろしくな。
あれに怒られたと伝えておいてくれ。」
「え?あ、はい。分かりました。」
ロイは困惑した表情で答えた。
「バークナー、弟がいるのなら
これからはロイと呼ぶ事にする。
それから、武器もよろしく頼む。
あれは外の世界で役立ちそうな気がする。
煤も明日には持ってこよう。」
「分かりました。
では、早急に作らせていただきます。
煤が手に入れば墨が出来ますよ。
筆も硯も出来ておりますから。」
「そうなのか。それは楽しみだな。
では、明日にでも寄らせてもらう。」
慶次はヴァルデォオルに向かった。
「レオン、居るか?」
慶次は店に入って声をかける。
「はい。いらっしゃ…。
これは…。素晴らしい馬ですな。
噂には聞いておりました。」
レオンが息を呑んで《松風》を見る。
「レオンが仕立ててくれたのであろう?
《松風》に似合うておってな。
こんな着物が俺も欲しくなった。」
慶次は笑いながら話す。
セレナが慌てて店の外に出て来た。
「マエダ様が来られていると聞いて。」
セレナは《松風》の姿に圧倒されていた。
ハッと我に返り
「マエダ様のおかげで
いいドレスが出来たのです。」
セレナが嬉しそうに話す。
「ほぅ、それは良かったな。
明日にでも寄らせてもらって良いか?
あ、それからその時に
直垂に合う元結が
欲しいのだが、作れるか?
麻か木綿で出来ているのだ。
髪の毛を結う紐だな。」
「勿論です。」
2人が声を揃えて答える。
「絹糸では弱いかしら?」
セレナが答える。
「そうだな。弱いやもしれんな。
麻や木綿は無いか?」
慶次が答える。
「ありますが、色がそこまで豊富では無くて。」
レオンが答える。
「直垂だから、
そこまで華美でなくとも良いぞ。
直垂似合う色で大丈夫だ。」
「そうですか。それは今からでも作れますので
明日に来られた時に直垂と一緒に
お渡しできるかと。
直垂も明日には
お渡しできると思います。」
「そうか。では、明日は時間を作って
寄らせてもらう。他の着物も見てみたいからな。」
慶次はレオン達に話をして
帝国の外に出るために門へ向かった。
いつも読んでいただきありがとうございます。
今回は実は元結に焦点を当てています。
色々な紐が出来ると考えると
私だけがワクワクしています。
組紐やミサンガも糸を編むと色々と出来ますよね。
私は不器用で全く出来ませんが、
色々な色を組み合わせて
紐を作って貰おうかなと思っています。
次回はようやく外の世界へ慶次が
足を踏み入れます。
では、次回を楽しみにしてください。




