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アイゼル

学生がアイゼルの怒りを買ってしまいます。

 ––リベルタ中央魔導学院演習場


 学生たちが順々に攻撃魔法を放ち査定を受ける。


「よし、次は俺が武術を見てやろう」


 アイゼルが言った。


 すると、


「武術なんてもう古いでしょう。今時魔法で豪快に敵を葬ればいいんじゃないですか?」


 学生の一人が言った。


「ほう、俺のやり方が時代遅れだと?だったらお前らは好きに魔法を撃ってこい」


 アイゼルが苛つき言った。


 学生たちが魔法をアイゼルに向かって撃ちだす。


「 ––––鉄壁結界てっぺきけっかい


 学生たちの放った魔法がことごとく防がれた。


 そして、アイゼルは学生たちに容赦なく攻撃する。


「ちょっとあれやばくない?」


 周りの学生から不安の声が漏れる。


「もう、そのくらいにしといたら?本当に殺す気?」


 レイがアイゼルに言った。


「なんだ、無属性。代わりにお前が受けるか?ちょうどいい。無属性が生き残るのが困難な事を俺が教えてやろう」


 そう言うとレイの腹部にパンチをくり出した。


「ぐふっ」


 レイは苦しそうな声を出す。


 そしてアイゼルは両手を組みレイの後頭部に打撃を加えた。


 レイはそのまま地面に膝をついた。


「どうした反撃はしてこないのか?無属性だから魔法が使えないか。ははは、武術でも手も足も出なけりゃどうしようもないか、はははは」


 アイゼルが言う。


 レイはなんとか立ち上がった。


「ほう、立ち上がるのか、お前には特別に奥義を喰らわせてやるよ!」


 アイゼルが言った。


「やめろ、アイゼル!」


 ノクティスが止めに入った。


「––破城盾撃シールドバッシュ!」


 レイの体が吹き飛ぶ。


 校舎の壁に派手にぶち当たり損壊した。


 だが、レイはなんとか立ち上がった。


 ノクティスがアイゼルに近寄り声をかける。


「何をやっている!殺す気か!問題をおこすな!」


「いや、確かに手ごたえはあった。だがあそこまで吹っ飛ぶような力は入れていない。それにあいつなんで生きてるんだ?」


「今はどうでもいい生きてて助かったんだ、誰が彼を保健室へ連れて行ってくれ」


 ––保健室


 アウレリアとエリシアに肩を担がれレイは保健室に連れられた。


 レイは保健室のベッドに寝かされた。


「ありがとう、後は私が看病するからあなたたちは戻ってね」


 保健の先生が言った。


 アウレリアとエリシアは戻って行ったようだ。


「それじゃあ看病をしましょうか」


 レイの上に誰か乗ってきた。


 レイの見知った顔だ。


「なんでミリエルが保健室にいるの?」


 レイが言った。


「なんでと言われますと、ヒールも使えますし保健の先生には最適かと」


 ミリエルが言う。


「じゃなくて元々いた先生とかどうやってこの学園にはいったとか…」


 レイがミリエルに言う。


「前にいた先生は分校に転勤になりました。どうやってこの学園に入ったかと言うと、ヒールが使えるからと優先してくれる訳でもなく、じゃんけんで勝ち取りました!」


 ミリエルが言った。


「どういう事?」

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