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神滅者  作者: おまめ
始まり
7/37

三柱

『神』それは古来からいると信じられ人々の拠り所となる存在。


この世界は奴らの手によって創りだされ、発展させられ、そして滅ぼされていく。


神々は気まぐれでありながら絶対的であり、その意思一つで文明は栄え、あるいは一夜にして消え去る。


そんな神々を滅ぼし、自らの力としていった“もの”がいた。


この物語はそのものの姿を示し、語り継いでいくものである。


神域の奥地。そこは位階が高く、強力な権能を持たなければ存在すら許されない領域だった。弱き神は立つことすらできず、存在そのものが崩壊する。


だが――そのものはそこにいた。本来であれば到達できるはずがない場所。しかし理由は単純だった。そのものは『神域への侵入』を持っている。本来の条件を無視し、存在を成立させる異質な力によって、そこに“在る”ことができていた。


そして、そのものは三柱の神々と遭遇する。それぞれが持つ権能は『灼熱』『氷点』『轟雷』。これまでとは違い、単体でも成立する強さを持つ存在であり、それらが連携することで戦闘はまったく別の次元へと引き上げられていた。


そのものは即座に理解する。自力でぶつかれば敗北する。そして権能が重なった時、その出力はさらに増幅される。およそ249%。勝機はほとんど見えない。


だが、そのものは止まらない。『超越』を発動し、一瞬で距離を詰める。間合いを潰すその刹那、頭上から落ちてきたのは『轟雷』だった。


避ける余地はない。直撃。致命傷にはならないが、動きが止まる。そのわずかな停止で十分だった。


足元が凍りつく。『氷点』。地面ごと凍結し、完全に拘束される。そのものは脱出を試みるが、びくともしない。


そこへ『灼熱』が重なる。熱は外からではなく、内側へと侵入する。思考そのものに干渉し、回路を焼こうとする。処理が鈍る。判断が遅れる。


三つの権能による完璧な連携。このままでは敗北する。


だが、そのものは『複製』を持っている。即座に発動する。


『偽・氷点』『偽・灼熱』。


二つの権能を再現し、まず思考回路を冷却する。焼かれかけた思考を守り、同時に足元を加熱して凍結を溶かす。拘束が緩む。


さらに『偽・轟雷』を放ち、わずかでも動きを止めようとする。


だが雷は逸れる。『轟雷』によって操作されている。雷そのものが支配され、軌道が歪められる。単純な対抗では通じない。


そのものは理解する。ならばすべてを使うしかない。


持つ権能を同時並列で起動する。『超越』で自力を引き上げ、『剥奪』で敵の出力を削り、『封印』で動きを抑える。そして『複製』で再現した力に『不明』を重ねる。意味を歪め、認識を崩し、回避という選択肢そのものを消す。


攻撃は成立する。直撃。


これまでの神であれば、27秒は動けない。それほどの打撃。


しかし――止まらない。わずか4秒で神々は立て直す。耐久ではない。存在そのものの格が違う。


そして神々は次の段階へ進む。

第7話いかがでしたか?

初めて単純な権能を持つ神が現れ、その力に押され始めちゃいましたね

次回もお楽しみに

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