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1113話 脳筋だけど玄人向けを好む神


〜メグミside〜




「うおぉぉっ、モンティート先輩の生戦闘! 痺れるゥ〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!」


「良いよな、アレ。派手さはないけど上手い。視覚マジックで強く見せつつ最低限のマナで仕留めているあたりが、玄人チックだぜ!」



 ルノーブル先輩のダンジョンで補欠組の面接(笑)を眺めていた僕とマサルは、パワーごり押しじゃないベテランならではの上手い戦い方を見て、歓喜。


 分かる? 分かるよね??


 パワーこそ正義の脳筋戦法もそれはそれでアリだと思うけど、やっぱり「経験を積んだ猛者の上手い戦い方」ってカッコイイんだよ!



「大先輩の女装姿は見たくなかったけどな。(まさか、そういう癖があるわけじゃ……。いや、あったとしても個人の趣味に突っこむのは野暮だが……)」


 あれ、どうしてマサルは微妙な表情をしているの?


 マサルも、パワーごり押しよりはテクニック重視の戦い方を好むタイプだし、こういう玄人チックなの好きだよね?



「殺気立っていた現場、一気に静まり返ったね。そりゃあそうか。モンティート先輩とナーティー先輩を弱いと思ってナメていたのに、前提が覆った」


 たまたま僕と<恵のダンジョン>が厄介な連中を消耗させるのに向いていたから、僕にチカラを集結してもらえただけであって……


 戦闘センスとか技術力なら、先輩方やマサルの方がはるかに上。



 パワーでゴリ押せるから直接戦闘になれば僕が勝つけど、パワー以外での実力順は未だに変わっていないんだよ。


 「上級神」っていう肩書きしか見ない奴等には、一生分からないだろうけど。






「それにしても、うわ〜。勝てない相手と理解した途端、素直だな……。あの変態制服を大人しく着ちゃったよ」


 残っている服なんて、もうほぼ紐で服のテイを成していないレディース物ばかりなのに……粗末なモノがポロリしているし、シンプルに絵面が汚い。



「すみません、ルノーブル先輩。ちょっとこのモニター、<ヒッキー>に干渉させていいですか? モザイク処理だけ噛ませるんで」


「あははは。いいぞ〜。確かにこの絵面は、生身の人間にはキツイかもしれん」



 あー、ルノーブル先輩はアンデッドだからそういうの気にならないのか。


 どうりで奉仕役として雇った魔王……もといサンドバッグの本体置き場が、地獄画図と化しても平然としているわけだよ。



「あぁ、あの魔王達か。まだアスタリアの面接で落ちた連中の接待とか、モンティートさんに煮湯を飲まされた神々の八つ当たり要員とか、仕事はあるだろう」


「ありますね。どれだけボコられても回復しちゃう霊体チートのせいで、心はズタボロでも肉体的には"常に働ける状態"だし、まだまだ仕事は沢山あります」



 とりあえず……臓物持ちじゃないことが発覚したため、腸えぐり祭りからは逃れられたわけだし、現場の後片付けでもさせておきますか?


 僕のダンジョンと違って"ウ○コ推し"じゃないのに、現場が激しく汚染されているので。



「そうだな。ちょうど近くに箒・塵取り・モップがあるから、ついでに溢れた臓物と糞尿を集めさせる。モンティートさんが大喜びで貰い受けるだろう」


 あぁ、農作物の肥料っスね。



 僕等からすると"気持ち悪いブツ"でも、魔王と神から採れた貴重な素材だから、ちゃんと発酵させればいい肥料になる。


 <農民>同盟の名前どおり、普段は農業に精を出すモンティート先輩にとっては、喉から手が出るほど欲しいお宝に違いない!


 ルノーブル先輩も、(汚い作業なわりに)ご機嫌なわけだ。






 そんな事を言っているうちに、制服の在庫がなくなり補欠組の一時選抜試験(笑)が締め切られた。


 受かった連中も総じて死んだ目をしているところが闇深いけど、自業自得すぎるので同情はしないよ。



『マスター。モザイク処理のパイプライン組み終わりました。もう見ても大丈夫ですよー。キモい部分、全部ナイナイです!』


「ありがとう! さすが<ヒッキー>、助かるよ〜」


 気を利かせた<ヒッキー>が、チンだけでなく首から下全体にモザイクをかけてくれたので、これからは気軽に動向をチェックできるようになる。



「でも、意外でした。あれだけコケにされたのに、合格者からの辞退ナシとは……! 僕だったら、泣いて逃げ帰るけどなぁ〜」


「そりゃあ当然。辞退したところで噂は回るから笑い者になるの確定だし、ここで辞退すると"単に落ちた"と誤解される。受け入れられずに時間が過ぎたんだ」



 あー、決断できず迷っているうちに締め切りがきて、そのまま流されちゃったんですね……ダセェ。


 アスタリア先輩を凌辱しようと企てくるくらい男性フェロモン旺盛なら、判断もスパッとしたらいいのに。



「決断が良すぎるのも、どうかと思うがなー。ほら、メグミもマサルもアレを見ろ。アスタリアの方……モンティートさんの所より、惨事になっているぞ」


「「えっ? うわぁ〜」」

読んでくださり、ありがとうございます!


この小説を読んで面白いと思ってくれた、そこの貴方(≧∀≦)

モチベーションUPの為の燃料……ブクマ・評価・感想・レビュー、待ってます!!

作者はお豆腐メンタルなので、燃料に引火させるのはやめてね(・Д・)

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