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1109話 そうだ、引き千切ろう!




『今日の面接なんだけどね〜。あまりに数が多すぎて、時間が足りないのぉ〜。だ・か・ら、まずは数を絞ることにしたよ〜。部位は問わないけど、ライバルの部位を10メートル分持ってきて〜』


『細くて長い方が有利よ〜。合計10メートルあればいいとはいえ、本体そのままだと……ねぇ?』



 試験官と称するキモ子コンビから、遠回しに「ライバルを殺って臓物千切ってこい」と言われた、面接前から不合格が確定している神々は……


 迷うことなく最も近くにいたサンドバッグを掴み、その中から臓物を引きずり出そうとした。



<<<<<<<<<<−−− ブチチチッ! ブチッ!! −−−>>>>>>>>>>


『『『『『『『『『『ギャアァァァ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜ッ!!!?』』』』』』』』』』


 しかし……彼等の肉体は別の場所にあり、千切れた感覚と痛みはあっても実際に中から臓物が出てくる訳ではないため、失敗。



 ならばと、前の方についている長い?モノを千切ろうとしたが、同じく肉体は別の場所にあるため、切り離してもその場でマナが空気に溶けるだけ。


『『『『『『『『『『アアァアァァァ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜ッ!!!? 俺のっ、俺のキャノンがぁ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!』』』』』』』』』』



「チッ! こちらもハズレか。というか、自認"キャノン"とかwww 役にも立たねぇドングリが調子に乗ってんじゃねぇよ!」


 感覚はリアルなので、やられた方はたまったものではないが……早取り合戦を制したのに成果物を得られなかった神々は、苛立ちをおぼえ……


 当てつけとばかりにサンドバッグの傷跡に呪魔法を放ち、永久に傷の痛みが残るよう"懲らしめ"を入れた。






 だがそんな事をしても何の解決にもならないため、生贄役として最適なサンドバッグが使い物にならないと分かった彼等は、ライバルへ目を向けることに。


 今回の面接は、押し売り派閥加入希望者が多すぎて画一的なルートを設けざるをえなかった<農民><小鬼>同盟が、後付けで企画したもの。



 つまり足切りラインなど設けていないので、面接会場にも「下の下である見習い神〜うだつの上がらない中級神」まで、幅広い層が押し寄せており……


 一度ターゲットを"神"にすると、ヒエラルキー上位者には「新たな獲物」が無数に見える状態に。



 一方、それまで狩る側としてフィーバーしていたのに、なぜかいきなり狩られる側にされてしまったザコ神達は……


「えっ? いっ、嫌だなぁ〜。僕達、格は違っても同じ"闇属性の神"じゃないですか! 仲良くしましょうよぉ〜。って、ィギャアァァ〜〜〜〜〜〜!!!?」


 必死に媚びるが、もう遅い。



 そんなに同胞意識が強い奴は、新興のうえ上級神大量殺害の疑惑がかかっているメグミに、擦り寄ったりしないから。


 それなりの情報に触れられる強者でありながら、この段階で面接に参加したということは、つまり……そういう奴なのだ。






『おぉっ、ラッキー! ちゃんと"臓物入り"だった。たまにザコのくせして内側をカスタマイズしている、生意気な奴もいるからな。普通で良かったぜ!』


『おぃっ、次は俺にも寄越せ! 再生させれば取り放題なんだからよ!! ちゃんと使い回さねぇと勿体ねぇ!!』



『分かっているって。ただし有料な。俺が捕まえた俺の獲物だ! お下がりを譲ってやるのは構わんが、対価はしっかり払え』


『勿論だ! win-winでいこうぜ!』



『グスッ……グスゥゥッッ、酷い……ぃ…………』


 だからと言って、ターゲットにされたザコ神達に同情する必要はない。



 彼等も直前までは、サンドバッグ魔王から臓物を引き抜こうと考えていたし、そもそもサンドバッグ祭りに参加したクズなのだ。


 今さら被害者ぶったところで、「お前が言うな」である。






 だが臓物ゲットに成功した神々にも、別の試練が降り注ぐ。


『臭っ! まぁいい。小腸・大腸合わせて1匹あたり7mくらい。つまり14発引き抜けば、100メートルのノルマを満たすことができる』



『保険を張るなら16発くらいいくしかねぇな。もし足りなかったとき、"もう一度取り直し"のチャンスを得られるかどうか怪しいし』


『そうだな。どうせコイツ等は再生能力持ちの"神"なんだ。何十発引き抜いたって、変わりゃしねぇさ。ってあれ? クソッ! どういう事だ!?』



『どうした?』


『アイテムボックスが使えねぇんだよ。チッ! 甘く見たな。ここは上級神<メグミ>が治めるダンジョン。アイテムボックス禁止措置くらい、当然だ』



 そう、彼等がいる面接会場もとい"控え室だった場所"は……治安維持のために、メグミがガッチガチのセキュリティーを施している。


 そのためアイテムボックスはもちろん、時空間系のあらゆる便利アイテムが使えない。



『マジかよ!? マズイな。取り出したはいいが……どうやって、この臓物を持っていけばいいんだ?』


 ヌルヌルして臭い腸16体分を抱えて運ぶなど無理ゲーであり、ここから地獄の「汚物運搬バトル」が始まる。

読んでくださり、ありがとうございます!


この小説を読んで面白いと思ってくれた、そこの貴方(≧∀≦)

モチベーションUPの為の燃料……ブクマ・評価・感想・レビュー、待ってます!!

作者はお豆腐メンタルなので、燃料に引火させるのはやめてね(・Д・)

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― 新着の感想 ―
とうとう主人公側が、 汚い理不尽押し付け始めたか( ̄▽ ̄;) 相手が、ってのもあるんだろうけど、わざわざこの方法選ぶのは、センスが( ̄▽ ̄;)
「ライバルの」と明言されてるのに、真っ先にサンドバックのブツで誤魔化す不正を働こうとする辺りw
う~ん、必要な量が キモ子コンビ「ライバルの部位を10メートル分」 アホ神()『どいつでもいいから100mか・・・』 アホ神B()「余裕を持って少し増やしておくか」 馬鹿だと読んでいるけど分量10倍…
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