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空とティータイム

副題:貴方に捧ぐ総ての断片

ある朝 風の慟哭を聞いた

それはさながら調べのように

この目に気怠く沁みる声


母に弱さがあるように

僕にも歪みがあるのだと


立ち位置が欲しかった

世界を絵として見れる

安全な場所を欲した

無理だと悟ってからは

代わりに頂戴した

イチゴのケーキで我慢した



ある夜 星の叫びが聞こえて

ちなみにそれは論議みたいで

迷えるこの手をそっと導く


心が万能でないように

ことばも罪を犯すのだと


この広く深い海の中心

行方知れずは運命のようで

禁止されて沈んだ思いが

蜜の香りに引き寄せられて

避けられないクレッシェンド



3つ数えて真向かいから

「君の名前を教えてよ」

所属じゃなくて性質じゃなくて

本当の君の名前が知りたい


この感情も 知覚した世界も

うまく表せないみたいなんだ

それでもきっと最上級の

愛情をもって呼んでみせる


だからおいでよ

僕が好んだ輝きのもと

君好みの甘さを作ろう


幸せの声を重ねて束ねた

宝物の名は「空とティータイム」


まとめました。読破ありがとうございました。


改めまして、壱宮和です。

これまでで一番意味の分からないことばの羅列になっているかも知れません。

しかしこれが私の詩たちの永遠のテーマです。

人と、感情と、世界とは、全て不完全で不明瞭です。

それゆえ誰しも「ことばを詰まらせる」ことがあるのだと思います。

その不完全・不明瞭な中でどのように足掻くのかは人それぞれ。

こちらの詩集ではこのような結論で締めくくりましたが、本当に人それぞれだと思います。(実際ほかの詩集では違う結論になりました。)

ではまたいつか詩は書きたくなると思いますので、その日まで。

つまらない後書きにも目を通してくださった方、ありがとうございました。


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