戦場孤児
第14話です。
ここまで読んで頂きありがとうございます!
レイは自室で高級そうな猫を抱き紅茶と焼き菓子を楽しんでいた。
「レイ様、紅茶のおかわりはいかがですか?」
エフィリアが紅茶のおかわりを勧めてきた。
「んーもらおうかな」
「かしこまりました、昨晩なんですが暗殺者ギルドのアジトが爆発したとか」
「エルフィとエルミナが逃げてきたとかいうギルド?」
「ええ、爆発の後からは切り口が焼けただれているものと黒く侵食されたような跡のある死体があったそうで暗殺者ギルドは完全に壊滅したとか...」
「へぇーそれならあの2人はこそこそ隠れなくても良くなったんだ。」
「えぇ、そうね」
レイあなたは表に立たず悪を抹殺しようというのね。私たちもそれに従えと...
「それと、どうやらあの娘たちも何か訳ありのようね」
....ルピナは戦争孤児だった。
まだ幼い頃。
彼女は戦場にいた。
燃える村。
倒れている兵士。
泣き叫ぶ人々。
普通の子供なら恐怖で動けない。
しかしルピナは違った。
観察していた。
兵の配置。
弓の射程。
地形。
風向き。
全部。
頭の中で計算していた。
「……みんな、こっちにきて」
ルピナは村人に言った。
「この道から逃げて」
「兵士はこっちに来る」
村人は言った。
「なぜわかる?」
ルピナは答えた。
「だって」
「そこが一番効率いいから」
数分後。
敵兵がその道を通った。
村人たちは助かった。
やがて噂は広がった。
「戦場を読む少女」
そして
ルピナは軍に連れていかれた。
子供なのに。
軍師として。
⸻
最初の戦い。
将軍が地図を広げる。
「この砦を落としたい」
ルピナは言った。
「無理だと思う。」
将軍が怒る。
「子供が何を言う!」
ルピナは地図を指した。
「兵力不足」
「補給線弱い」
「たぶん三日で負ける」
将軍は笑った。
しかし三日後。
その通りになった。
⸻
次の戦い。
将軍はルピナに聞いた。
「どうすれば勝てる」
ルピナは言った。
「この山に兵を隠す」
「敵が川を渡る時」
「弓で撃つ」
「そして騎兵で包囲」
結果。
大勝利。
それから。
ルピナは勝ち続けた。
戦場はすべて
計算通りだった。
しかしある日...
ルピナは思った。
(つまらない)
戦争はゲームだった。
人が死ぬだけ。
単純なゲーム。
そして軍にはもう一つの「兵器」があった。
魔法少女
名前はリズ。
魔力量が多すぎて制御できない。
暴発すれば味方も死ぬ。
ある日。
ついに暴走した。
爆炎があがる。
兵士が吹き飛ぶ。
研究者たちが叫ぶ。
「逃げろ!」
誰も近づけない。
その時。
ルピナが歩いた。
リズの前に。
「魔力の流れ」
ルピナは見ていた。
リズの体を流れる魔力。
「そこじゃない、こうする」
ルピナは言った。
ルピナが手を触れる。
魔力が整う。
炎が消えた。
リズは呆然とした。
「……止まった」
ルピナは言った。
「あなた」
「魔力多すぎ」
リズは聞いた。
「どうすればいい?」
ルピナは答えた。
「私が計算してあげる」
「あなたは撃つだけ」
リズは笑った。
「それ最強じゃん」
ルピナは少し笑った。
「そう」
そして言った。
「でもここ」
「つまらない」
リズが言う。
「じゃあ逃げよ」
ルピナはうなずいた。
「いいね」
「戦争より面白そう」
その夜。
二人は軍から消えた。
更新頑張って行きたいと思います。
引き継ぎ楽しんで頂ければ幸いです。
ルピナ
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