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可愛いは罪です

「あっ!笛の音が聞こえます、サラ様が犬笛を吹いてくれてます」

スレイが徐に地面に耳をつけ四足歩行で歩いてる。


「「!!犬!!」」


「そういえばスレイは大地の加護の他に耳に加護を受けてたな

犬並みの聴力らしい」

思い出したようにアレイドが皆に説明する。


「すごい!じゃあお嬢様の場所がわかるんですね」

でも格好が犬!

みんな心の中で思う、この能力が自分でなくてよかったと。。。

いやアレイドだけは違った!


「さあ!い・・スレイ!サラを嗅ぎ分けるんだ!」

もう犬扱いですね・・・。

「わん!」


「「返事するんかーい!」」


そのころサラは鍾乳洞に感動していた。

「うわーすごい綺麗、そういえば前世でも鍾乳洞めぐり

してたな~、こっちでもできるなんてすごい」


歩くサラの後ろをウサギモドキがついて行く、その後ろを

また少し小さいウサギもどきがゾロゾロついて行く。

時々笛を吹いてみたり、走ってみたり、風が引き込まれてる

横穴に向かって笛を吹いてみたりと楽しんで出口に向かった。

そうこうしているうちに、だんだんと鍾乳洞が狭くなり

ただの洞窟になりトンネルになった。


小さな光が見えやっと外に出られたが、方向感覚が悪いサラは

裏の森に向かってしまった。

気が付いた時には大きな魔犬が目の前にいた。

冷汗が滝のように流れジリジリと後ろに下がる。


ウサギモドキ親玉がサラの前にすっと出る、魔犬から守るように。

うさちゃん、守ってくれるの?

魔犬が動いた瞬間ウサギモドキが細くなって少し伸びた!


・・・えっ擬態?・・・


そのままサラに向かってくる、いや〜!うぇ〜んなんで

アーレンみたいに火が出たり出来ないんだろう。

そしたらこんな犬コロやっつけるのにい〜。

走れるようになっただけマシ?いやいやダメだろう!


と、急に魔犬が転けた。よく見ると地面に足を取られてる

でも、大丈夫だったよね私、普通にはしってきたもん。

ん?足をあげると今置いていた所が腐葉土に変わる。


え〜!前にフィーが私がいるだけで土地が肥沃になるって

こうゆうこと?でも自然となるのよね、もしかして体力も

ついて来て身を守るためにも使えるってこと?地面を

フカフカの腐葉土にして足止めって地味すぎない?


サラは甘く見ていた、腐葉土が底なし沼のように

魔犬を引きずり込んでいきジワジワと飲み込み

何事もなかったように普通の地面に戻った。

怖!なんか怖!


「サラ!」

アレイドの声がして目の前に走って来る姿が見えた。

「アーレン!」

アレイドはサラを救い上げて抱きしめる。

「無事?怪我はない?心配したよ」


「大丈夫、アーレンが来てくれてホッとした

なんで、ここがわかったの?」


「犬笛を吹いただろう?スレイがその音を聞いて

追って来たんだ」


“犬”

「ありがとうスレイ」

「無事で何よりです」

リサや他の団員達も追いついて来た。


「アーレン?お願いがあるの」

「何かな?」

「ウサギんんんを拾ったから飼いたいの、

子ウサギ?もいるのだけどいい?」


「ああいいよ、何匹でもサラはウサギが好きなのかな」

「うん、ありがとう連れて来るね」

アレイドから離れて木陰にいるウサギモドキを抱いて

連れて来ると、その場にいた者達から叫び声が上がる。


「そ、それはウサギではありません!只々可愛いだけの

幻の魔獣ウーサリです!しかも黒目!普通は赤目です

黒目はウーサリの長です、凄いことです」


「赤目もいるよ〜」


フヨフヨと10匹余りのウーサリが出てきて

余りの可愛さに悶え倒れた。




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