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スペースコロニーのぼくら(仮)  作者: たいじゅ@音森の館
12/25

バカはやっぱりバカ その4

話を戻そう。


地球にいた頃小学生だったカズヤはスペースコロニーから来たということから「宇宙人」、「地球から逃げた裏切り者」などと罵られ、考えられる限りの様々なひどいイジメを受けていた。

そんな経験から、カズヤはジャンたちの嫌がらせにはまだかわいいレベルだからとあんまり気にしてなかったそうだ。

それなのに、自分を助けようとしてくれたリズをジャンが突き飛ばしたので頭にきて咄嗟に投げとばしてしまったらしい。


カズヤって病弱じゃなかったっけ?


そう思いながらリズを助け起こそうとしたら、既にカズヤが助けていた。

リズの表情がなんとなく嬉しそうに見えるのは気のせいかな?うん、気のせいだ。いや、気のせいにしておこう。


「大丈夫だよ、助けただけだから」

と、不意にカズヤにそう耳打ちされた。


こいつ、超能力でもあるのか?と慌てる僕に、カズヤは少しイタズラっぽい笑みを向けていた。


こいつ、病弱ってのは猫かぶってるだけじゃないのかな?



放課後、学校の側にある公園に集まりカズヤの今日の武勇伝の話で盛り上がっていた。


カズヤが病弱なのは事実らしく、ただ長時間激しい運動を続けることが出来ないだけらしい。

小学校の時にもイジメを受けていたことがあって、結構取っ組み合いのケンカになることもあったらしいのでカズヤ自身は別にケンカが苦手なわけじゃいということだった。

時間制限のあるヒーローみたいだなと思ったのは俺だけじゃないと思う。


「ウル○ラマンみたいって思った?」


またも僕の心を読んだかの様に耳打ちしてくるカズヤ。

うーん、やっぱりこいつは超能力でもあるんじゃ?

いや、○ュータイプにでも覚醒してたり?


そんな感じでカズヤといろいろお話しした帰り、リズに「カズヤと仲良さげだけど、いつからあんなに仲良しになってたの?」と聞いてみた。


理由は、いつか地球をその目で見にいってみたいという夢があり、地球から引っ越してきたカズヤから時々地球の話を聞かせてもらっていたのだという。


そしてリズは僕の顔をじーっとのぞき込できた。


近い、近い、近い!


思わず赤面して顔を背ける僕。


「こーら、ちゃんとこっち見て!」僕の頰に手をあてて、グイっと自分の方を向かせるリズ。

「そんなに私がカズヤと仲良くしてるのが気になったの?」と真顔で聞いてくる。


直球すぎるだろ。


顔を真っ赤にしたままリズを見つめる僕の顔にリズの顔が近づいてくる。

ヤバい、心臓がすごいことになってきた。

きっと顔もすごいことになってるだろう。

思わず目を瞑る。

耳に柔らかな感触とリズの吐息を感じた。


「大 丈 夫 だ よ、ただの お 友 達、カズヤは、ね」


そう耳打ちして、恥ずかしそうに離れるリズ。


互いにしばらく無言になった後、僕らは公園を後にした。

その途中今日の学校での話をしながらの帰り道、またカズヤの話になった。


「でも、今日一番強烈だったのはあの一言だよね」

「そうだね、あれは納得だった。」



「「地球でもこっち(スペースコロニー)でも、バカはやっぱりバカだ」」


妄想ベースなので物理原則やその道の詳しい人たちから見ると、んなわけねーじゃん!ってツッコみたくなる部分がメチャクチャ多いと思います。

楽しけりゃいいってノリなのであまり考証せず書いてますけど、そーじゃなくてこーだ!って指摘は歓迎です。

ストーリーや世界観さえ破綻しなければ、さりげなく取り入れてしれっと書き直してるかもしれませんw

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