# 続編 第一話 ## 「勇者を引退したのに、なぜか悪役ヒロインたちと同居することになりました!?」
# 続編 第一話
## 「勇者を引退したのに、なぜか悪役ヒロインたちと同居することになりました!?」
世界を救って半年後――。
ユウトは田舎町に家を買った。
小さな庭。
畑。
のどかな景色。
理想のスローライフ。
「やっと平和だ……」
縁側に座りながらお茶を飲む。
最高だった。
誰にも邪魔されない。
魔王軍も来ない。
世界も滅びない。
女の子同士の喧嘩もない。
まさに夢の生活。
その時だった。
ドンドンドンドン!!
玄関が壊れそうな勢いで叩かれる。
「嫌な予感しかしない……」
ユウトは震えながら扉を開いた。
すると。
「勇者様ぁぁぁ♡」
リリナだった。
荷物を山ほど持っている。
「え?」
「今日から住みます♡」
「は?」
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さらに。
「失礼します」
エリス。
スーツケース十個。
「引っ越してきました」
「聞いてない!」
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さらに。
「お婿さんー!」
ルナ。
なぜか家具付き。
「私の部屋どこ?」
「ない!」
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さらに。
「ユウト様♡」
ミレア。
なぜかエプロン姿。
「朝昼晩のお食事はお任せください」
「住む前提!?」
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さらに。
「ただいま帰りました♡」
クロエ。
なぜか家の鍵を持っていた。
「どうして!?」
「合鍵です♡」
「いつの間に!?」
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五人が勢揃いした。
ユウトは理解した。
平和は終わった。
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その頃。
魔王城。
魔王は笑いを堪えていた。
「全員行ったのか」
グレイが頷く。
「はい」
「勇者殿の家に」
魔王は爆笑した。
「はっはっはっは!」
「気の毒に」
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一方その頃。
ユウトの家。
「私が隣の部屋!」
「ダメです!」
「勇者様の隣は私です!」
「お婿さんの隣はお嫁さん!」
「私です♡」
大戦争だった。
家具が飛ぶ。
クッションが飛ぶ。
枕が飛ぶ。
ユウトは天井を見上げた。
「勇者やってた方が楽だったかもしれない……」
その言葉に。
全員が振り向く。
「え?」
「今なんて?」
「勇者やってた方が……」
五人は笑顔になった。
嫌な笑顔だった。
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そして翌朝。
ユウトは目を覚ます。
だが。
動けない。
「ん?」
左を見る。
リリナ。
右を見る。
エリス。
足元にルナ。
反対側にミレア。
そして。
なぜかクロエが抱き枕代わりになっていた。
「なんで全員いるんだぁぁぁぁ!!」
平和な朝。
ではなかった。
## 次回予告
**第二話「勇者の家、お風呂問題発生!」**
まさかの一つしかないお風呂!
ヒロインたちの順番争い勃発!?
そしてユウトの理想のスローライフは二日で崩壊する!
「静かな生活を返してくれぇぇぇ!」
同居ラブコメ編、開幕!




