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暗殺者エフィリア

エフィリア視点の話です。

レイとエフィリアが出会った裏側の話です。

……わたしの名前はエフィリア。


暗殺家業をしている。


ルーヴェン王国の大臣からの暗殺依頼があった。


標的は六人。


アルベルト王。

セレスティア王妃。

レオニス第一王子。

ヴァルド第二王子。

ミオ第一王女。

そして――レイ第三王子。


わたしはあらかじめ、メイドとして城に潜入した。


大臣たちが騒ぎを起こし、その混乱の隙にターゲットを暗殺する。


その後大臣が実権を握り新たな王となる。


そんな計画だった。


わたし以外にも依頼を受けて侵入している者がいるのかは知らない。


そもそも興味もない。


だが、この国の王子たちは優秀だった。


大臣はすでに疑われており、泳がされていたらしい。

そして証拠を掴まれ、死罪となった。


わたしのことは話さなかったのか。

それとも、口を割る前に命を落としたのか。


どちらにしても依頼主は消えた。

依頼は頓挫。


さて、これからどうするか。


そう考えていた時だった。


庭園で、彼は待っていた。


レイ。


無属性、魔力もないとされる暗殺対象の王子。


……わたしの身体を見ている?


まあ、年頃の男の子だし。

少しくらい、からかってあげてもいいか。


そう思っただけだった。


だが。


「殺し屋みたいだよね。」


……なんで?


ばれてる?


なんでかわからないけど……殺るしかない。


さよなら、女ったらしさん。


わたしは自分を強いと思っていた。


けれど。


まさか、足元にも及ばないなんて。


 「わたしに、いやらしい命令でもするつもり?」


「それもいいけど……」


レイは笑った。


「俺の秘密のメイドになってよ。」


 ……何をさせるつもりなのかはわからない。


でも。


どうせ、わたしには行く場所なんてない。


「いいわ。」


少しだけ笑って答える。


「変な王子さま。」


「乗ってあげる。」

レイには負けてしまいましたがエフィリアはとても強い美人メイドです。

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