リベルタ中央魔導学院
第37話
リベルタ中央魔導学院に入学です。
ユノベル屋敷内
とある隠し部屋
黒十華が集結していた。
いつも、ご主人様が座っているところにはみゅうが凛々しくお座りをしている。
そして、両脇をルクスとノワールがお座りして見守っている。
「では、よろしいでしょうか。」
クロエが言う。
「わたしは発案者なので一番最後にさせていただきます。」
続けて
「いきます。」
「じゃんけんぽん!」
「あいこでしょ!」
数回のじゃんけんの結果、順番が決まったようだ。
「それでは、順番に引いて下さい。」
「一番初めはエフィリア様ですね。」
「じゃんけんも強いとはさすがです。」
「引き終わったら最後にみんなで開けましょう。」
順番にくじが引かれていく。
ニアの番が来た。
「さて、引くにゃ。」
「.....ん?」
「!」
そしてみんな引き終わり
クロエの番がやってくる。
(みんなには悪いけど、私の持ってる潜入スキルを最大限に使うには私がメンバーに入ってないといけないんです!)
(みんな本当にごめんなさい!)
「それでは、最後引きます!」
「あ、あっあれ?あれ?」
「どうしたの?」
エフィリアが聞いた。
「いや、最後の一枚なんでなかなか見つからなくて....」
(おかしい、仕掛けの中に一枚あたりが入ってるはずなのに...)
「底の方ちゃんと調べたら残ってるんじゃないかにゃ?」
ニアがドヤ顔で言ってくる。
(はっ!)
(しまった!ニアはトラップや仕掛けを見破るスキルがあるんだった!)
(ニヤニヤしてる。間違いない!ここから取ったわね。)
(私がいなかったらどうやって色々手をまわすのよ!ばかー!!)
底に手を伸ばす。
確かに一枚残っていた。
これがあたりである事を祈るしかない。
一枚はニアが持っているのでほぼ確定だろう。
だと、残るあたりは2枚。
一斉に開く!
「あー」と言う声の中、「やったー!」と聞こえる。
エルフィだ。
そして、
「あたりだにゃー!」
他はまだ聞こえない。
(お願いっ!!)
「あ、あたりです。」
一気に力が抜けた。
いらない気を使ってしまった。
イカサマをしようとした罰だろうか。
そして、入学式の朝
レイとミオはユノベルから馬車でリベルタへ向かうのであった。
ミオについてはアルベルト王がリベルタ中央魔導学院の学園長オルフェウスに
「一つ貸しじゃからな、わっははははは」
と言われレイと同学年での入学が認められていた。
アルベルト王からは俺もミオ姉も王子、王女がバレないようルーヴェンを名乗る事を禁じられた。
そしてリベルタへ着いた。
大都市。
それもすごく大きな。
ここに世界中の優秀な学生たちが集まってくる。
周りを見るとドワーフ、獣人、エルフと様々な種族が行き交っている。
「入学式に遅れるといけないから早速向かおうか。」
俺はミオ姉と馬車を引いているメイドに言った。
魔導学院はこのリベルタの中央にある。
学園前の道には両側にさくらの木がずらーっと並んでいて道の両側が学園までずっとピンクでとてもきれいだ。
俺たちの他にも入学式に向けてどんどんやってくる。
この国に入った時と同じく、
やはり様々な種族が学園に向かっている。
学園入り口に着くとクラス分けが貼り出されていた。
クラスはA〜Cまであり、
ミオ姉と俺は同じAクラスらしい。
まずは講堂にあつまり、学園長のあいさつなんかを聞くらしい。
あーめんどうだな。
ははは
生徒会長の挨拶からはじまり、
各クラスの担任紹介
学園生活においての注意事項説明
学園長の挨拶と続く。
あれがアルベルト王と仲良しのオルフェウス学園長か。
いかにもイジワルそうな顔をしてやがる。
ははは
退屈な集会が終わり、
各講義室へ向かう
今日は属性と魔力測定を行い解散だそうだ。
Aクラスの講義室に入る。
各100人ずつくらいの人数がいるのだろうか。
席は好きなところに自由に座ってもいいらしい。
今日は初めてと言うこともあり
ミオ姉と隣り合わせで後ろの方に座った。
「このクラスに入った特から俺の右手が疼いてしょうがねぇ!」
「奇遇だな、俺の右眼もずっと疼いていやがる。」
一番前の席から聞こえてきた。
「あいつらもこの魔導学院の生徒だったんか。」
「こいつは楽しくなりそうだ!ははははは」
「何言ってんの。」
ミオ姉が言った。
入り口から後ろに3人ほど取り巻きを連れたいかにもお嬢様って感じの女性が入ってきた。
別のところから
「貴族のアウレリア様よ!」
と聞こえてきた。
どうやら貴族でプライドが高く能力も非常に高いらしい。
周りから聞こえてくる情報。
遠くでどんな顔かまでは見えないなー
続いて、
「きゃあーエリシア様よー!」
なんでも、聖属性魔法が使えてこれまた能力が高いらしい。
周りから聞こえてくる情報ね。
そして、これまた遠くて顔が見えない。
もうみんな揃っているのだろうか、
このクラスを受け持つ教師
エルナ
歳は30前後と言ったところか。
いや、直接は聞かないよ?
「それでは今から順番に魔力測定を行っていきます。」
「名前を呼ばれた人から測定して下さい。」
「ではまずアウレリアさん。」
「はい。」
「きゃあーさすがアウレリア様ー!!」
かなりいいようだ。
「次、エリシアさん。」
「はい。」
講義室一面に眩しい光が差す。
「さすが、聖女と呼ばれるだけの事はあります。」
「あぁエリシアさまぁー」
「きゃあーエリシアさまー」
周りから黄色声が飛び交っている。
有名人なんだろうか。
すごい人気だ。
どんどん測定が終わっていき、
「クロエさん。」
「はい。」
はい、はい、クロエさんね.......
.....は?
なんで?
.....嘘だろ
エルフィとニアもいる。
どうやって入った
「では続いて、ミオさん。」
「はい。」
水色の強い光が講義室にさす。
「素晴らしい!」
「なんて強い水属性の光。」
ミオ姉強いでなーはは
「では、最後にレイさん。」
「はい、はーい!」
「さぁどうぞ。」
水晶に手をかざす。
....反応がない。
「む、無属性ですね。魔力もないみたいですし。」
周りがざわつく。
「えっなんでそんな人がこのクラスにいるの?」
「無属性?そんなのあんの?」
まぁそんな反応になるよね。
って言うかその反応は....
このクラスってエリートクラスって事か!?
あの学園長、無属性って知りながらこのクラスに入れやがったな
「....レイはちゃんと強いんだから」
ミオ姉が唇を噛み締めながら小声で呟いた。
(さんきゅーなミオ姉)
???「無属性だとよ、そんなんもいるんだな。」
???「えぇ、でも力のない者に用はないわ。」
???「そりゃそうだ。」
「それでは今日はここまでです。明日からみなさん頑張ってくださいね!」
担任のエルナが言い
どんどんと講義室から出て行く。
クロエとエルフィとニアがいた。
「みんないつの間に試験受けたんだ?」
「私たちは特別推薦枠です。」
「運です。」
「くじ引きにゃ。」
「???」
まぁいい、帰ろう。
講義室にはエルナと最後の女生徒一人となっていた。
エルナが水晶を触って確認する。
「ヒビとかないわよね。急にピシッとか...」
突然
パアァァァァァン!!
「はうあっ!!」
「きゃあぁぁぁー」
急に水晶が木っ端微塵に弾けとび
エルナと女生徒の悲鳴があがった
「........」
「........」
ーー
……とある仄暗い場所
周りには薄気味悪い像がたち並び中央にはひと回り大きな像が置かれている。
???「…なんだ、ここは?…どうしたというんだ。
それに…なぜこの魔力を感じる…」
いよいよ学園編に入りました!
次回からもよろしくお願いします!




