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こんなのはじめて

後ろを向いていたアレイドがこちらを向き爽やかな

笑顔でサラに近づく。


「ここのお湯はね、可愛い子が入るとたまに赤くなるんだよ、恥ずかしいのかな」


なわけないでしょう!さすがの私もわかるよアーレン鼻血出したでしょう?

子供体系でも少しは膨らみあるしね、とは言えないな~空気読め!私!


「そうなんだ~もう赤くないね」と言うと、

少しキョドリながらも持ち直して、ちゃんとくくろうねっと

首の後ろの結び目をギューッと固結びにした。

取れますか?それ。。。脱ぐとき切らないとダメかも

そんなに見たくなかったのかな~。


お湯にゆったりと浸かりながら綺麗な景色だな~。

ほっこりしていると、先ほどの悪寒の正体が何なのかが

気になりだした。


あれは何だったんだろう、いやあの気配は記憶にある

でも、ありえない!絶対に!だってあれは・・・


「何を考えてるの?」

ガバッと後ろから抱きしめられた。

「ひゃっ」

「暗い顔になってた、さっき言ってた嫌な気配のこと?

心当たりがあるのかな?」

「・・・わからない・・・」

下を向いてしまう。

ぎゅうっと抱きしめられて

「サラは私が守るから心配しないで」


“うわうわー胸板が背中に当たっていますよアーレンさん

コリってあーた乳首じゃあございませんか、いくら中身が

大人でも好きな人にそんな事されたら”


ポタポタ


「お嬢様!鼻から出血が!」

「サラー!」


お湯がみるみる赤く染まり意識が飛んだ。。。


「サラ大丈夫かい、のぼせたんだね可哀想に

熱かったの気が付かずにごめんね」

「アーレンのせいじゃあ・・・」

いや?アーレンのせいよね!あんな色気だっぷりできて!


膝に乗せ飲み物を飲ましパタパタと仰いだりと

かいがいしくお世話してくれるので許しときましょう。


やっと体も心も落ち着いたので膝から降りようとしても

降ろしてもらえない。

「もう大丈夫です」

「そううだね、でも、もう少し静かにしておこうね」

「乗せたいだけだろうよ・・はう!!」

副隊長も懲りないな~、アレイドは投げた水差しが

ヒットしている、あ、鼻血。


「今日はブレイド侯爵の邸に泊めてもらう予定

なんだけど分家筋にあたるから、サラの方が上に

なるからね。遠慮しなくていいから」


いやいや私ってただの居候ですからね、しかも

ニート、養女になった訳でもないのに、メイドさん

までつけてもらって申し訳ないのに。


「アーレン?妹のように思ってもらえるのは

嬉しいけど、居候の身であんまり偉そうに

するのは、どうかと」


「妹じゃない」

ぼそっと呟いた言葉はサラには届かなかった。


馬車に乗り侯爵邸が見えて来た。

公爵邸ほどではないにしても、なかなか立派

な邸で、サラは金持ちだねぇと独り言を呟いた。


「サラ、うさちゃんズに姿を隠すように言ってくれるかな

みんないるのが当たり前になってきてるけど幻の魔獣

だからね」

「わかった」

馬車の窓から顔を出し、みんな、知らない人んちいくから

隠れてて、と、いうとピュルルル~と鳴いて消えた。


ガサ!ガガっと周りから騒がしい音ともに護衛が

何人か落馬し、馬車も止まりアレイドすらも口を

開けてビックリした顔をしている。

そして、一斉に「「ないたー」」と叫んだ。


「サラ、うさちゃんズは鳴けるのか」

「鳴くと言うか返事ですね」

「そうなんだ、凄いね。サラといると初めての事ばかりで楽しいね」


「私もアーレンといるの楽しい、いつもありがと」


馬車は侯爵邸に入って行った。




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