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本当の姿って何だろう?

ゆったりと温泉に浸かってる間にメイド達がお昼の

準備をしてくれていた。

テーブルがセットされ御馳走がならんでいた。

まるでガーデンパーティのよう。


着替えて椅子に座らせてもらった、もちろん隣は

アレイドだ。

そして呼んでもいないのにしっかり椅子に座り

食べている令嬢。立ち直りはえ~な~。


「アレイド様ってちょっとクールでしょう、幼馴染のわたくし

だからわかってさしあげれますわ」

さっき、ひぃぃぃって言ってたのに?


ふふふふ。。。


「何がおかしいのかしら?あなたも怖かったでしょ、子供には

無理なのよ。公爵夫人になるべく育てられたわたくしの代わりなんて

思い出すわ、一緒に遊んだあの日、躓いて倒れた子供のわたくしを

優しく見つめてくださったの」


「いやいや、あれは呆れて見てただけだろ」

口をはさんだのは最近影の薄いリカルド副隊長だ。

「何てこと言うのかしら、リカルドはわたくしをアレイド様に

取られたくなくて、そんなこと言うのね!」

「それこそ勘違いだ!やめてくれ、おそろしい」

「おそろ・・・って」


副団長!それ以上はやめて!鬼の形相になってる!


「本当のことだろう、君が公爵夫人になる事は絶対にない」

「まあアレイド様、照れなくてもよろしいのよ。わたくし達は

幼い頃から大人達から言われておりましたでしょ、お似合いだって」


あれだろうな、大人達が勝手に盛り上がって、可哀想にその気に

なったパターンだね、と考えていると青くなって、ガシっと私の

両肩を掴んでアレイドが言い訳をし始めた。


「サラ、違うからな!周りが勝手に言ってただけで何もないから!」

うんうん、そうだろうな。


「そんな、わたくし達はあんなに仲が良かったではないですか!

それにアレイド様のお背中の黒子の数までしった仲ですわ」


んっ?おかしいな

「アーレンの背中に黒子ないけど…」


一斉にリサ以外のみんなが吹き出して青ざめた。


口から漏れてしまった。なんでそんなに驚くの!令嬢の時は

皆んな呆れた顔してたじゃない。

アワアワとなってリサに助けを求める。

アレイドすら目が点になっていた。


リサが助け船を出してくれた。

「フフフ、お散歩中していた時に偶然、鍛錬していた

アレイド様をお嬢様とお見かけして汗をかかれてシャツを

脱がれたのでお背中を見られたんですよ」


ナイス!リサ!

実はこっそりアーレンをストーカーしてたのよね。

だってカッコいいんだもん。


「なんだ、そうだったのか」

アーレンも周りの人達も露骨に令嬢もホッとした

顔をした。


「と、とにかくわたくしとアレイド様は結婚する運命に

あるのです」


「何を言ってるんだ?私と結婚するのはサラだ君じゃあない」

「アレイド様こそ、こんな子供に何を仰ってるの、しかも

貴族でもないのよ」


「身分なら俺んとこに養女にすれば解決じゃん」

「リカルドは黙ってて!それに子供では婚約出来ませんのよ

この国では婚約は15歳以上からだし結婚は18歳以上だわ

嫡男が何年も婚約者もなしだなんて許されないわ!それに

あなただって本当のアレイド様を知らないでしょう。

貴方に優しくしているのだって、よく見せたいだけの演技だわ

本当のアレイド様は怖い人なのよ、わたくしには本当のお姿

を見せて下さってるわ」


お〜すごい、息継ぎなしで一気に言ったね〜、よし私も。

「本当のアーレンかどうかは本人にしか分からないのではないですか?

それに好かれたくてよく見せようとするのは当たり前の事だし

アーレンが私に対して優しいのも本当の姿よ、公爵嫡男なら優しい

だけではいられないのも事実で、そして人は色々な面をもっているのよ

本当の姿はひとつではないし、怖いアーレンしか見たことないのであれば

令嬢に対して特別な感情はないのでしょう」

よし!負けずに一気に言い切ったわ、なんて達成感。


「そ、そうよアレイド様は今は誰も女性を寄せ付けないけど

数年前までは色んな未亡人と後腐れない関係で遊び歩いてたのよ

貴方は、そんな不誠実な人でもいいの」


「いい加減にしないか、それ以上サラにくだらん事聞かせるなら

容赦はしない!」


「アーレン落ち着いて、15、6歳ならそうゆう事にも興味が

ある年頃でしょう?それに、キチンと割り切った関係なら

不誠実とは思わないわ。今も続いているなら嫌だけど」


「違うよサラ!若気の至りだ、今は誰もいないサラだけだ!」

周りの心がひとつになる!

〝それもどうかと〟

「それよりも気になることがあるわ、聞きづらいけど

教えて欲しい。アーレンは幼女が好きなの?それとも幼女体型が好きなの?」


使用人達にはこう聞こえていた。

『ロリコンなの?それとも変態なの?』

〝聞いちゃったよ〜サラ様って大胆!〟

ハラハラドキドキである。


少しの間固まっていたアレイドが口を開いた。

「私は…私は…へ…………」


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