旅立ち
第31話
旅立ちの時が来ました。
ある日の早朝
まだ夜も明けきっていない
モヤがかかっている
街の住人にも知らされず出ていけという事だ
ルーヴェン城門
アルベルト王
セレスティア王妃
レオニス第一王子
ヴァルド第二王子
がいる
アルベルト王が口を開く
「すまんな、こんな事になって。」
「ええ、ほんとうにごめんなさい。」
「なんてお詫びすればいいか。」
「父上、母上、私はちょうど城を離れ学びたいと思っていたところです。」
「ですので、そんな顔をしないで見送って下さい。」
「俺たちもそのうち遊びに行くよ。」
兄二人が言う。
「いや、兄さんたちがきたらすぐ王子だってバレるから」
「そういえば、ミオ姉は?」
「ミオには言ってないよ。きっと私も行くって言いだすだろうから。」
「あとでちゃんとお前の分と謝っておくよ。」
レオニス兄が言う。
「ずっと会えないってわけじゃないしな!」
ヴァルド兄が言った。
「そうだね、色々ありがとう。食料とか。助かる」
荷馬車には多くの食料や衣類などが積まれていた。
親父たちからのお詫びもあるのかも知れない。
「じゃあ、そろそろ行くよ。」
「元気でな。」
「元気でね。」
レイは新たな拠点、
中央魔導学院での生活
新しい出会いにワクワクしていた
と同時に少し寂しさもあった。
様々な感情を抱えながら出発をした。
少し進んだ所に林がある。
ピューィ!!
レイが指笛を吹いた。
すると林の中から二体の魔獣が現れた。
「ゲルド・ボッタクーレの所にいた魔獣さ。」
「こいつらも連れて行く。」
「さすがに城に連れて入るわけにはいかなかったけど新しいところなら大丈夫だろう!」
「いや、わかってるよ?さすがに城にはいれないから!」
周りから疑いの目を感じ慌てて言い訳をする。
「こいつらの名前はルクスとノワールだ。」
朝、早かったのもあるだろう。
馬車に揺られ睡魔に襲われた。
「いつの間にか眠ってたみたいだね。」
「もう昼近い?」
「なんか、だいぶ静かじゃない?」
こういう旅路には
盗賊が出たりモンスターが出たり
お約束じゃない?
視線を荷馬車のはるか前方に向けてみる。
なんか、とても巨大な斧が振り回している人影が見える。
そこに盗賊らしき人影がある。
あっ絡みにいった。
ドカーン!
はるか前方で盗賊たちが吹っ飛んだ。
なんかノリノリで戦っているように見える。
「エフィリア?あのノリノリで盗賊吹き飛ばしたのクロエ?」
「クロエはノリノリでとかそんな娘じゃないわ、勘違いよ」
「えっでもあの斧....」
「そう見えるだけよ、どこかの冒険者とかじゃない?」
「確かにクロエはそんな感じの娘じゃないですね。」
「勘違いでは?」
ミリエルが言う。
...勘違い...なのか?
あっ!でっかいグリズリー出てきた!
あっ!ほほ笑みながら一撃くらわせた!
あっ!でかいグリズリー蹴り飛ばした!
「あれ...なんかほほ笑みながら...グリズリー蹴飛ばしたの...」
「確かにクロエはグリズリーくらい蹴飛ばせるだろうけど笑いながらとかそんな娘じゃ、もっとクールな娘っていうか、だから違うわね」
ルナが言った。
「にゃー!」
「やはり....別人なのか?」
しばらくして馬車を休ませ
俺たちも休憩を取った。
水を一杯飲んでひと息つく。
あっクロエ発見。
ちょっと近づいてみる。
「ふふふ、私がみんな蹴散らしてあげるわ!」
やっぱクロエじゃねーか!
ガタッ!!
何!?
樽が動いた。
開けて中を見てみる。
「レイーお腹すいたー喉渇いたー」
「えっ?」
ここまで読んで頂きありがとうございます。
旅は始まったばかりです。
旅路で何が起こるのやら。
これからもよろしくお願いします。




