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公爵令嬢は、元魔王です?  作者: ゆー
本編 11
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緑鬼の王、再び 17

「ちなみに、ご褒美とは…?」



イーリスが恐る恐る聞いてくる。



「ご褒美ですか?そういえば決めてませんでしたね。それはそのとき()()()()()()()()()()()()()()()


「えっ!!」


「本当にいいんですか!?」


「うあっ…急にどうしたんですか…?」



二人が急に興奮したみたいに私に詰め寄ってくる。



「それはつまり!添い寝も可能ということですか!?」


「一緒にお風呂で洗いっこも出来るということですか!?」


「ちょっ、近い近い」



二人共、興奮しすぎて顔と顔が触れそうなくらい迫ってくる。


私は思わず後ずさる。



「あーんをしてもらったり_」


「逆にあーんしたりも!?」


「なんでこういう時だけ息ぴったりなんですか!」



私が後ずさりした分、イーリスとヴィサス様はさらに迫ってくる。



「わかりました、わかりましたから。落ち着いて下さい」


「あ、言いましたね!?」


「言質取りましたよ、メア。もう言い逃れはできませんからね」


「え…………」



あれ?もしかしなくても私、やらかしましたか?



まさかという思いで、魔法の言葉を教えてくれた人物に視線を向ける。



「…………」



その人物……レセプさんは、力なく首を左右に振る。




こ、この裏切り者ぉ……っ!




「そ、その…あ、喧嘩とかしたらおしおきですからね!?わかってますか!?」


「はい、わかっていますよ」


「メアもご褒美の件、忘れないでくださいね」


「うっ……はい……」



何故だか私が追い詰められている。


ご褒美とおしおきの話をしたら喧嘩しなくなるはずなのに。




……もう仕方ありません!

ここまで来たら、覚悟を決めるんですよ!

メアリー・フェリシテ!




私は覚悟を決める。


ご褒美の件は、その時の私に任せよう。

うん。

頑張れよ、未来の私。

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