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冒険者 傾奇者  作者: 豊葵 月


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第37話

第39話です。


ようやく商人ギルドでの鑑定が始まります。


さて、どんな鑑定になるのでしょうか?

楽しんで読んでください。

商人ギルドへ入って入ると

受け付けにはロゼハンドが立っていた。

「すまん、すまん。ちょっと遊んでしまって。」

慶次はロぜハンドに近づきながら話す。

「ようこそ、マエダ様、商人ギルドへ。

ここから見させていただいておりましたよ。

私には収められそうに無かったので

ここで、見学しておりました。」

ロゼハンドは笑顔で答える。

「中々、楽しい鍛錬であった。

レオナ殿には怒られたがな。」

慶次は笑いながら話す。

ヴェルダーはグッタリしていた。

「ロゼハンド殿、待たせたな。

申し訳ない。では、登録に行こうか。」

「そうですね。冒険者登録と違い、

ステータスは無いのですが、

スキルは持つ者もおりますよ。」

「商人スキルか、どんな物があるか楽しみだな。」

ロゼハンドに連れられて

商人ギルドの2階のロゼハンドの部屋へ入った。

「さ、マエダ様もヴェルダー様も

こちらへお掛けください。

鑑定の道具はここにありますので。」

とロゼハンドは机の上に金属製の版を置いた。

「商人鑑定は板なのか。」

「そうですね。

向こうではサインと血判もされたと思いますが、

ここではそういう事もありません。

この版に手を置いていただいたら

鑑定と登録が同時に完了します。」

慶次は版の上に手を置いた。

版が光り出し、光が色々な色を表している。

「これでマエダ様のスキルが分かるのですよ。」

ロゼハンドが言う。

「なるほどな。これは面白い。

光る色でスキルが分かると?」

「いえ、光る色はみな同じです。

確かな事は分かりませんが、

スキルが色として現れているのでないかと。」

そして、光が消えた。

ロゼハンドは版の上に紙を置く。

「ここでは、空中から紙が出ないんだな。」

慶次が不思議そうに呟く。

「そうです。

この版にマエダ様の情報が記録させています。

それを紙に写し取るのです。」

ロゼハンドは紙をゆっくりと持ち上げる。

紙には慶次のスキルが映し出された。


ロゼハンドが困惑して話す。

「えっと、マエダ様のスキルは無いですね。

ここまで一切無い人も珍しい。

まぁ、解体などもこちらでしますし、

必要は無いのかもしれないですね。」

ヴェルダーは驚いた。

「一つも無いのですか?

冒険者としては最高のレベルだったのに。」

慶次は笑って答える。

「俺に商いは向いておらんよ。

まぁ、解体は覚えた方が良いかもしれんが。

猪や鹿と同じではないのか?」

「そうですね。少し違う部分がありますね。

まぁ、猪や鹿を解体されていたのであれば、

基本は困る事はないかもしれませんね。

解体はスキルが無くても出来ますし、

後々、スキルとして発動するかも

知れませんし。」

ロゼハンドは紙を慶次に渡して答える。

「今、無くとも後々に付くと?」

「そうですね。

レベルアップして発動するスキルもありますから。

冒険者スキルとは違い、

商人スキルは奪えませんので、

経験からスキル発動する事は多々あります。

例えば、冒険者としては魔物は倒す事が目的です。

しかし、商人としてはその魔物の素材が大切です。

だから、魔物を倒す時に

毛皮を傷付けずに倒すやり方を

魔物を倒す事で覚えます。

それが経験を積みスキルとして

発動する時があります。」

「なるほど、冒険者のスキルとは随分違うのだな。」

「そうですね。

商いは戦いよりも経験が物を言いますから。」

「ならば、経験を積むとしようか。

どんなスキルが出るのか楽しみだな。」

「あ、マエダ様。

差し支え無ければ冒険者ステータスとスキルを

見せていただけますか?」

ロゼハンドが言った。

「ん?これだ。商人としてはどう見る?」

手渡された紙をロゼハンドはゆっくりと見ていく。

「なるほど、

これは素晴らしいステータスとスキルですね。

鑑定もお持ちだし

商人としても今は鑑定スキルがあるので

大丈夫ですよ。」

ロゼハンドが話す。

「そうなのか?

まぁ、俺としては冒険者として

魔物を狩れば良いのだろう?」

「そうです。

凶暴化した魔物の調査も大切ですが、

やはり、今の生活では素材が必要ですから、

どんな魔物でも素材として持って来て頂く事が

商人としては大切ですね。」

慶次は深く頷き

「分かった。冒険者として活動出来るのが、

いつかは明日のならんと分からんが、

最善を尽くす。」

ロゼハンドは納得した様に頷き

「マエダ様、今後の活躍を楽しみにしております。

では、明日から

冒険者として活躍を楽しみにしております。」

慶次達は部屋を後にした。

ヴェルダーは

「マエダ様、今後の活躍を期待してますよ。

私は今日でお付き合いする事は無くなりますが、

この街でマエダ様の活躍を期待しております。」

と言った。

「そうだな。

改めて自分の責任の重さを痛感したよ。」

慶次達は下に降り、

ヴェルダーが受け付けで声をかける。

「ノクティス、今日は助かったよ。

明日からはマエダ様はお一人で

活動されるからよろしく頼むな。」

「あ、ヴェルダー様。分かっております。

マエダ様、今後は帰られたら

必ずこちらにお寄りくださいね。」

「うむ。明日からよろしく頼む。」

慶次達は商人ギルドの後にした。


いつも読んでいただきありがとうございます。


鑑定で商人スキルを調べると

あ、慶次には必要ないかとの

結論に達しました。

慶次は武士もののふ

商いごとは他人がやれば良いかなと。


経験を積んだ後に

何かしらスキルを付けるかもしれませんが、

今は、武士もののふ慶次で

推し進めようかなと思います。


次回は城に帰ります。

その前に寄り道はしますが。


では、次回を楽しみにしてください。


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