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中12





ー学園長sideー


婚約破棄騒動から1ヶ月がたち、やっと騒動の後処理が終わり、ティアの機嫌も良い日が続いている。


最近忙しくて辞めていたお茶の時間を再開しようかのうと、ウキウキしながら目の前の茶葉を眺めていた。


この幸せな時間が一瞬で終わることをまだ儂は知らなかったのじゃ・・・


よし!久しぶりのお茶には東の国で飲まれているリョクチャがよいの。


茶葉を決めたら次はお茶のお供も何にするか考えなくてわの。


確かこの辺り最近貰ったワガシがあったはずじゃなのう。


む、この辺りじゃないとするとこっちじゃったじゃろうか。


・・・。


はて、どこに置いたんじゃったかなー?


ワガシを隠した場所が思い出せず、しばらく探す羽目になったがようやく見つけることができたわい。


ん?生徒達の声が聞こえるという事は、もう学校が始まる時間でわないか。


儂としたことが、ワガシを探す事に夢中になり過ぎて時間を忘れとった!?


朝ごはんの後のお茶の時間が無くなってしまったわい。


しかし、よく考えたら今日は急ぐ用事は無かったはずじゃな。


では少し遅くなったがリョクチャを入れてお茶にするかの。


ワガシを机に置こうとしたその時学校の結界にヒビの入る気配を感じ、ワガシを持ったまま窓際まで行き外を確認した。


校門の方からじゃなっと考えていたとき、バン!っとすごい音を立ててドアが開いた。


「失礼します!学園長大変です!校門前でーーー」


いきなり入って来た生徒と教師は状況説明という名の爆弾を投げつけた。


儂は余りの衝撃にワガシを落としてしまい、そのショックと爆弾話のショックで引っくり返ってしまった。


またお茶が飲めないうえに儂のワガシが・・・。


・・・ほんとに学園長やめようかな?










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