表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
現実世界でチートだった男が異世界に行ってもほぼチートだった件  作者: 松本隼龍


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

PR
47/67

朝活と狩猟

次の日の朝、イデアでランニングシューズを生み出し、軽く走る。チャルの靴も作って並走してもらったが流石猫。前屈みに走ってバランス悪いはずなのに速い。5kmほど街を走ってから補強の筋トレと柔軟を行う。

「鈍ってるなぁ‥身体固いわ。」

「流石にボクと比べるのはアレですけど確かに固いっすねぇ。」

チャルに手伝ってもらって伸ばしていくが背中と脚の裏がとにかく固い。

「自衛隊の頃はそんな身体柔らかいやつ見た事ないとか言われたものだけどなー。」

「何年経ってるんすか。はい今度はこっち伸ばしますよ。」

アタタタタ!と北斗◯拳のように言いながら巻き肩の状態を外に開いていく。そのまま股割り。

体全体が伸びた証拠に全身に血流が行っているのが分かる。どんだけ凝ってたのやら。

「じゃあちょいと着替えて外周り警邏に行こう。魔獣とかいれば退治ね。」

「了解っす。」


街の外周部分を散歩がてら見て周る。ミクニがサーツの収穫をしているのが見えた。

「おーーいミクニーー!!」

呼び声に気付きこっちに手を振って来たので近づいて話を聞く。

「カナリおはようさん。あんな遠くから呼ぶから最初分からなかったぜ。どんな視力してるんだ。」

「昔から目は良くてね。見えた時点で声出しちゃったよ。すまん。だがどうやらまた少しポガポガにやられたみたいだな?」

ミクニが収穫していたのは荒らされた中で無事だった所の回収作業だった。

「ああ。例の音の鳴る罠で駆けつけてみたがこの有様でな。何度やられても気分が良いもんじゃないな。魔獣も必死なんだと思わされるぜ。だが収穫出来る分が残るだけ対応は早くなってる。この効果をこれから何とか上げていくしかねえな。

「補助金などの件は申請をすれば通る。今は4分の1補助だけど成果上げればもっと補助が上げられるから情報と記録を適宜上げて行ってくれ。現状の事が上がって来ないと対策も取れないからな。」

「サーツも情報も収穫量が物を言うってこったな!了解だ!」

物分かりが良くて助かる。そしてその畑の状態を見て1つ思いついた。

「この足跡の状態から見るに中型4頭ぐらいか。ちょいと追跡してみるわ。仕留められたら仕留めてくる。チャル、行くよ。」

「いやいや確か明日大勝負に出発だろ?少し気分転換でもして備えとけよ!」

「いや、これも俺の仕事だ。じゃ。」

「ったく。ちょっとは止まれっての。おーい!昼飯用意しとくから程々で帰って来いよー!!」

「あいよー。よろしく!」


そのままチャルと2人でランニング再開。足跡的にはこっちだけど‥

「チャル。どこかに臭い残ってる?」

「どうやらここから左の森の方へ向かったみたいっすね。臭いはこっちからしてくるっす。」

「おっし了解。ここからは少し気配を殺して進もう。」


2人で中腰姿勢で森の中を進む。その間に89式小銃を生み出し、装填まで済ませておく。装填する時に出るガチャって音は自然界に無い音な為、獣たちは敏感に反応するからだ。


「見つけた。」


森の中の沢。そこに来て水を飲みつつ、斜面になっている所に上り下りしている4頭のポガポガを発見。


「(射角的には下向きで撃つか。なかなか撃つ機会無い射角だ。)」

チャルに離れてもらって沢の下の方に待機してもらう。撃った後逃げる個体を戻してもらい、再び撃つ為と耳をやられない為だ。


「作戦開始。」


ダダダァァァンという銃声が四度なる。3発射撃を一頭ずつ、計12発をぶちこみ、自動血抜き状態になった4頭を更に血抜きし、沢の水をイデアで出したデカい桶に溜めている間にゴム手袋を生み出して装着。内臓を取り出しておく。そのまま皮を洗い、


「持ち帰るまでに肉の状態は保っときたいよねっと。」


桶にドボンしそのままアイテムBOXへ。猪は内臓の臭いに反応して仕掛けた罠に寄って来るけどポガポガはどうか分からない。あちらの世界で捕獲していた時は、内臓を仕掛けた罠に蜂が寄って集って心臓を強靭な顎で真っ先に食い尽くすというのを目の当たりにしたものだが、はてさてこちらではどうなのか?ちょいと実験だな。


「おーい仕留めて来たぞーー!」

ミクニの下へ戻って討伐完了の報告。

「早ぇし、また遠くから呼ぶしで驚く事しか出来ねぇよ。」

「いきなり近くで言われても怖いだろうに。」

「違ぇねえ。」

そんなやりとりをしながら用意してもらった昼食を頂く。

「いやあ引きこもってた身体の凝りも伸ばして走って準備運動も出来てたから、目の調子も良くて、めちゃくちゃ標的が見やすかった。外す理由が無いね。」

「その銃って奴を取り扱わせたら勝てる者無しだなー。」

「そんな事ないさ。魔法で防がれちゃ終わりだし、外せば位置バレるし音で逃げるしで弱点は多いよ。」

「それでもやたら遠い距離から撃てるんだろう?知らぬ間にやられちゃポガポガも堪んないぜ。」


雑談を交えながらのランチタイム。まったりとした時間で先程までの現場の殺伐とした心をリセットする。


「明日の段取りは出来てんのか?」

「朝俺の新しい従者のメキがこちらに迎えに来る。街からは外れた場所で迎えてもらってガサへ飛ぶよ。」

「何で離れた場所?飛ぶ?」

「ああすまん。新しい従者は竜人族の召喚士なんだ。召喚した龍で迎えに来てくれるんだよ。」

「はぁ?!何あっさりととんでもない発言してんだ!また驚く事しか出来ねぇよ!」

どうどうとミクニを落ち着かせ、俺はブルガンジーか!とツッコミを入れられる。

「だから驚かせないように離れた場所にしてるって事。」

「竜人族に召喚士‥‥頭が追っつかねぇがソーアで色々あったってだけが分かったよ。色々と配慮してもらえてるのも理解した。ソーアの時も言ったが、こちらでもやる事があるんだろうから必ず帰って来いよ。」

「ああ勿論だ。」


ダチからのメッセージを受け取って俺は明日からの準備を進めるのだった。


「さて‥ガサはどう出るかな?」

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ