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1077話 自分自身の存在価値とは?


〜上級神<ゴサン>side〜




『待て! 戦うにしても、ちょっと落ち着けよ! なんかお前等……目が据わりすぎていて、キモイぞ!! 冷静になれ!!!!』


「「「問答無用!」」」



 何故だ!?


 どうして、格下のコイツ等が怯えることなく私に向かってくる!?



 いや……そもそも、何故コイツ等は上級神である私にゴマを擦らないのだ!?


 立場的には確かに不利だ、それは認める。



 実際、ほぼ死に体だったとはいえ<闇神><コピイ><ネズミ>も殺されたしな。


 しかし、こう……上級神が纏う特有のオーラというか高貴さは、替えがきかない「統治者の象徴」だし……普通はそれに畏怖するものじゃないか?



 少なくともこれまで周りの格下共は皆膝をついてきたし、私とて格上相手にはそうやって媚へつらい引き立ててもらったのだ!


 それを短期的な有利不利……それも死に損ないの<コピイ>や<ネズミ>とは違い、まだ完全には勝負がついていない状況で態度を変え……


 本気で殺すつもりで向かってくるなんて、コイツ等の神経はマトモじゃない!!



『その、なんだ……。上級神を迎えるに相応しい労働環境を用意するなら、特別顧問として私も貴様等に、その……協力してやってもいいぞ…………!』


「「「いや、結構です!」」」



 しかも私が限界まで妥協して示した提案を、考える間もなく三人声を揃えて断りやがった!


 傲慢すぎて、思わず口が開き目が点になる。


 仮にここで勝ち切ったとして……私の後ろ盾ナシじゃ、リーダーである上級神が死に復讐の炎に燃える、派閥員の猛攻で惨殺されるのがオチだぞ!?






「自分の派閥すらクビになった"無職"に、権威もクソもあるわけねぇじゃん! 冗談は顔だけにしろって!」


『え……………………っ?』



 どういう事だ!?


 私は派閥主を次世代に引き継いでなどいないし、闇神と違って派閥崩壊を引き起こしてもいない…………何ぃっ!!!?



 無いっ、私の「派閥主」という役職名がステータス欄から消えている!!


 そして代わりに「無職」……と…………。



「ついでに、旦那業もクビになったみたいだけど……気付いている? お前、婿養子なんだろう? クビになったら、地位も名誉も財産も……全部無くなるな」


『〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!?』



 あの糞ババァ……元上司の実娘だからと礼を尽くしてやったのに、裏切りやがったなぁ!!!!


 死ねっ!


 貴様のせいで、私がこれまで築いたキャリアが壊れたじゃないか!



 今すぐメッセージで、どれだけ自分が疎かな事をしたのか思い知らせて……ブロックされている。


『(いや、さすがに酷過ぎるだろう!? そっちから離婚を切り出すなら、せめて全ての財産を手放し身一つで出ていけよ。それが筋ってもんだろう)』



 いや、だが……現実問題どうする?


 派閥主の座を追われてしまった以上、それを武器に顧問役としてメグミ陣営に入りこみ油断したところを食い尽くすような、策は取れなくなる。



 そして派閥を失った現在……私の奥の手<供物無限徴収>は意味をなさなくなり、わずかに回復した資産を再度搾り取る……という手段も消えた。


 また私個人の資産も、大半は我が城に起きっぱなしだったため、よくに取り憑かれた元妻がかすめ取ったとすれば、神力によるリソース化は不可能だ。



〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜


〜供物無限徴収〜


自分の支配下にいる者の資産を、リソースに変換して強制的に徴収することができる。


徴収した相手の資産の流動性や、その資産の場所を問わず、徴収後は全て自分の元へ引き寄せられるため、ここぞという時には有効な神力だ。


ただし0か100かで、一度徴収すると配下の資産は全て徴収されてしまうため、配下を引き留めるモノがなくなり結果として配下の離散を招く。


また<強制徴収・強制リソース変換・強制資産移動>の無茶トリプルコンボを成す神力なので、変換効率は非常に悪く……


奪い取った資産の10%程しか回収できない、コスパの悪さをあわせ持つ。


〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜






 上級神の高貴なオーラで威圧しても、ビビるどころか下品なブラック戦士オーラで押し返してくる、野蛮人共に対して……


 目に見えて分かる"権威"や"資産"といった指標がない状況で、私の存在価値を示す手段はあるのか?



『(だからといって、この状況から自力で巻き返すのは難しいぞ! メグミを殺すところまでいけたとしても、現在の私には帰る家もない)』


 こうなったら、一時的と割り切って労働条件を下げ……秘書ポジションでの就職を申し出るか?


 だが流石にプライドが許さないし、こんなブラック気質な集団が"傘下に入った労働者"にどんな対応をするかなど、火を見るよりも明らかだ。



『(絶対に、寄ってたかってイジメられる! 上級神である私に対して、コイツ等だって内心嫉妬を抱えている訳で……理不尽な八つ当たりをされかねない)』


 なら、私は一体どうすればいいんだ!?

読んでくださり、ありがとうございます!


この小説を読んで面白いと思ってくれた、そこの貴方(≧∀≦)

モチベーションUPの為の燃料……ブクマ・評価・感想・レビュー、待ってます!!

作者はお豆腐メンタルなので、燃料に引火させるのはやめてね(・Д・)

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― 新着の感想 ―
もう終わりだと、認められない情けない敵ですねwてか、派閥の皆を、一方的に、強制搾取して裏切ったの自分じゃんw搾取と見下しが当たり前になってるからw本当に馬鹿ですねw
今回も面白かった。 > そっちから離婚を切り出すなら、せめて全ての財産を手放し身一つで出ていけよ。 順序は逆だけどここだけ達成してて草 > 奪い取った資産の10%程しか回収できない、コスパの悪さを…
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