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公爵令嬢は、元魔王です?  作者: ゆー
本編 11

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緑鬼の王、再び 18

「やった♪これでメアリー様とあんなことやこんなことを…♪」



イーリスはこの先の私のご褒美を想像して顔を緩ませている。



「こうなっては仕方ありません。一時休戦としましょう、イーリス様。可能な限り抜けがけはしないようにして、ご褒美の内容もお互いで確認し合いましょう」


「…うーん、まあ仕方ないか。そうしよう。でも、アナタがいうように絶対抜けがけ禁止だからね?」


「もちろんです。貴方もですよ?」


「任せなさい!」



なんか知らないが、お互いの顔を見て頷き合いながら握手するイーリスとヴィサス様。




……まあ、喧嘩しなくなるなら良しとしましょう。




「__メアリー様」


「わ!れ、レセプさん?」


「はい、レセプです」



イーリスとヴィサス様の方を見ていると、真後ろから声が聞こえてビックリした。


慌てて後ろを振り返ると、そこにはレセプさんが立っていた。


気配も何も感じなかった。

もしかしてレセプさんって強い?



「気配を消してに後ろに立たないで下さい。ビックリするじゃないですか」


「フフフ、申し訳ありません。昔から足音や気配を消してしまう癖がありまして。これでも私、かつては高ランクの冒険者だったんですよ?」



そう言って、レセプさんは片目を閉じながら右手の人差し指を唇に当てる。



「というかレセプさん!貴方が魔法の言葉を言えば丸く収まると言うから言ったのに、むしろややこしくなったではないですか!」



そのせいで、ご褒美にアレコレ要求されそうでこの先憂鬱です。



レセプさんは、私の抗議の言葉を聞いて目を少し細めた。



「…本当にそうでしょうか?」


「…どういうことです?」


「お二人を見て下さい」



レセプさんの言う通り、二人の方を見てみる。


すると、これからどうするかを仲良く話し合う二人の姿があった。


喧嘩する様子は少しもない。



「__これが、メアリー様の求めていた姿では?」


「……確かに、そうです…」


「なら、何も問題はありませんね。ミッションコンプリートです」


「まあ、はい……」



なんか、上手く流されたような気がする。


しかし、今のあの二人の姿が私の理想であることもまた事実。


なんか気に食わないが、一応喧嘩しなくなったのでこれで良しとする。



「なら、次はアタシがこのご褒美をお願いするから__」


「いっそ、二人同時にご褒美をもらうというのは?」


「お、それナイスアイデア!二人同時なら、少し過激になっても良いよね?」


「まあ、多少は…」


「フフフ……」


「フフフフフ……」




……本当に大丈夫ですよね?

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