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新たな拠点

第27話です。

ルーヴェン王からの呼び出しです。

ルーヴェン城


謁見の間


俺は父親のアルベルト王に呼ばれてここに来た。


隣には母親のセレスティア王妃が座っている。


「少し話があってお前を呼んだんだが。」


「お前も知っているだろうが、ここから一月程馬車で移動した中立国家リベルタがある。」


「ここには中央魔導学院という学校があってだな、周りの国々からとても優秀な学生が集まってくる。」


「中立国で国境関係なくだ。」


「ここに入りたいという学生が多くて非常に倍率も高いんだが、わし、ここの学園長と知り合いでなー。」


「次年度の試験は終了してしまっているが、一人、二人くらいならねじ込んでやってもいいぞ!というこだった。」


「あの恩着せジジィが!おっと」


「このルーヴェンにいてもお前の無属性については何も情報が得られない。」


「実際のところは周りの者たちが無属性なのが街に広まったら信用がどうだとか、城から離れたところにおいやれと言ってくるんじゃ。」


「だが、実際優秀なリベルタであればあるいはと考えておる。」


「どうじゃ、行ってみる気はあるか?」


「レイには苦労をかけて申し訳ないと思っているわ。」


「でも私もリベルタならもしかしてと思っているの」


「行ってみてはどうかしら?」


セレスティア王妃が言う。


えっと、これは願ってもない機会である。

父親たちは心配はしてくれているものの周りの者たちから追い出すよう迫られている。

ここから出て俺だけの拠点ができれば動きやすくなるってもんだ。


「はい、父上、母上。俺はそのリベルタ中央魔導学院へ行って学びたいと思います。」


「わかった、あいつに頼み事をするのは気が引けるが学園長には言っておく。」


「入学までにはまだ期間があるが向こうへ行くにも一月程の旅になる。くれぐれも準備を怠らぬようにな。」


「居住する場所だが、国境付近に我が領土のユノベルという町がある。ここを納めていた者が住んでいた屋敷があるんだが、しばらく不在でなー。そこを使うと良い。」


「ユノベルからリベルタまでは馬車で一刻ほどだ。学園に通う際は馬車を利用すればいい。」


「わかりました。父上!」


アビス・ローゼスは連れ、魔王の本格稼働だ!


ーーーー


その夜、


俺は久しぶりに街へ出た。


きれいな女性が歌っているあの雰囲気ねいい店だ。


今日は魚料理にしてみようか。


うん、こいつもエールとよく合う!


食事をしながら今日の事をエフィリアに伝えた。


リベルタ中央魔導学院へ行く事。


アビス・ローゼスを連れて行く事。


ユノベルが拠点になる事。


「わかったわ。こちらで展開しておくわ。」


「あと何人かでユノベルへ行って現地の調査もしておくわね。」


「あぁ頼んだよ」


そう言って今日も雰囲気のいい店を後にした。


ここまで読んで頂いてありがとうございます。

忙しく更新ペースが落ちてきてしまいましたが、一日一話は更新したいなと思っています。

これからもよろしくお願いします。

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