第46話
第46話です。
魔法の鍛錬です。
魔法の詠唱を考えた時に
独自の魔法にしようかないと思いました。
詠唱が長いと考えるのが大変だ。
と怠け者の私が出てきたので
簡単に魔法を使ってもらうかと
この形を取りました。
では、楽しんで読んでください。
カインは慶次達を連れて地下へと降りて行った。
「ココにはこんな所もあるのか。」
「そうです。
魔法は使い方を間違えると大惨事になりますので、
地下の方が都合がいいのです。
しかも、ここは自動修復の魔法がかけてありまして、
壊しても勝手に元通りになります。」
「元通りとな?それは凄い事だな。」
「はい。ですから、気にせずに鍛錬をしましょう。」
カインは自分の武器である槍を手に取る。
「魔法自体はそれぞれの属性を詠唱し、
イメージで威力を変えられます。」
「そうだな。セリーヌに少しだけ教えてもらったよ。
あの後、怒られたが。」
慶次が笑う。
「なるほど、少しだけやっておられたのですね。
その時はイメージ通りでしたか?」
「いや、花に水をやるイメージと言われたが、
上手く出来なかったんだ。」
「そうなのですね。イメージは大切です。
しかし、マエダ様は
今現在、サポートを取得されておられるので
サポートに頼む方が的確なイメージでの
魔法発動が出来ると思います。
一旦、私がやってみますね。
今からやるのは武器無しでやります。
私は火属性と風属性を持っていますので、
2つを重ねてやりますね。」
カインが槍を床に置き立つ。
慶次が頷く。
「フレイム」
「ゲイル」
カインが唱えると火が風に巻かれて
大きく火の手が上がる。
《松風》が少し後退りをする。
慶次が《松風》の首にそっと手を添える。
「このままイメージを頭から消すと火も消えます。」
「なるほどな。少しやってみても良いか?」
「はい。《空蝉》を作動してみてください。」
慶次は頷き《空蝉》を作動させる。
『慶次、魔法を使う?何を使う?』
『そうだな。カインと同じ火にするか。』
「《松風》、
火の魔法を使うから後ろに下がっておれ。」
そう言われて《松風》は
壁の方へ移動する。慶次は仁王立ちから
「フレイム」
と唱えた。火が巻き起こり渦を巻く。
(既に渦巻いているのは?)
カインが困惑して見守る。
慶次はそこから
「ゲイル」
と唱える。火が益々渦を巻き、
天上まで高く上がり、まるで竜巻のようになった。
「そうですね。その様な使い方も出来ます。
(って言うしか、なくないか?)
そこから武器に魔法を施します。
今度も私がやりますので、見ていてください。」
カインが自分の槍を持って立つ。
「フレイム」
「アルカ」
カインの槍が光を放つ。
「ここから、ヴェルと唱えると
武器からイメージした魔法が出ます。」
「フレイム」
「アルカ」
「ヴェル」
槍が火に包まれ、カインが槍を振り下ろすと
槍が燃えながら地面を叩きつける。
地面がえぐられている。凄まじい破壊力だった。
「ほぅ、これほどとは。
俺にもそれが出来るという事か?」
「そうですね。今すぐとはいかないでしょうが。」
「では、やるしかあるまい。
出来なければ何度でもするしかないからな。」
慶次は風牙を持ち精神を集中し、
《空蝉》に
『俺にはイメージは分からん。お前は出来るか?』
『大丈夫。じゃ、やろうか。』
そのままの状態で
「フレイム」
「アルカ」
《風牙》が光り輝いていく。
息を静かに吐き。
「ヴェル」
次の瞬間、《風牙》から火の柱が立つ。
慶次はカインとの同じ様に
床に《風牙》を叩きつけた。
地面がえぐれ、床が激しく揺れ動いた。
(え?ここまでする?ヤバい、俺は怒られる?)
カインは真っ青になった。
地面の揺れがおさまった後、
しばらくして慌ててレオナが降りてくる。
「何があった?マエダ様もカインも大丈夫か?」
慶次が澄まして
「あぁ、俺がやった。すまんな。
壊しても大丈夫と言うからな。」
レオナが床と慶次を交互に見る。カインが
「すみません。マエダ様がここまでとは思わず。」
と平謝りする。
「無事なら良い。少し驚いたが。
しかし、これは防音処置も
施さなければならないな。
いや、それよりもこの空間を
マエダ様の鍛錬の時は時空間にしよう。」
レオンはボソボソと何かを唱える。
地面からヒョコっと小人達が出て来た。
『今日はえらくえぐれとるな。
馬鹿力の調整出来んヤツが来たな。』
抉れた床や避けた壁をちょいちょいと修復していく。
慶次は驚いてカインの顔を見る。
「これはなんだ?人か?」
「いえいえ、まさか。
修復しているのは魔法です。
まぁ、小人に見えますよね。
魔法も使い方でこういう事も出来ます。
でもまぁ、グラネイド人だからでしょうね。」
「それにこの小人はバークナーに似ておるな。」
「この魔法を施したのが、
ロイの弟のオズヴァルトだからですよ。
遊び心を取り入れたそうです。」
カインは笑いながら説明する。
慶次は驚いた。
(この世界は《空蝉》が居っても
度肝を抜かれるな。)
カインはレオナに尋ねる。
「どうしましょうか?
マエダ様は《空蝉》のサポートがあるので
魔法も大丈夫だと思いますよ。
魔物との戦いの経験が無いだけで、
私の力をも超えてますが。」
レオナがしばらく考えて
「確かに、そうだな。
咄嗟の判断もマエダ様の国の経験があるから
困らない様に見えるな。
しかし、属性によって違いがあるだろう。
それぞれをやってもらって
カインが気が付いた事をマエダ様に
伝えてあげてる事も
カインの経験にもなるだろう。」
そう告げてレオナは部屋を出て行った。
いつも読んでいただきありがとうございます。
魔法や属性の形を独自にしたので
分かりにくいかもしれません。
少しずつ書いていこうと思っていますので、
他の魔法の描写と比べながら
楽しんで読んでいただくと嬉しいです。
次回も魔法の鍛錬をしていきます。
次回も楽しみにしてください。




