↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
PR
16/53

自覚と本気と開き直り

「ぼっちゃま~!」

「アレイド!!」

「アレイド様」

なだれ込むように部屋に入り口々に主を呼ぶ。

スヤスヤとぐっすり幸せそうに眠るアレイドにさすがに使用人達は

手を出すことはできないがそこは副団長兼親友のリカルドが飛び掛かる。

『ボス!!』確かに寝ていたはずのアレイドがいない、枕を空く殴った途端、

『ガス!!』アレイドの蹴りが顔面にモロに入った。


あまりの威力に吹っ飛ぶが、受け身をとり構え直す。


「いきなり何をするんだ!」

リカルドが吠えると、それはこちらのセリフだとアレイドが言い返す。

「胸に手を当てて考えろ、まだ子供だぞ」


「?何をしたと言うんだ」

「一緒に寝たんだろう!やっちゃあいけない事してないだろうな!」

「お前、鼻血出てるぞ、ヤラシイやつめ何を考えてるんだ?」

「こ、これはお前が蹴ったからだろう!」

と、近くにあったタオルを取ると、大量の血痕がついている。

「アレイド、この血はなんだ」

「……鼻血だ……」

「お前も出してるじゃねえか!」

2人のやり取りを使用人達は白い目で見ていた。

もしかして公爵家は平和なのかもしれない。。。


「で、結局はどうなんだ?確かに綺麗な子だが、まだ子供だろう?

お前、子供が好きなのか?」

執事とメイド長は席を外すべきか悩んだが、自分たちの主の返答次第では

色々としなければならないこともあるので、空気に徹することにした。


「子供は好きだか、性的な意味では興味はないな」

「だが、どう見たってあの子は10歳そこそこだろう?」

自分でも不思議に思う、なぜあの子なのか、今までだって言い寄る

女がいなかったわけじゃあない、だが触れ合いたい女性には出会えなかった。

だが、確かに見た目は子供なのにドキドキする。

ほかの女性にはない惹かれるものがあって、あの子をただの子供とも

思えない。あの子を諦めるなんて、手放すことなど考えたくもない!!

そこまで考えて決意した、そう

「俺は変態になる!!」


「「え~~~!!」」

「お前!いきなりどうしてそうなるんだよ!」

「ぼっちゃま!お気を確かに!」

「アレイド様…」

変態宣言の主を前にどうしていいかわからず口々に動揺を表す。


「お前達、落ち着け。何も、いま無理矢理どうこうしよう思ってないさ。

幼児趣味もないしな、ただ何と言われようと手離せないんだ」


こんな主を見た事とないリカルドや執事達は黙るしかなかった。

そんな沈黙を破ったのは、やはりリカルドで誰よりもアレイドを

理解しようとする。


「どうしたいんだ、どう見たって子供だ。お前が変態だろうとロリコンだろうと

唯一の親友に変わりない、だが子供を傷つけるのはダメだろう?」

優しく諌めるように諭す。


「わかってる、傷つけるつもりはないさ。今は妹のように可愛がって

他の男を近づけないようにして、大人になるのを待つ作戦だ!5、6年なんて

あっと言う間だろう?さあサラに会いに行こう」

吹っ切れたような爽やかな笑顔がこの世のものとは思えないほどの

美しさと艶かしさを醸し出していた。


はあ〜っと皆んながため息をついたのは言うまでもない。








評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。