表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
勇者から秘湯屋に転職します  作者: 藤泉都理
壱 自己紹介篇
13/199

地図




 『六花彩湯国りっかのさいゆこく』。


 北に位置する王都、『水仙すいせん』。

 北東に位置する第一の首都、『ふじ』。

 東に位置する第二の首都、『よもぎ』。

 南東に位置する第三の首都、『紫陽花あじさい』。

 南に位置する第四の首都、『向日葵ひまわり』。

 西南に位置する第五の首都、『撫子なでしこ』。

 北西に位置する第六の首都、『彼岸花ひがんばな』。


 多種多様な温泉があちらこちらから湧き出るこの国は、王都を含めて七つの首都で成り立っており、首都名を冠した花がそれぞれの首都で季節問わずに咲き誇っていた。


 今はもう瓦礫の城と化してしまった魔王城は、第六の首都である『彼岸花』の最西端に、健在な時は紅と黒を纏っておどろおどろしく建っていた。


 魔王の根城がある第六の首都の『彼岸花』は、地図だけで見れば王都の水仙から一番近くに位置しているのだが、幻影を見せては深い眠りに陥らせたり、異世界へ転移させては元の世界に戻れなくさせたりする銀色の彼岸花が咲き誇っていた為、踏破できなかった。

 どれだけ上空を飛翔していても、どれだけ地下を掘り下げようとも、銀色の彼岸花の能力の範囲内に含まれてしまうのだ。

 これまでにどれほどの優秀な勇者、魔法使い、武闘家、僧侶などがこのとても厄介な彼岸花を駆除、ないし、不可思議な能力を消滅させようとしたが、現在進行形でできずにいる。


 そのような理由に加えて、同じ首都内ならば転移魔法を使えるのだが、他の首都から首都へと行く際には使えない事もあって、第六の首都の『彼岸花』に到着するには、銀色の彼岸花を避けてぐるりと、『藤』『蓬』『紫陽花』『向日葵』『撫子』を地道に回って行かなければならなかったのであった。











(2025.1.7)




評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ