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闇オークション

第23話闇オークション

新しいキャラクターの登場です。

エフィリアたちはルーヴェン王国より離れたユノベルに来ていた。


主様から頂いたヒント。


ルピナの解析により、


麻薬の流通元は特定されていた。


黒幕――ジャコ・ボッタクーレ。

ユノベルで急速に勢力を拡大している商人。


そして今回。


その流通の一端――

“闇オークション”の情報を掴んだ。


主様はこのような氷山の一角であろうと許さない。


わたしたちはそれに従い制裁を与えるだけ。


ジャコ・ボッタクーレが給仕係を一日限定で募集しているとの事。


場所日時は受かったものだけに教えられるみたい。


裏オークションである事は間違いない。


しかし、募集した給仕係はどうする?


闇オークションがバレるではないか。


その後は?


口が堅いものだけ雇う?


あるいは...消す?


全員?


危険な香りがする。


「内部に入るしかありませんね」


ルピナが静かに言う。


エフィリアは頷いた。


「潜入するわ」


短い一言だった。



オークション会場・控え室


控え室には、給仕の女たちが集められていた。


人数は――10人。


募集通りの人数だ。


不安げな空気が漂っている。


その中に、違和感なく紛れ込んでいる影がある。


クロエ、エルフィ、リズが給仕に変装に成功


声も出さず、気配を消し潜んでいる者もいる


だが確実にそこにいる。


――潜入は成功していた。


扉が乱暴に開く。


「お前たち!着替えは終わったか!」


「きゃあー!!」


着替え終わっていない給仕たちが悲鳴をあげる。


ジャコ・ボッタクーレ。


「うるせー!!」


その瞬間。


紛れていた影が消える。


壁際、天井、死角。


視線から完全に外れる。


そこに残るのは――給仕10人だけ。


「給料は先に渡してやった!半日で銀貨10枚!」


袋が投げられる。


「10人分、100枚だ!しっかり働け!」



だが、その裏では――


すでに“準備”は整っていた。


オークション会場


「さぁ!みなさまお待ちかね、次の商品でございます!」


歓声と金の音が交錯する。


闇オークション。


この空間はどこか歪んでいる。


「木彫りの猫5体セット、銀貨25枚から!」


一瞬、空気が変わった。


「30」


「50」


「70」


迷いがない。


金額が一気に跳ね上がる。


安物の木彫りに対して、ありえない値段。


だが――


ルピナが小さく呟く。


「主様のヒント」


「……完全に流通ルートだね」


ルナが答える。


ニアが鼻をひくつかせる。


「匂いも一致してるにゃ」


エフィリアの目が細くなる。


「……確定ね」



その時。


ぐいっ


「きゃっ……!」


給仕の少女の尻が掴まれる。


ヴァルケル将軍。


パァン!


乾いた音。


反射的に叩き返した。


次の瞬間――


ドンッ!!


少女の体が床に叩きつけられる。


「お客様、商品には触れないように」


その一言で、全てが確定した。


エフィリアが静かに言う。


「……頃合いね」



「さぁ、本日のメインイベント!」


巨大な檻が運ばれる。


白い布がかけられている。


「給仕は全員壇上へ!」


給仕たちが引き上げられる。


そして――


バサッ


布が剥がれる。


檻の中。


エルフが二人。


静まり返る会場。


「エルフは金貨5枚!その他周りは銀貨50枚から!」


「人身売買」


ルピナが言った。


「アウトにゃ」


エフィリアが一歩前に出る。


「――始めるわよ」



「そこまでよ!!」


声が響く。


同時に――


影が現れる。


壇上、客席、壁際。


いつの間にか、複数。


黒いマントの女たち。


壇上の数人も黒いマントをはおっている。


完全に囲まれていた。


「何者だ!!」


ジャコが叫ぶ。


エフィリアは冷静に言う。


「あなたたちの悪事はここまでよ」


「抵抗するなら――排除する」


短い宣告。


「お前たち、まさか俺の息子を殺したやつらか!おまえら!出てこい!こいつらぶち殺せ!!」



戦闘開始。


最後方からエルミナ。


ライフルの銃弾が正確に放たれる


護衛が一瞬で崩れる。


連携。速度。精度。


無駄がない。


ヴァルケルが動く。


給仕の少女を掴む。


「逃がさないにゃ」


ニアが割って入る。


拳がぶつかる。


重い衝撃。


だが――


「遅い」


一瞬で懐に入る。


ヴァルケルの決して小さくはない体が吹き飛ぶ。


壁に叩きつけられる。


バキッ


壁の木材が真っ二つに割れる


「……まだやる?」


軽く首を傾げる。


ヴァルケルは舌打ちし、後退。


その時、


外から怒号。


王都守備隊が突入してくる。


エフィリアは即座に判断した。


「撤退」


「目的は達成済み」


「対象回収」


迷いがない。


迅速な行動。


「くそが……!」


ジャコが吐き捨てるように言う。


だが――


逃げる。


ヴァルケルも後退する。


「覚えていろ……!」



クロエが斧で檻を開けた。


「……大丈夫?」


エルフの一人が答える。


「一緒にいた仲間は……殺された」


「行く場所はない」


エフィリアは迷わなかった。


「なら、来なさい」


「居場所を用意する」


「戦力としても問題ありません」


ルピナが言う


「歓迎にゃ」


ニアも歓迎しているようだ


二人は顔を見合わせ――


頷いた。



そして新たに


セフィラ、ミリエルがメイドとなる事になった



その後


闇オークションは壊滅。


黒幕は逃亡。


ジャコ・ボッタクーレ。


リベルタ中立国


そこにいる男のもとへ。


――ドン・ボッタクーレ。


ここまで読んでいただきありがとうございます。

この場面から外伝もはじまります。

良ければ読んでみてください。

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