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ボア退治

第40話更新!

夢を見ている。


最近になって見はじめた夢。


私とあの人が何者かと戦っている夢。


でもあの人は私が幼い頃に魔族に襲われて亡くなった。


あのまま大きくなったらきっとこの夢のあの人みたいになっているに違いない。


でも彼はもういない。


だからこれが夢の中だと気づいている。


そして、深く眠りについた。


ーーー


カインはギルドにギルドカードを取りに来ていた。


「はい、これで正式に冒険者として認められます。」


「クエストも受注できるようになりましたので良ければ早速受けたらどうですか?」


受付嬢にそう言われた。


そう、あの黒十華たちは露店くらいのものだろうと思い屋敷の周りの開発を任せたら商会まで出来てるとは!


だいぶ儲かっているみたいだ。


きっとみんなでバカンスに行ったりして使うのだろう!


あぁ羨ましい!


俺は裏の活動資金を稼ぐため変装して冒険者をすることにした。


貼り出されたクエストを見ていると、


「あなたも魔導学院の学生なの?」


不意に背後から声がした。


振り返るとそこにはセラがいた。


「あ、いや魔導学院の学生ではない。」


「そうなんだ、魔導学院の制服を着てるからてっきり。」


(しまった、制服のまま来てしまった。)


「あ、あぁ、これは魔導学院に通う予定だった友人から譲り受けたものだ。」


「家の事情で遠くへ行かないと行けなくなったんだが、制服は作ってしまった後でね。自分が冒険者になると言ったら譲ってくれたんだ。」


「魔導学院の制服は魔法防御が高くて下手に初期装備を購入するより絶対いいからって。体格も同じくらいだったからぴったりでさ。」


「それでうちの制服を着てるんだ!あっ私はセラよ、よろしくね!」


「あぁ、カインだ。よろしく頼む。」


「私も学園を卒業したら冒険者になろうと思って!そしたら学園に通いながら冒険者できるって聞いたから。冒険者って経験が大事だと思うの。だから少しでも早く経験を積みたいなと思って。それに、自分の学費くらいは自分で稼ぎたいなって。」


「いい心がけだな。うまく行くことを願っているよ。」


「ありがとう。」


「じゃあ、私はゴブリン退治のクエストを受けてくるから。」


「あぁ、じゃあな」


ゴブリン退治か、


油断さえしなければ初心者にもってこいのクエストだろう。


さて、自分はどうしようか。


手っ取り早く金を稼ぎたいところではあるが今のランクではそうそういい稼ぎになる物がない。


まぁか中でも高めなボア退治にするか。


農家の畑が荒らされて困っているようだ。


クエスト報酬の他にボア肉の買取もしてもらえるみたいだから素材やドロップ品があれば今のランクにしてはいい稼ぎになりそうだ。


「このクエストを受けたいんだが?」


「あーはい、どれどれー。」


「あのー、カインさんて冒険者になりたてですよね、ボアの討伐はFランクでも難しい方で...他のもう少し難易度の低いものの方がいいかもしれませんがどうしますか?」


「挑戦してみるよ。大丈夫だと思うし。」


「では、危ないと思ったらすぐにやめて帰ってきて下さいね。」


「あぁ、わかったよ」


ボアが出るという村はここからはそう遠くない山の麓だ。


村の名前はグランボア


....そのままか!


なんでも昔からボアには悩まされているそうだ。


村長にボアを退治にしにきたことを告げ山に入った。


程なくしていかにもという洞窟を発見した。


躊躇することなく奥に入る。


当たりだ。


十数匹のボアがいる。


しかし、その奥にとびきりでかいボアがいる。


グレートボアだ。


さぁ狩りの時間だ!


ボアがこちらに向かって一直線に突進してくる。


すべてかわし急所を一突き


全てのボアが倒れた。


グォォォォ!!


グレートボアが怒り狂っている。


「さぁかかってこい!」


ドドドドドド!!


地面を蹴り飛ばしかけてくる。


大きな牙が襲いかかる。


が、片手で受け止めた。


そして一突き。


グレートボア討伐完了。


村長へ報告に行くと報酬をもらえた。


グレートボアについてはギルドで買い取ってもらえばいいだろう。


「ゴブリン退治に行った女性がまだ帰ってこない。」


村の人間がそう言ったのが聞こえた。


同じ村で出ていたクエストだ。


女性とはセラの事だろう。


「ゴブリン退治の場所はどこだ?」


「それなら、この村近くの湖付近で最近ゴブリンがよく目撃されているからそっちの方に向かったんだと思う。」


「わかった。」


聞くとすぐに湖の方へ駆け出していた。


湖付近へと来たが


ゴブリンの姿はない


数匹倒された形跡がある


そして足跡が複数ある


森の方へ足跡が続く。


ゴブリンが多数いるようだ。


セラは.....いた。


油断して捕まってしまったようだ。


衣服が破られ肌が露出している。


気絶していたセラが目を覚ました。


「いや、やめて!!」


飛び込みセラを襲おうとしていたゴブリンの首を刈る。


「....カインさん?」


「これで隠せ。」


羽織っていたマントを手渡した。


こちらの様子を伺っていたゴブリンたちが襲いかかる。


「遅い!」


双刀の剣を振りかざしゴブリンたちを切り裂く。


あっという間にゴブリンたちを全滅させた。


「さぁ村長のところへゴブリン退治と無事を報告に行こうか。」


そういうとセラを背中におぶった。


「きゃあ」


いきなりおぶられて小さな悲鳴が出た。


「ちょっと、聞きたいんですけど、あの、見ました?」


「ん、何を?」


「何をというか私の体です!」


「んー見たよ。でも忘れた。」


「そういうのは見てないよって言うところじゃないんですか?」


「じゃあ見てない。」


ぽかぽかぽか


頭を叩かれる


「ばかばかばかーもう遅いです。」


「じゃあなんで聞くんだよ。」


「やっぱり、聞かないと気になって。ばかばかばかー!」


「でも、ありがとう、はじめてがあんなのに奪われなくて。」


セラがこの言った。


「なんて?声が小さくて聞こえなかった。」


「な、な何でもないです!それよりもカインさんすごく強いんですね。今度一緒にパーティくんでクエスト受けてもらえないですか?」


「あぁ、機会があったらね。」


無事に村長に報告しギルドまで送り届けた。


「買取頼む」


「はい、かしこまりました。」


マジックバックからゴブリン、ボア、グレートボアが出てきた。


「あわわわわわ、これってグレートボアですよねー!Fランクが一人でどうにかなる魔獣ではありません!」


「ギルドマスターを読んできますからお待ち下さい!」


ギルドの受付嬢はギルドマスターを呼びに行ってしまった。


そしてギルドマスターの部屋に呼ばれるのであった。

ここまで読んで頂きありがとうございます。

学園編序盤です。

少しでもいいなーと思ったらブックマークや評価をしていただけるとありがたいです。

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