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今の私の顔はさぞかし真っ赤なことでしょう。


こんな大勢の前で抱き着いてくるだなんて、はしたないですわよ!っと本来なら言うべきなのでしょうが・・・


うれしいっと思ってしまった私には言えませんわ!


それに、レオ様がここへ行らした理由が『私を心配して』だなんて、幸せすぎますわ。


あれほど、イライラしていたティアの機嫌はすっかり良くなっていた。


恐るべし、レオに対するティアの恋心・・・


「お前達は外交官だろう、立場を理解していないのか。こんな大勢の者がいるところで外交にかかわる話をするな。ティアに話があるのならば、城で話をしろ。」


「大変申し訳ございません。ですがどうしても、至急ティリーシア様に納得していただく必要があったのです。」


「・・・・そんなに急ぐ内容なのか?とにかくここでするような話ではないだろう。ティア済まないがティアも王城にこれから一緒に来てくれないか。そこで話をしよう。」


「はい。」


私はレオ様の言葉を上の空で聞いていました。


なぜならレオ様の最初の言葉を聞いて、私は自分がやってしまったことの重大さに気付いたからです。


本来ならばレオ様に言われる前、外交官たちが来た時点で城に帰るよう伝えるべきでした。


それなのに私ときたら、今回の仕事を断ることだけにしか頭が回っていませんでしたわ。


レオ様の婚約者失格ですわ・・・。


レオ様に「こんなことも対処できないなんて婚約者失格だ!」って言われたらどうしましょう・・・。


今のティアは、レオに嫌われたり、婚約者失格っと言われたらどうしようということで頭の中がいっぱいである。


レオは近くにいた生徒に自分とティアはこれから城に向かうため欠席することを先生に伝えるよう言った。


「ティア、壁を直して・・・?ティア?」


ティアに学園の壁のひびと防御魔法を直してから城に行こうと声をかけながら横を向いた。


いつもならレオの隣もしくは一歩後ろの位置に必ずいるティアがいないことに気が付き、後ろを見てみると少し離れた場所に、絶望したような表情をしたティアが立っていた。


「ティアどうしたんだ?」


レオはさっきまでと様子が違うティアの傍に駆け寄り、ティアにどうしたのかと尋ねるが、ティアは下を向いてしまう。


「っ!!?」


これまで、レオがティアの名前を読んで目をそらされたことなど無かったので、レオは衝撃を受けた。


「ティア!二人で話し合えばわかる!!お前たちは城に戻って、ティアに関する仕事以外の仕事を片付けていろ。ティアへの仕事は午後から話を聞く。だから城に戻れ。」


レオは外交官達に城に戻るよう伝えると、ティアの手をつかんみ、城にあるティア専用の休憩部屋に転移した。


ティアに言った「二人で話し合えばわかる!」というのは何のことだろうか?


レオはティアが落ち込んでいる理由とは全く別の落ち込んでいる理由(目をそらされたことへの理由)を考えているのだった。








最初はかっこよかったはずのレオ。しかし、ティアのことが関わると・・・


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