第11話
第11話です。
今回は調味料の話です。
戦国時代の調味料と現在の調味料は
私が調べて感じる事は
そこまでの変化がない感じです。
しかし、今の『溜』と戦国時代の『溜』は
違うのかもとは思ったりしています。
醤油一つにとっても残酷各地で
色々な醤油がありますよね。
味噌も同じですよね。
田舎味噌といわれるもの、
麹味噌といわれるもの
赤味噌、白味噌もそうですよね。
作り方は私は全く分かりませんが、
味は全くの別物ですよね。
日本食って本当に奥深いと思っています。
厨房に向かう途中で
グレゴールは後ろを振り返らずに
「で、兵団長の方々まで
一緒に来られるのですか?」
と皮肉混じりに言った。
「いや、あまりにも勢いよく
マエダ様に話しているのを見てなんとなく。」
「それでは、答えになっていませんよ。」
「お、いつものグレゴールに戻ったな。」
ガイウスが、からかう様に言った。
「ガイウス、お前は普段からいい加減すぎるんだ。」
グレゴールが顔をしかめて言う。
ユリウスが慶次に
「あのお2人は幼馴染で
いつもあんな感じなんですよ。」
と耳打ちした。
(竹馬の友か。羨ましい限りだな。)
慶次は2人を見て羨ましそうに微笑んだ。
気が付くと廊下には大きな窓が付いており、
その窓から夕陽が綺麗に見えた。
慶次はその夕日を見ながら
尾張の城から見た夕陽を思い出していた。
(あの時の夕陽よりも大きく綺麗だな。)
ユリウスは窓の外を見ている慶次に声をかけた。
「マエダ様、もうすぐ厨房に着きます。
マエダ様の国の調味料ならいいですね。」
ユリウスに声をかけられ
慶次は現実に引き戻された。
「そうだな。味噌と言っても
俺の思っている味噌では
ないかもしれんしな。楽しみだ。」
慶次は自分に言い聞かせる様に言った。
グレゴールとガイウスが
言い合いながらドアの前に立つ。
一呼吸置いてグレゴールが慶次に声を掛ける。
「マエダ様、ここが厨房です。
中で料理長のアルドリックが待っています。
では、入りましょう。」
グレゴールがドアを開け、
みんながゾロゾロと入っていった。
「お?グレゴール、戻って来たのか?
召喚者様も一緒か?
ん?何だ、お前らは何故、一緒にいるんだ?」
兵団長のメンツがいるを
アルドリックは驚いた。
「今日はつまみ喰いは許さんぞ。
何せ、召喚者様の歓迎の宴なのだからな。」
「料理長、俺らはそんなに
つまみ喰いはしませんって。
特に今日なんかにそんな事したら、
俺たちの首が飛ぶ。」
「当然だな。今日でなくてもつまみ喰いをしたら、
毎回、首を飛ばして欲しいもんだがな。」
「勘弁してください。
ほんの少し味見をしているだけじゃないですか。」
「もうその辺でやめたらどうだ。
恥を恥で上塗りしているぞ。」
グレゴールは笑いを堪えながら言った。
慶次もそのやりとりを聞きニマニマしている。
「勘弁してくださいよ。ちょっと味見…。」
「まだ言うのか。
で、グレゴール、その方が召喚者様か?」
「そうだ。召喚者のマエダ様だ。」
「前田慶次だ。よろしく頼む。
何やら、俺の國の味噌を
用意してくれたと聞いてな。」
「マエダ様、こちらこそよろしくお願いします。
味噌はこれなんですが、どうです?」
アルドリックは瓶に入った液体を
台の上に置いた。
「舐めさせてもらっても?
つまみ喰いと言われんか?」
慶次はニヤリと笑ってガイウスを見た。
ガイウスは顔を真っ赤にして下を向いた。
「俺はここの食堂は殆ど使わないんですよ。
何故、俺が…。」
慶次は堪えきれず大笑いした。
「すまん、すまん。
少し意地が悪すぎたな。」
「本当ですよ。」
慶次は台に置かれた瓶の中身を少しだけ舐めた。
「ん?これは『溜』か?
しかし、これがあるという事は
味噌もあるとは思うんだが。」
「『溜』ですか?それは何でしょう?
味噌とは違うものですか?」
アルドリックは心配そうに尋ねた。
「そうだな。
これは味噌から出来る『溜』だな。
これがあるという事は味噌もあると思うのだが。」
「なるほど、あの店に味噌が
あったかもしれないという事ですね?
だが、味噌と尋ねてこれを渡されたので。」
グレゴール何心配そうに言う。
「まぁ、ここは俺の國ではないからな。
調味料の名前も違うやもしれんな。
『溜』の作り方も違うやもしれんし。」
「確かに。
で、エリーナ、この味噌の使い方は聞いてきたか?」
「はい。何にでも合うそうです。
スープ、炒め物はもちろん、
肉の漬け込みも美味しいと。」
「凄いな。
とりあえず、今の時間からだと
スープの味付けと炒め物か。
マエダ様、楽しみに待っていてください。」
「ありがとう。楽しみにしている。」
「アルドリック、箸はどこだ?
マエダ様に確認してもらう。」
「あぁ、ここにあるぞ。
マエダ様、これが箸で合っておりますか??」
「おぉ、もう少し丸いが、
紛れもなくこれが箸だな。」
「それはよかったです。
これを宴の時はマエダ様のお席に用意させます。」
「色々と手間をかけてもらったな。ありがとう。」
慶次達は厨房を後にした。
慶次はグレゴールに
「で、この後は俺はどうしたらよいかな。」
と尋ねた。
「そうですね。とりあえず、着替えましょうか。」
グレゴールが言った。
「そうだな。風呂にも入れるか?」
慶次は服を見ながら話す。
「分かりました。ちょっとお待ちください。」
グレゴールはユリウスに耳打ちをする。
ユリウスは頷き
「では、マエダ様、後程お会いしましょう。」
と頭を下げ、もと来た道を引き返す。
「アルドリック、
お前達もその格好で晩餐に
出るんじゃないだろうな。」
グレゴールが冷たく言う。
「え?駄目なのか?
俺はこのままでも…。」
その言葉を遮り、ヴィクトリアが
「そうですよね。
では、私たちも準備に向かいます。
では、マエダ様、後程お会いしましょう。」
とアルドリックの手を引いて歩いて行った。
読んでいただきありがとうございます。
いいねも本当にありがとうございます。
今回は日本の調味料の事を書いてみました。
前書きでも書きましたが、
一つに味噌や醤油でも同じ物が無いと
そんな文化をそして
日本食の文化は世界に誇れると思っています。
それと
戦国時代の料理を調べてはみたのですが、
『出汁』の文化は分かりませんでした。
しかし、今の日本食は絶対に
『出汁』が支えていると思っています。
私的には世界の料理の中で、
日本食は唯一無二の存在です。
勿論、世界の人達は自国の料理(味付け)が
絶対だと思っておられるのは
理解しています。
しかし、私は産まれ育った日本という国の
『出汁』の文化や味付けは最高だと
自負しています。
ちょっと熱くなりすぎました。
では、次回もお楽しみにです。




