表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
公爵令嬢は、元魔王です?  作者: ゆー
幕間 6

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

95/598

イーリスは思い通りにならない 2

「どういうことよ!これ!」



ある日の放課後。


あれからメアリーとその周りの人間関係について調べて回った。


すると、驚くべきことがわかったのだ。



「あの女……ヴィサスだけじゃ飽き足らず、レオン殿下まで…!しかもセルパン殿下もなんて…!どうなってるの!?」



メアリーを調べてわかったことは、とんでもない三角関係だった。


レオン殿下とセルパン殿下がメアリーの婚約者の座をめぐって取り合いをしていて、それをヴィサスがことごとく邪魔をしている。


そして、肝心のメアリー本人は、興味がないのかむしろ迷惑そうにしている。


あれは、ヴィサスに親愛以上の感情を向けられていることに気づいていないだろう。



「このままじゃ、アタシが考えた【メアリーが魔王化する前に倒して、レオン殿下の好感度を上げる作戦】が使えない…!」



時間が経てば、メアリーの内にいる魔王が覚醒してしまうかもしれない。


そうなっては倒すのは困難を極めるので、転生者ならではの知識を使って先に倒してしまう。

そして、そのまま世界を守った英雄としてレオン殿下の好感度も上げてハッピーエンドを狙う作戦だ。


だが、ヴィサスがガードする対象は、殿下二人だけではなかった。


アタシも近づこうとすると、露骨に邪魔される。


例えば……



「ちょっと、メアリー様。お話が__」


「メア、行きましょう」



別の日



「メアリー様。少しだけお時間よろしい__」


「よろしくないです。メアはこれから私とお出かけする予定があるので」



と、このような具合で、まともに近づくことも出来ないのだ。



何度試してみてもメアリーには近づけなさそうなので、作戦を変更して先にレオン殿下たちに真実を伝えてヴィサス諸共対策してもらおうと思った。

が、そちらは早々に諦めた。


何故なら、メアリーの事を観察している内にレオン殿下たちはメアリーの婚約者になりたがっている事に気づいたからだ。そのためにメイドを使って度々呼び出したりしているくらいなので、その意志は固いだろう。(まあ、だいたいヴィサスに邪魔されているが)



そんな中、アタシがメアリーが本当は魔王の生まれ変わりなんだと言っても、きっと信じてもらえない。


なので、アタシが自力でなんとかするしかないのだ。



「あー……この三角関係に初めから気づいていれば、もっと慎重に動いたのに……」



レオン殿下に対する初動が悪かったせいで、まだ信頼を得ていない。


とにかく、今はいつ復活するかわからない魔王をどうにかするほうが先だ。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ