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1131話 敗者復活戦開始


〜メグミside〜




 男尊女卑&根性無しで、自ら無計画に試験を離脱し"立ちんぼ"に転落したオッサン達と、女装服とチンを剃られて見るも無残な落武者となったエロカス共。


 コイツ等のコラボレーションが見られるなんて……いや、ぶっちゃけ見たくないのだが……せめてもの救いは、僕のダンジョン外でやってくれた事である。



 おまけに女装側が替え玉受験を提案し、あれほど復活の機会を待ち望んでいた立ちんぼ勢が、手のひらを返したようにきょひするなんて……。


「すげぇよな〜。まさに、"コレじゃない!"ってやつ。立ちんぼ連中にとっても、さすがに女装での復活は受け入れがたかったか」


「まぁ、奴等は男尊女卑思考だしね〜」



 マサルの言うとおり、アスタリア先輩を「女如き」と見下していた石頭が、今さら変態女装服を見にまとい試験に復活なんて……


 できたとしても、プライドが邪魔して許容できないだろう。


 僕もこれ以上オッサンのスネ毛丸出し女装なんて見たくないので、ぜひそのまま全員まとめてお帰りいただきたい。



『マスター。また派閥側から"受け入れ拒否"の書状が届きました。切実に縁を切りたいようで、米粒代の文字でビッシリと"思い"が認められています』


「うわ〜最悪。僕等の方から其方の名前を出すことはしませんが、もし帰っちゃった時には其方で追い返してください。脅し道具はお貸ししますと、返事して」


『かしこまりました』



 アイツ等全員ホームレス予備軍だから、いくら僕が「帰ってほしい」と願っても、周年深く立ち続けるかもしれないけど。


 さすがに女装子の扉を開いて、"次元の扉"のすぐ側でハッテン場展開……みたいな事にはならないよね?






「おっ、動いた! メグミ・マサル、見てみろ。モンティートさんとナーティーが、次の手に打って出たぞ!」


「「えっ? うわー、折角空いたのにまた過密状態になっているwww」」



 バリカン戦争の敗者がモロ出し退場した結果、多少なりとも神口密度が下がりマシな居心地になった休憩室内に、新たな刺客が投入された。


 モツ運び競争に敗れて補欠用制服を得られず、合格の目が消えたはずの脱落者達だ。


 彼等はモンティート先輩のお情けによって、敗者復活の機会を与えられ……その機会をモノにするべく、獲物を狩にきたのである。



〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜


もし追加審査の手数料を払うなら、敗者復活戦の機会をもうけてもいいですよ。


特定のタイミングで補欠合格衣装を手にした者からその衣装を剥ぎ取り、代わりに着れば、その瞬間から貴方が「補欠合格者候補」となります。


チャンスの回数は「幾ら払ったか」で決まります。


額面の制限はありませんが、こちらも忙しい合間を縫って試験を開催していること……忘れないように。



by試験官爺


〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜



 もちろん中には腸活の餌食となり心折れ、人知れず消えていった不合格者もいる。


 だが一方で、ギリギリ合格を逃した「自分自身は無傷だった勢」は試験結果を不服に思っており、敗者復活に執念を燃やしていた。



「だからと言って、この課金額はやり過ぎじゃ……」


「いいんじゃねぇか? ソシャゲだって沼った奴は破産するまで何千万円でも突っ込むし、世の中そういうものだろう」



 マサルは「よくある事」と言いたげな口調だが、僕の価値観だとこの額の課金はあり得ないって!


 モンティート先輩も想定していなかったようで……チャレンジ権100回以上を買い取った廃課金ヤーは、参加権を与えられるだけでなく……


 特別に「破けてしまった制服を修理する裁縫セット」まで、授与されていた。






 そして……課金額に応じた装備持参で、隙間ができた休憩小屋へ突入した敗者復活希望者達は、速攻で元いた連中のケツに向けて支柱を突き出した。


<−−− グサッ! −−−>


『あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛ぁぁ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!?』



 逝ったな。


 ほぼ紐みたいな服しか着ておらずノーガードなところに、モンティート先輩が与えた課金アイテムの「支柱」がクリティカルヒット!


 刃物じゃないだけマシだけど、支柱も土に突き刺しやすいように先端が尖っているから、ダメージとしては大差ない。



「(そこに風属性のマナを纏わせて鋭く研ぎ澄ませたもんだから、殺傷力が桁違いだ! あそこは勝負あったな。女装服を剥ぎ取られ、下剋上されるだろう)」


 たとえ「合格の印」とはいえ、直前まで汗臭いオッサンが着ていた女装服を、剥ぎ取って洗濯もせず身につけるなんて、僕は絶対嫌だけど……


 世の中には「生活魔法<クリーン>さえ唱えれば、なんでも綺麗になって解決♪」とか思える、合理主義者もいるからなぁ。



「(うわー、履いちゃったよ。直前にズボったビキニとか、僕は絶対嫌だけど……。ある意味すごい世界だね)」


 その根性を別の場所に活かせれば、こんな試験を受けなくてもいい立場になれていただろうに。



 とりあえず……支柱串刺しのうえ追い剥ぎに遭い、脱落が決定したオッサン…………ドンマイ!


 記念写真が欲しい場合はダンジョンの出口で買えるから、券売機にお金を入れて申し込んでね〜。

読んでくださり、ありがとうございます!


この小説を読んで面白いと思ってくれた、そこの貴方(≧∀≦)

モチベーションUPの為の燃料……ブクマ・評価・感想・レビュー、待ってます!!

作者はお豆腐メンタルなので、燃料に引火させるのはやめてね(・Д・)

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― 新着の感想 ―
もしかして、無駄に試験続けてるメグミの本命は、こいつらが投げ捨てた派閥の方なんじゃ?、こんなんでも神様だから、帰って来られると無視は出来ないから、確実に派閥を引き剥がして、真っ当な合格組に与えるために…
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