# 第六話 ## 「八人の絆」
# 第六話
## 「八人の絆」
ドォォォォォォン!!
巨大な爆発が大地を揺らした。
怪物へと変貌したレオン。
その大きさは三十メートルを超えている。
「死ねぇぇぇぇ!!」
巨大な拳が振り下ろされる。
しかし――
ガギィィィン!!
受け止めたのは魔王だった。
「勇者!」
「分かってる!」
ユウトが飛び出す。
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「はああああ!!」
勇者の剣が光る。
ズバァァァン!!
レオンの腕に傷が走る。
だが。
浅い。
「効かないぞ!」
レオンが笑った。
次の瞬間。
衝撃波。
ユウトが吹き飛ばされる。
「ぐあっ!」
地面を転がる。
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「勇者様!」
リリナが駆ける。
しかし。
レオンの尾が迫る。
「危ない!」
アリアが飛び込んだ。
ドォォォン!!
アリアが吹き飛ばされる。
「アリア!」
ユウトが叫ぶ。
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アリアは立ち上がる。
腕から血が流れていた。
それでも笑う。
「大丈夫」
「全然大丈夫じゃない!」
「うるさいわね」
アリアは顔を赤くした。
「あなたを守りたかっただけよ」
ユウトが固まる。
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「え?」
「だから!」
アリアは叫んだ。
「好きな人を守って何が悪いのよ!」
静寂。
全員が固まる。
レオンまで固まった。
「戦闘中だぞ?」
とレオンが言った。
正論だった。
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リリナがニヤニヤする。
「とうとう言ったわね」
「うるさい!」
アリアは真っ赤だった。
エリスも微笑む。
「ようこそこちら側へ」
「どちら側よ!」
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ユウトは頭を抱えた。
六人目も正式参戦だった。
しかし。
なぜか少し嬉しかった。
仲間として。
友達として。
大切な存在として。
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その時だった。
胸の紋章が光る。
「なに!?」
ユウトが驚く。
すると。
六人の身体も光り始めた。
リリナ。
エリス。
ルナ。
ミレア。
クロエ。
アリア。
全員だ。
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グレイが叫ぶ。
「まさか!」
「知ってるのか!?」
魔王が聞く。
老人は震えていた。
「伝説の勇者に仕えた六英雄だ!」
「六英雄?」
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千年前。
初代勇者には仲間がいた。
盗賊。
魔法使い。
魔族の姫。
聖女。
暗殺者。
騎士。
六人。
そして今。
同じ役割を持つ六人が揃っている。
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「そんな偶然……」
ユウトが呟く。
グレイは首を振った。
「偶然ではない」
「運命だ」
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六人の力がユウトへ集まる。
光。
光。
光。
全てが一つになる。
「すごい……」
ルナが呟く。
エリスも驚いている。
「勇者様……」
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ユウトの剣が変化した。
黄金。
白銀。
蒼。
紫。
赤。
六色の光を宿す。
伝説の聖剣。
真の姿だった。
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レオンが焦る。
「馬鹿な!」
「そんな力が!」
ユウトは剣を握る。
不思議と分かった。
勝てる。
今なら。
仲間がいるから。
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「みんな」
ユウトが振り返る。
「ありがとう」
六人が笑う。
「どういたしまして」
「当然です」
「お婿さんだから!」
「ユウト様ですから」
「任務です♡」
「勘違いしないでよね!」
最後だけ少し違った。
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ユウトは笑う。
そして。
レオンへ向かって走り出した。
「終わらせる!」
レオンも叫ぶ。
「終わるものかぁぁぁ!!」
光と闇が激突する。
世界の運命を懸けた戦いは、
ついに最終局面へ――!
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## 次回予告
**第七話「勇者が選ぶ未来」**
決着、レオンとの最終決戦!
そして明かされる裏切りの一族の真実!
六人のヒロインたちが流す涙の理由とは――。
「俺は、この世界を守る!」
感動のクライマックスへ!




