↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
PR
40/53

それぞれの想い

長い廊下を案内されて一つの扉の前に着いた。

「こちらがサラのお部屋になりますわ」


侯爵令嬢の言葉にアレイドがムッとして

「誰がサラを呼び捨てにしていいと言った?」

周りが凍り付きそうなオーラをまとう。


「アーレン私は大丈夫よ」

「だめだ、私の庇護にいる限りは公爵令嬢と同じ

扱いになるから格下の者に名を呼び捨てにされては

ならない」


「申し訳ありません」

侯爵令嬢があやまる。

「もう、その辺でいいだろう」

ここにきて初めてリカルドは言葉を発した。


「喋れたんだな、てっきり舌を切り落としたんだと

思ったぞ」

くくっと笑う。


「口を挟める雰囲気ではなかっただろう」

「とりあえずリカルドとアレイド様はこちらです」



「おやすみなさい」

二人に挨拶をしてリサと部屋に入る。


「なんか疲れたね~。あの令嬢はアーレンが好きなのかな?」

「好きというよりは条件でしょうか、婚約者もいない

次期公爵とくれば引く手あまたですし」

「ふーん、ねえアーレンがこの部屋に来るか

デザートかける?」

「来る方にかけますわ」

「かけにならない~」

リサと顔を合わせて笑い合う。


「サラ!お待たせ」

やっぱりきた~。

「ねえアーレン、私あの令嬢の名前聞いてないんだけど

なんて呼べばいい?」

「呼ぶ必要あるか?」

「ないね」

「だろ」

いそいそとベットに入り早くおいでと両手を広げた。


ほのぼのと3人で過ごしていると扉をノックする音が

聞こえた。

リサが扉に向かうとリカルドが立っていた。

「なんだ?」

アレイドが不機嫌そうに聞くと。

リカルドもうんざりした顔でアレイドに理由を話しだし

その内容にドン引きしてしまった。


「マリアンヌ譲、お前の部屋に入っていったぞ、しかも

様子をベランダからのぞいたらベットに入ってた」

・・・・・。

「なんで俺のベットに入るんだ?気持ち悪い」

「既成事実を作りたいんだろ、じゃあ俺も部屋にもどるわ、

どうせお前は部屋には戻らないんだろ?ここなら安心だな」


「ああ、お前も気をつけてな。鍵はちゃんとかけろよ」

リカルドは軽く手を挙げて出ていった。



寝静まった暗い部屋の中、アレイドに抱きしめられて

寝ていると、急な悪寒に目が覚めた。

恐ろしい予感に不安になりアレイドにしがみついた。


そのサラの気配に瞬時に目を覚まし抱きかかえ剣を

構える。

「サラ、どうした?また嫌な気配がしたのか?」

「うん、起こしてごめんなさい。アーレンが起きた途端

消えたみたい」


ああ、でも嫌な予感がする。アーレンを巻き込みたくない、

出ていった方がいいのかもしれないと思っていると、

アレイドが

「出ていくのはなしだぞ、もうサラなしでは

生きていけない」

「アーレン?」

「サラが好きなんだ」

「私もアーレンが好きよ」

もち、下心ありで!


「サラが思ってるような好きじゃないんだ、もう色々な事

やっちゃいたいくらいの変態枠の好きなんだ」

う、嬉しいけど変態宣言した場所がベットはやばくないか?

といううか変態は困る、幼女趣味ってこと?えっえ~!


「あ、あのアー・・」

すっと人差し指を唇にあてられ言葉を遮られた。


「サラ、まだよくわからないと思うけど、あまり悩まない

で君が大人になるまで何もしないから」

大人になったら、なんかすんのかーい。


「兄以上には思ってもらえてないこともわかってるんだよ

でも少しづつでも私のお嫁さんになってもいいよって

思って欲しいな」


いや~バリバリ兄以上どころか、お嫁さんになりたいです!

でも、いま言ったらまずいような気がする・・・。それに。。。


「私が愛し子だから?」

「違うよ、サラだから好き、だから早く大きくなって」


切なげな顔のアレイドをみていると胸がドキドキする。

いかんいかん、取り敢えず今はダメだ。


「アーレン?眠くなりました」


「そうだね、寝ようか」

抱きしめられて眠った、が、眠れるわけがない。

妹だと思われてると思ったから一緒に眠れてたけど

女性と見られてたなら話は別でしょう!

めちゃくちゃ意識しちゃいますアーレンさん!

これが作戦ですか!好きだー。


色々なことを考えてるうちにサラは寝息を立てて眠ってしまった。


「まだ、言うつもりなかったんだけどな君を私から

奪うもの全てから守るよ、どこにも行かないで」

サラの寝顔に囁いた。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。