またまた嵐の予感です!!
バルコニーの椅子にふかふかのクッションを置いて座らせてもらい、
春の爽やかな風に吹かれスカイブルーの空を見上げていた。
綺麗な青空、アレイド様と同じ瞳の色だわ。
コンコン 扉をノックする音がして、リサが入ってきた。
「お嬢様、お医者様が来られました」
立ち上がろうとすると、お医者様がそのままでいいよっておっしゃったので
座りなおす。
「痛みはどうかな?」
「痛みは、全然ないです」
「じゃあ包帯を取ろうね、ギプスも今日外してしまうよ。すっかりよくなったね」
先生がそっと包帯を撫でるとサラサラと消えていく。
まだ、腕にはうっすらと傷跡が残っていたけど、あまり目立たなくなっていた。
「もう少ししたら綺麗に消えるから心配しなくてもいいよ。
もう少しの間、このサポーターをはめてるんだよ。足ももう大丈夫だね、
ただ急に走ったりしてはいけないよ。足もそうだけど、体力が
まだまだ無いから、また熱がでるかもしれないからね。」
「はい、先生ありがとうございます。でも2週間ほどで治してしまうなんて
先生ってすごいんですね」
「私がすごいんじゃあないよ、すごいのは精霊さ」
にっこりと微笑む先生はナイスミドルだ!この世界はかっこいい人ばかりで
毎日がワクワクしちゃう。
「しかし、この2週間でずいぶん言葉が上達したね、もうすっかりお姉さんだ」
「まあ、先生。私見た目ほど子供じゃあないですよ」
「そうだね」
ん?先生泣いてる?なんで?
「あとは体力をもっとつけないとね、たくさん食べてたくさん眠って、そうすれば
すぐに元気に走れるようになるから頑張ろうね」
っと、頭をよしよしされた。10歳くらいで成長止まってますもんね、精霊の加護を
もってしても、この体の実年齢はわからないんだろうな。
まあ聞かれてないし、聞かれたら答えるとしてまあこのままでいいかな~。
フィーも3年くらいで成長も追いつくって言ってたし、目指せ巨乳!
「じゃあ、また2~3日後に様子を見に来るからしっかり食べなさい」
「はい、ありがとうございます先生」
入れ違いにアレイド様が入ってきた。
「先生に聞いたよ、だけど、まだ無理してはダメだからね。それから邸のなかは安全だから
好きに歩いて構わないけど、庭園に行くときは必ずスレイを連れて行きなさい。
警備は万全だが何があるかわからないからね」
「はい、アレイド様」
「おや、アーレンじゃあないのかな?」
ふふ、やっと発音できるようになったのだよ、今まで赤ちゃん言葉だったしね。
「きちんと話せるようになったんです、だからちゃんとお名前を呼びたくて」
「そうなんだね、でもサラ以外はアーレンって呼ばないから特別感があっていいから
これからもアーレンって呼んでほしいな、できれば様ぬきで」
小首をかしげながらお願いモード・・・。
タラ~、あっ鼻血か。。。刺激が強すぎますアレイド様!!
「あー!!どうしたサラ!!大変だ先生を呼んでくれ!!」
「お嬢様!!」
はい、そのまま気を失いましたよシクシク。だて素敵すぎたんですもの!!
しかたないわよね!!
目が覚めると心配そうなアレイド様と泣きそうなリサがのぞきこんでいた。
「気が付かれましたか、お嬢様。先生は悪い所はないとおっしゃってましたが
何があったのですか?リサに教えてください」
「私にも教えてくれないか?何で鼻血がでたのかな?」
言えない!!アレイド様がかっこよすぎたなんて絶対に言えない!!
「あの、えっと~、怪我が治って嬉しすぎて?」
「ああ、なるほど」リサがつぶやく
「そうだったんだね、よかった心配したよ今日はもうゆっくり寝ていなさい」
えっ!信じた!!二人とも大丈夫?
「そうします」
恥ずかしくて布団を頭からかぶってしまったのは仕方ないよね。
フワリと冷たい風が頬をなで寒くて目が覚めた、あれから、
そのまま寝てしまったようで、すっかり日が暮れている。
あれ?バルコニーが開いてる?いつもリサがちゃんと閉めてくれるのに・・・。
薄暗い中、カーテンの後ろに何かがいる気配がする。
怖い!誰か!扉のそばにはスレイがいるはず、扉に向かってスレイを呼ぼうとした瞬間、
影は私のそばに走ってきて口を塞いだ。
〝アーレン助けて!!〟声にならない叫び声を心の中で叫んだ。。。
お礼遅くなりすみません。
ブクマありがとうございます、また評価してもらって嬉しいです。
とても励みになります、これからも少しでも楽しんでもらえるように
コツコツと頑張ります。




