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クロエの苦悩

第8話クロエのお話です。

幼い頃私は小さな村に住んでいた。


村の者たちの多くは狩りをして換金したり食料にしていた。


私の家族も例外ではなく父親が獲物を狩り母親が家事を担当する家だった。


父は村の中で一番強く、幼い頃から父の斧さばきを見ていて私は父に憧れるようになっていた。


「私もお父さんみたいに斧で強くなって狩りができるようになりたい!できるかなー」


父親は少し顔をしかめた。


かわいい娘に危ない事はさせたくない。


「クロエが毎日ちゃんと鍛えればお父さんくらいにはなれるかもね」

「まずは毎日薪割りからだ、教えてあげてからできるかい?」


とは言ったもののすぐに諦めるだろうと思っていた。


しかし、クロエは諦めなかった。


毎日の薪割りをこなし日々力をつけ体も大きくなり成長した。


クロエの本気さに父親はこれに応えるようになる。

クロエをしごき、鍛えるのであった。


父親が使っていた斧も非常に大きなものであったが、クロエはさらに大きな、巨大という言葉が似合う斧の使い手となっていた。


その後、街のコロシアムで闘技大会が行われる事を伝え聞いた。


賞金が出るという事もあったが自分がどれだけ強くなれたのだろうか、クロエは当然興味を持ち胸を躍らせた。


武闘大会当日、コロシアムに参加するものたちの中には私ほど巨大な斧を武器にもっている者はなく異質であった。


「あんなでかい斧使いこなせるのかよ」


「見かけ倒しのはったりだろ?」


「実はめちゃくちゃ軽くて脆いんじゃないの?ただ目立ちたいだけとか。はははははは」


他の参加者や観客からの期待は皆無であった。


.......そして、


「.....優勝はーっクロエ選手!!!!!」


(わああああああああ)


「すげぇ!つえぇー!」


「いや、あの斧見たらやると思ってたんだよ!」


私も勝てるかはわからなかった。

期待されていなかった所からの優勝。

めちゃくちゃ気持ち良かった!


その後、大会に出るたび優勝する事になり

はじめは盛り上がったが、だんだんと新たな強者が出てこない事に客は不満を感じはじめた。


「またクロエの優勝か」


「最近、武闘大会飽きてきたな」


周りの反応にも影響され私もだんだんつまらなくなってしまった。


そして人知れず引退をして今のお城の門番になった。


「あーあ、つまんない、今日もお仕事おわったらごはんとエールかな。その後お風呂でゆっくりして寝るだけ」


「つまんな」


「この間、レイ様が武闘大会やるって言ってたけどそんなの出たってどうせ...」



そんな時、黒いメイド服を着た美しいエルフが近づいてきた。



「あなたがクロエさんですか?先日、レイ様が武闘大会にあなたをお誘いしたと申されておりました。」




「レイ様の所のメイドの方ですか。確かに、先日レイ様から自分の力を試すのに出てみたらどうかとお誘いを受けました。ですが、正直興味が...えっ?」




....確かに油断はしていた。




まっすぐそのメイドの姿を捉えていた。




しかしどういう事か後ろから殺気を浴びせられそして耳元で「武闘大会で優勝してわたしたちの所に来なさい。待ってるわ」



(ゾクゾク)



「ああああぁぁぁ...行かないつもりだったのに...何あの人...」


....背筋が震える


(ゾクゾク)


クロエは武闘大会に出る事になったようです。

次回、武闘大会。

クロエはレイの配下になるのか!?

ここまで読んで頂きありがとうございます。

引き継ぎ楽しんで頂ければ嬉しいです。

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― 新着の感想 ―
Xから来ました。素敵な作品を読ませて頂きありがとうございました!また続きはじっくり読ませて頂きます(*^^*)ありがとうございました! 巳ノ星 壱果
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