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公爵令嬢は、元魔王です?  作者: ゆー
本編 31

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コンカラーという男 16

「まずは…てめぇからだ!」



三人のガキを吹っ飛ばした後、すぐに聖女へと迫る。


あの女さえ殺っちまえば、俺を本当の意味で殺し切れる奴はいない。



「させません!」



薄い黄色の髪をした女が、聖女の前に立ち塞がる。



「だからどうした!」



俺は構わず握った拳を女に突き立てた。


やわな人間の肉体じゃ、俺の膂力は受け止められない。

女なら尚更だ。


この女ごと、後ろの聖女もまとめて殺っちまえばいい。

むしろ一石二鳥だ。



しかし、そう上手くはいかない。



「ウィンド・シールド!」



薄い黄色の髪の女が呪文を唱える。


すると、風の盾が現れ、俺の拳を受け止めた。



「ちっ!おらあっ!」


「きゃあっ!」

「うわっ!」



風の盾に防がれたがそのまま押し込む。


風の盾は俺の拳を受け止めきれず、粉々に粉砕するとそのまま後ろの女どもをまとめて吹き飛ばした。



だが、威力を殺された。


あれでは致命傷どころか、まともにダメージも入ってないだろう。



「「「あああっ!!」」」



そこに、俺の背中めがけて吹き飛ばしたガキどもが一斉に剣を振り下ろしてきた。


女たちに時間を取られている間に、体制を立て直して戻ってきたらしい。



……本当にうざい。



「うぜぇんだよ雑魚がっ!!」



空に向かって魔力を乗せた咆哮を上げる。



「ぐっ!」

「うおっ!」

「っ!」



それは全方位に広がり、真後ろに迫っていたガキ三人を再び吹き飛ばした。


ガキどもは無様に地面を転がる。



「俺を殺れると思ったか?思い上がるなよ!」



手に持った水晶が怪しく光る。


すると、ガキどもがいる地面から無数の青白い手が飛び出してきた。


そのままガキどもを地面に拘束する。



「クソッ…!」

「な、なんだこりゃあ!」

「う、動けないの…!」



拘束から逃れようともがくが、力が強くて逃げられない。



「レオン殿下!みんな!」


「おーっと、そうはいかねぇよ?」



それを見て聖女が前に出ようとするが、行く手を遮るように立ち塞がる。



「っ!どいてよ!」


「馬鹿が。どいてと言われて素直に動く奴がいるかよ。さぁ、まずは一人目だな」



右手を貫手の形にして、大きく振りかぶる。



「イーリス!下がって!」


「ヴィサス!?」



そこに、再び薄い黄色の髪をした女が、聖女を守るようにして間に割り込んできた。


無駄だ。今度はシールドを張られようと、それごと貫いてやる。



俺は右手に魔力をありったけ込めると、そのまま女たちを貫いて__






「__はいはいー、そこまでー」


「っ!?」



急に横から俺の右手を掴んで動きを止められた。


気配も何もなかったのに一体どういうことだ…!?

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